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霊装《デバイス》と最強の復讐者-復讐の焔と叛逆の覚悟-  作者: 九十九薛
第一章 最強最弱の討滅官
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崩壊と再生Ⅱ

リリスに車椅子へ乗せられ、自身が捕らえられていた施設から出ると黒塗りのセダンが三台止まっていた。

車の中から出てきた男達が車の扉を開け、中へと入り座る。

「ま、待て、貴様ら!!」

施設内から追っ手が向かってくる。

車が猛スピードでその場から離れた。

「はぁ、どういうつもりだ。お前ら、何故あと三日待てなかった?」

前に座っている女性がサングラスを外し、人目見て烏丸と分かった。

「うっ、、し、仕方ないじゃない!」

「久しぶりだな、睦月」

「すみません、ご迷惑をおかけして」

「気にするな。さてと、どこから話したものか」

沈黙が少し流れ、久嗣以外が気まずそうな顔をする。

「久嗣様、ずっと私達は貴方の帰りをお待ちしておりました!!」

沙耶音が涙を流しながらそっと久嗣を抱きしめる。

「すまない、沙耶音。お前にも苦労をかけた」

「睦月、再会に喜んでいるところすまないが大事な話が幾つかある。聞いてくれるか?」

「はい」

「お前が封印されてから少し連盟の執行部が現れ、お前の身柄を確保した。そして、私と轟、この場にいるメンバーには全員、監視がついた。お前の仲間としてな。その結果、連盟には二つの派閥が生まれた」

「二つの派閥?」

「ああ、お前を殺そうと考えている保守派とお前を保護することを推奨している革新派の派閥に。

私達はその革新派のお陰でお前を三日後に奪取する作戦を立てられたがこの馬鹿どもが早とちりして全ての計画は前倒しとなった訳だ」

はぁと烏丸が呆れながらため息をつく。

「誰が馬鹿よ!」

暴れようとしたリリスをユリアが抑える。

「今向かっている場所は旧学院だ」

「旧学院?」

「数週間前、その革新派と保守派による抗争が起きてな。学院の機能は停止、今や日本は革新派と保守派による抗争で立て直せていない状況だ。とりあえずお前の身だしなみも整えないといけないからな」

烏丸が渡してきた鏡で自分を映すとそこにはやせ細った体にボサボサと伸びきった髪と無精髭の生えた久嗣だった。

「で、ですね」

「久嗣様、こちらを」

沙耶音が封筒を久嗣に手渡しした。

封筒を開けると一通の手紙と小さな封筒が出てきた。

まず手紙を読み始めた

『久くんへ、これを読んでる時にはきっと私はいないと思う。こう見えて自分の死期は分かってるつもりだからね。最初君と会った時は何を考えてるのか分からないし子供っぽくなくて正直気味の悪い子だなって思ってた。でも、お姉ちゃんが死んだ時に泣いてた私を君は慰めてくれた。その時に分かったの久くんはすごく優しい子なんだなって。本当はもっと久くんと一緒にいたいでもそれじゃダメなの。久くんは私が居なくても頑張れるよね?掃除はちゃんと隅々までやること、ご飯も毎日三食食べること、沙耶音ちゃんを泣かせないことこの約束はちゃんと守らないと怒るからね!いつも近くで見守ってるからね、久くんの大事なお姉ちゃん彩葉より』

手紙を読み終えると涙が再び溢れた。

もう一つの封筒を開けるとそこには彩姉と香織姉さんとお揃いのペンダントが入っていた。

「俺は彩姉の命を無駄にしたくはない。自分勝手だと言うのも理解してる。けど、俺一人ではきっとこの先また挫折するだからみんなに手を貸してほしい!頼む!」

「久嗣様、顔を上げてください。私達は最初からそのつもりです」

「ありがとう、みんな」

旧学院に着いたのか車が止まり、扉が開いた。

「これが学院、、、」

車から出るとそこには確かに見覚えのある校舎があるが周りは色んなものでバリケードが引かれ、その前を守るように二人の男が立っていた。

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