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異世界の豚〜異世界に家畜として生まれた男の成り上がり  作者: アフ 郎
流離いのミュージシャン編
38/79

38話 思わぬ勧誘

あらすじ

異世界にこぶたとして転生した元人間、チョップは売れないミュージシャンのファイア、元音楽家のボスと共に旅をしていた。チョップはモンスターから助けてくれたご老人に稽古をつけてもらうのであった。







稽古を終えた後、チョップは疲れ果て眠りについた。チョップの側では子どもたちも一緒に眠っている。孤児院で食事を取る部屋には、ファイア、ボス、ご老人、カエン、エルーネが蝋燭の灯りと共に会話をしていた。


エルーネ

「へぇ〜音楽活動ね〜」


ファイア

「はい!とは言ってもこの前旅に出たばかりなんですけど」


エルーネは音楽活動をしていると話したらその話題にとても食いついていた。カエンは興味が無さそうにしていて、ご老人は眠っているようだ。

ボスはエルーネの反応を見て


ボス

「私たちはまだ2人と1匹…あと2人は音楽に通じる人が欲しいと思ってまして」


「エルーネさんは音楽がお好きなようだ。是非私たちと一緒に来ませんかな?」


と提案した。


「いえ、私には孤児院がありますから。でも歌がとっても上手な人なら知ってますよ?」


エルーネは、首を横に振りそう言った。


ファイア

「それは誰でしょう…?」


エルーネ

「ここにいるカエンです!」


エルーネはカエンを指差した。

皆の視線がカエンに集まった。この時はご老人も目を開けてカエンを興味ありげに見ていた。

その空気に耐えかねてカエンは


カエン

「何言ってんだよ、俺は歌なんか歌ったことがねぇよ」


と話した。


エルーネ

「知らないとでも思った?カエンが朝歌ってるの。私だけじゃなくて子どもたちも知ってるのよ」


カエン

「なっ…!?」


カエンは赤面していた。


エルーネ

「とっても綺麗な歌声なのよ〜是非カエンを旅に連れてって下さいね」


カエン

「それじゃあこの孤児院は誰が守るんだ?俺は行けねぇよ」


ローブの老人

「その点においてはご安心を、わしがおりますので」


ご老人が手を挙げた。


ローブの老人

「孤児院は守り通してみせましょう。子ども達が望むのなら、稽古だってしてさしあげますよ」


ご老人はそう言ってカエンにしっしっと手を振った。


「おいおい、まじかよ…」


「カエンが子どもの頃、自慢げに夢を語ってたわよね〜、たしか世界一の音楽…」


「い、言わないでくれ!」


カエンはさらに赤面した。


ファイア

「そういうことなら一緒に目指そうよ!世界一のミュージシャン!」


ファイアはカエンに手を差し出し、握手を求めた。ボスもうんうんと頷いている。


カエン

「本当にいいのか?じゃあ…」


カエンは戸惑いながらもファイアの手をガシッと握手した。


「よろしく頼む!」


こうして音楽家のメンバーがまた一人増えたのだった。





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