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異世界の豚〜異世界に家畜として生まれた男の成り上がり  作者: アフ 郎
和国ヤマブキ・突入編
67/79

67話 船旅

あらすじ

異世界にこぶたとして転生した元人間、チョップは人の姿を手に入れたスライムのゲル、かつてライバルだった金髪のギラバス、ダンジョンで出会ったゴリラ、白ゴリと船に乗りディラストル大陸へと向かっていた。






4人が乗っているのは大型船だ。

船は勢いよく海の上を走っていく。小型の飛んでいるモンスターや水中のモンスターも船のスピードには追いつけない。チョップは甲板に出てこの世界の海を眺めていた。


チョップとゲル、白ゴリは貨幣を持っていなかったので、ギラバスに全員分の船代を払ってもらった。

こぶたの時には必要の無かった貨幣だが、人の姿を手に入れたチョップは知っておいた方がいいと思い、ギラバスに貨幣について教えてもらっていた。



一番価値の低い物が「銅貨」

これだけでは何も買えない。

次に価値が低い物が「大銅貨」

これが何枚かあると、食べ物が買える。

次が「銀貨」

ポーションを買うには銀貨が無いと足りないらしい。

「大銀貨」

これがあればポーションは何個も買えて、そこそこの装備だって買えるだろう。

「金貨」

価値が非常に高く、これが1枚でもあれば貴重な武器や防具がそろえられる。

そしてもっとも価値が高いものが「王貨」

その価値は金貨の10倍とも言われているが、数は少なくこの貨幣を一生見ることがない者も多い。



との事だった。

どうやって集めるのか?とギラバスに聞くと

「モンスターの素材を売ったり、ダンジョンに入って宝箱から出た物を売ったりすると手に入る」

と話していた。

せっかく人の姿になれなんだし、稼ぎながら冒険者になるっていうのも悪くない。そういえばレガは元気にしているだろうか。一緒にダンジョンを攻略した後、レガは別のパーティーに入りレガとはそこで別れたきりだ。


「もしかしたら物凄く強くなってたりして」


チョップはレガが強くなっている想像をしてみたが、別れ際の泣きっ面を思い出すと


「まぁそれはないか」


と笑ってしまった。


「よ…よぉ」


そんな事を考えているとギラバスが話しかけてきた。


「どうかしたのか?」


「いや…ちょっとな」


ギラバスはチョップが牛侍、レガと旅をしていた時に絡んできた腹が立つ金髪だ。ギラバスはチョップと牛侍を食べようと挑発し、レガに勝負を挑み負けた。そして次に会ったのが、トライアングルダンジョンでチョップが意識を取り戻した時だった。牛侍と旅先で出会いダンジョンを攻略してチョップを助けてくれたらしい。そんなギラバスの様子が今日はおかしかった。


「あの時はすまなかったな…言ってただろお前はを食べるだとか」


なんだ、気にしていたのか。チョップはそう思い


「気にしてないし、謝らなくていいよ」


「そうか、でもレガには本当に酷いことしちまったんだよな…」


そういえばレガが冒険者を辞めようとした時、ギラバスがレガの剣を壊していたな。


「それも大丈夫だと思う。レガは今もパーティーを組んで楽しくやってるだろうさ。そうだ!レガとダンジョンに入った話があるんだけど…」


「どんなダンジョンだ?」


チョップはギラバスにアントライオンダンジョンの事を話した。3人が離れ離れになった事。そこで出会った新たな仲間の事。そしてダンジョンを踏破しレガと別れた事。ギラバスはチョップの話を真剣に聞いていた。


「そん時のレガと言ったら凄かったなぁ、ハルを守る時なんか本当に死ぬんじゃないかって思ったよ」


「ほーう!それでレガはそのハルってやつらと冒険をしてんのか!」


「うん、だからあんまり気にすんなよ!レガも楽しくやってるだろうしな!」


「それもそうだな!話したらスッキリした、ありがとう」


ギラバスはさっきよりも晴れやかな表情になっていた。


「あ、さっき笑ってたみたいだが何考えてたんだ?」


ギラバスに一人で笑うところを見られていたようだ。これは恥ずかしい。


「レガがもっと強くなってたりして…と思ってさ」


「レガとは言え、牛先生は超えられねぇよ」


ギラバスが笑ってそう話す。


「本当だな」


チョップもそう言って笑った。

レガの強さは牛侍にも劣らないまでに成長しているとは知らずに。






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