54話 変人の声
あらすじ
モーモウ村の少年、コウタは異世界から転生した元人間のこぶた、チョップとゲルを抱え逃げていた。コウタは地下へと続く階段を見つけ、降りていくと1つのドアを見つける。その先にいたのはチョップの相棒、牛侍や白ゴリ、金髪ルーキーと3人の仲間たちだった。
地下深く続く階段の先にある薄暗い部屋。そこへ少女の明るい声が響きわたった。
「皆々様〜!ようこそいらっしゃいました〜!」
声は聞こえるが姿は見えない。戸惑うこちらを気にせずに、大音量の声はたんたんと話を続ける。
「私は変人〜と申します〜!皆様には〜このトライアングルダンジョンへの招待状の紙切れを事前に送っておきました〜!」
紙切れとは、チョップとゲルがボスの置き手紙と勘違いして拾った物だ。
「これのことか?」
金髪ルーキー、名をギラバスも紙切れを持っているようでポケットから紙切れを取り出してひらひらと動かしていた。
「イェ〜ス!それにしても…どうやら貴方たちの仲間は傷ついているご様子〜」
少女の声は、回復魔法を必死にかけている金髪ルーキーの仲間ナマリン、チームを見つけたのか、そう言い
「見事、トライアングルダンジョンをクリアすれば!そこのこぶたとスライムを治してあげま〜す!」
と話した。
「もちろん挑戦するかはご自由に〜!でもそんな魔法では何時間かけても同じだと思いますけど〜…」
「それでは挑戦を待ってます〜!さよなら!」
少女は言いたい事を全て話したのか、声が聞こえなくなり、そのかわりに部屋に巨大な扉と、小さい扉が現れたのだった。




