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異世界の豚〜異世界に家畜として生まれた男の成り上がり  作者: アフ 郎
トライアングルダンジョン編
62/79

62話 人の姿へ

あらすじ

異世界にこぶたとして転生した元人間、チョップは相棒の牛侍、元人間のモンスター、ゲルと共に変人の祝福を受けて人の姿を手に入れようとしていた。しかしチョップは変人の「あ、やべ…」と言う言葉を聞いてしまい、心配しながら変化を迎えるのだった。






「お、終わったわよ…」


変人の自信無さげな声が辺りに響いた。

まず最初に光から現れたのは牛侍。

真紅の長髪、同じように赤い眼、頭には牛の頃の名残か小さな角が生えていた。スタイルも良くとても美しい女性へと変わっていた。


「おぉー!!」


鼻を伸ばす男性陣。


「中々良いじゃないか」


牛侍から発せられた声は、先ほどよりも透き通っていた。


「次が心配なんだけど…」


変人は落ち着かない様子で、残っている2つの光を見つめていた。


「よっし変身完了!って…何じゃこりゃああ!?」


次に出てきたのはゲルだ。

黒い短髪に紫色の眼、スラッと伸びた身長。体にはスライムの名残かチラホラとスライムの部分が見えた。


「これ!チョップが描いた方じゃねぇかああ!」


「うるさいなぁ…ってなんだこれ!?」


最後に出てきたのはチョップ。

桃色の長髪に、大きく茶色の眼。こぶたの耳がピョコッて生えていた。いかにも美少女という見た目で男性陣は涙を流して喜んだ。


「おいいい!変人!これはどういうことだぁ!?俺の描いた絵がチョップになってんじゃねぇかあ!」


「い、いやぁ〜…これは不慮の事故と言いますか…2人の描いた絵を間違えて再現してしまったと言うかぁ…」


「も・ど・せ!今すぐ俺を美少女にしろぉ!」


「む、無理ですよ〜!一度姿を手に入れちゃったら最後までその姿ですって〜」


涙を流しながらを変人を揺らすゲル。


「まぁ、仕方ないじゃないか。イケてると思うぞ!」


牛侍がゲルに肩を回す。


「そ、そうだよ〜!ゲルかっこいー」


チョップも肩を回した。


「そう…そうか?それならまぁ納得しないでおく事も無いか…」


変人もゲルの肩を揉み


「うんうん!この事は綺麗サッパリ忘れて…」


「忘れる訳無いだろうがああ!!」


ゲルが変人をぶっ飛ばしたのだった。


「ん?白ゴリ。どうしたんだ?」


牛侍が手で眼を隠しているのを、気になった牛侍が質問した。

すると、白ゴリは牛侍とチョップ、ゲルの体を指さした。

3匹は自分の体を見る。


スッポッポーン…


「いやーん!!!」


3匹の哀れな声がこだましたのだった…。









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