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異世界の豚〜異世界に家畜として生まれた男の成り上がり  作者: アフ 郎
トライアングルダンジョン編
57/79

57話 第一の試練

あらすじ

異世界に転生した元人間のこぶた、チョップと元人間のモンスター、ゲルは戦いの末に傷ついていた。かつてチョップを馬鹿にして、戦闘になったこともある金髪ルーキー、ギラバスとその仲間達。そしてモーモウ村のぽっちゃりとした少年、コウタはトライアングルダンジョンの攻略を開始したのだった。







トライアングルダンジョンへと続く扉を開けたギラバス達。初めてのダンジョン、警戒をしながら薄暗い1本道を歩いていく。皆が緊張して声を発さない中、1人の男がまぬけな声をあげる。


「ダンジョンなんてほんとにあるんですねぇ〜」


その声には緊張感が無く、ピリピリした空気が無くなった。


「おいらも始めてだよん!」


ナマリンが釣られて訛っている声を出した。


「ナマリンさんもですかぁ」


「うん!おいら達はそこまで強くないから、ダンジョンに来るなんて考えた事も無かったよん」


「へぇ〜」


「お前たち!少しは緊張感と言うものをなぁ!」


ギラバスが気の抜けた会話に痺れを切らして話に割って入った。


「そうだぞ、ここはダンジョンだ」


チームもギラバスに続いて注意をした。が


「あれ?チームさんの声、女の子みたいに高いんですねぇ〜」


コウタがチームの声を聞いてそう話した。


「な…!?」


突如放たれた爆弾発言に、チームは口を押さえた。


「ばかやろー、そんな訳無いだろ?ここまで旅してきてそれに気づかないほどアホじゃねぇよ」


ギラバスはやれやれと言った感じでコウタに話した。


「それもそうですねぇ」


コウタもその言葉に納得し、チームの秘密は守られたのだった。


「ガハハハ!そんな話もここまでのようだぜ」


一番前を歩いているゴンダスが1本道の先にある、開けた空間を見てそう話した。


「ダンジョンはここからって訳か!」


「緊張するのねん!」


ギラバス達は開けた空間に出た。

円形の岩で出来た地面、その周りには先が見えないほど深い溝で覆われていた。

一度落ちたら二度と帰って来れないだろう。

そして地面には、巨大な石がまとまって転がっていた。


「聞いたことあるぜ、ダンジョンと言えば…」


巨大な石は、全員が円形のフィールドに入った途端、ガラガラと組み立てられていく。石は体、頭、手、足を作り上げていく。


「ゴーレムだよな!」


「ゴアアアア!!!!」


ダンジョンの守り手、ゴーレム。

対ゴーレム戦の幕開けだ。






「よし!いつもの頼む!」


「おう!」


ギラバスが前、ゴンダス、ナマリン、チームが後ろに立ち、3人が詠唱を始める。


「アースプロテクトⅡ!」「大自然!」「アタッカーソード!」


3人の詠唱が同時に終わり、ギラバスに身体能力向上のバフがかけられる。3人の魔法は、牛侍と稽古をした事により力を増し、効果を上げていた。ギラバスは地面を力強く蹴りゴーレムに向かって一直線に飛んでいく。ギラバスは必死に稽古をし、身につけた初めての技を繰り出した。


刈壊(カイカイ)


高まった身体能力で対象を乱れ切るその技は、ゴーレムの命を刈り取った。


「よっしゃあああ!」


汚い手を使わずに格上の敵を倒した。その事実が嬉しくてギラバスは叫んでしまった。後ろでは同じく喜ぶ3人の仲間達。第一の試練はあっという間に攻略されたのだった。







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