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異世界の豚〜異世界に家畜として生まれた男の成り上がり  作者: アフ 郎
和国ヤマブキ・突入編
73/79

73話 冬の森

異世界にこぶたとして転生した元人間、チョップは仲間と共に、雪が降りしきるエゾンマ大森林へと向かった。エゾンマ大森林で、ユンが小さな灯りを見つける。チョップ達は灯りに向かって歩き出したのだった。






ユンが先頭に立ち、どんどんと灯りの方へと進んでいく。先程から雪が激しくなってきた。チョップはユンの所まで走り


「ユン!ちょっと早すぎ」


とユンを止めた。


「あ、ごめんね!」


「いえいえ、雪も激しくなってきたから慎重に行こう」


「分かった…!」


ギラバス、ゲル、白ゴリも後ろから合流し、はぐれないように灯りを目指す。

そして遂に、灯りの元までたどり着いた。

灯りの前にいたのはユンの父、ジン。

…では無く、消えかけの灯りの前で布にくるまっている一人の女性だった。






ユンが見たと言う灯りは、この消えかけの焚き火だったのだ。焚き火の前では、今にも凍え死にそうな女性が遠くを見ながらガクブルと震えていた。

女性がこちらに気づいた。


「そ、そこにいらっしゃいますお方…。」


「あ、温かい物を持ってはおりません、か」


そう言うと女性はバタンと倒れてしまった。


「ぎゃー!!死、死んだー!!」


ゲルが驚愕し、叫んだ。


「ウホー!ウホー!?」


白ゴリも混乱している。

ギラバスは女性の方へと歩いていき首元に手を当てた。


「!」


と、ギラバスは何かに気づいて


「まだ死んでねぇ!お前ら自分が着てる服をこの女にかけろ!」


と、「謎の女救出大作戦」が始まったのだった。








「助けて頂き、感謝する」


謎の女は、ギラバスの作ったスープを飲みながらペコリとお辞儀した。


「し、死んだかと思ったよ…」


チョップが冷や汗を垂らしながらそう話した。


「ハハ、これしきの寒さで死ぬ訳がなかろうが」


「俺たちがいなかったら死んでたよな」「ウホ」


ゲルと白ゴリが互いの働きを称賛しあった。

ゲルは自分の服を着せて、白ゴリは女性に覆い被さり、雪を防いでいたのだ。

その間にギラバスがスープを作り、女性は助かったのだ。


「それにしても貴方は、何故こんな場所に?」


ユンが謎の女に質問した。


「ハハ、実は謎の強敵と何日も勝負していてな、そこに謎の怪獣が現れ華麗に撃退した所、謎の軍勢が現れてバッサバッサと倒していたんだ」


「嘘ですよね」


ユンがマジマジと見つめた。


「い、いや本当だぞ?そりゃあ私の活躍はすごいのなんの」


「嘘ですよね」


「ハイ、嘘です」


それから話を聞いていくと、女性の名前はアルエ。エゾンマ大森林で謎の3コンボと戦っていると気づいたら大雪が降っていて死にかけていたそうだ。


「ハハ、そうだ。ここからだと和国ヤマブキが近い。助けてもらったお礼に私が案内してあげよう」


アルエの提案によって、和国ヤマブキに行く事になったのだった。



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