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異世界の豚〜異世界に家畜として生まれた男の成り上がり  作者: アフ 郎
アントライオンダンジョン編
20/79

20話 それぞれの歩み

あらすじ

異世界にこぶたとして転生した元人間、チョップは相棒の牛侍、ベテラン冒険者のレガと共に旅を続けていた。道中、言葉を手に入れたチョップと牛侍。一行は村の遭難した若者を探すためダンジョンに入る。しかし、あり地獄に捕らわれチョップ、牛侍、レガは離れ離れになってしまうのだった。







〜チョップの修行〜


「ハァ…!ハァ!」


チョップは今モンスターとの戦闘真っ最中だ。素早く動き回るコウモリ型のモンスターが3匹ほど飛んでいて、チョップは魔法を放って倒そうとしている。それを岩の上で見るのは、30年このダンジョンを彷徨っている大男、トギロである。チョップが


「修行をつけてくれ」


と頼み、それを了承したトギロは


「まずはレベル上げだ!」と


チョップを割と弱いモンスターがいる場所に連れてきて戦わせているのである。戦う前に古い鑑定道具をチョップにかざしたトギロは


「レベル2か…、まぁ最初はそんなもんだな」


と呟いていた。この世界には人にも、モンスターにもレベルがあるらしい。人間は職業を持つことが出来るが、レベルは100までしか上がらない。代わりにモンスターに職業は無いが、レベルの上限は無いようだ。チョップは元人間のモンスターなのでどちらか分からないとトギロは言った。


「こいつぁ…化けるかもしれねぇな」


トギロは思う。人間の様に魔法が放てるチョップは、職業を手に入れるだろう。またモンスターでもあるので、レベルに上限は無いはず…。


「将来が楽しみだ!」


トギロは自分の考えを中断し、「助けて…」と血を吸われているチョップを助けに行くのだった。






〜牛侍の1人旅〜


牛侍は退屈していた。次々と現れる猿型、犬型、鳥形などの様々なモンスターをバッサバッサと倒しながら、牛侍は退屈していた。


「もっと強いモンスターはいないのかしら…」


モンスターを突進で跳ね飛ばしながら進む牛侍の後ろには、一体のモンスターも残っていなかった。そこへ体長が10メートルはあろうかと思われる、白いゴリラが現れた。


「ちょっとは楽しめそうね」


牛侍はゴリラに向かって突進していく。ゴリラはクルリと体を回転させて突進を交わし、牛侍に拳を叩きつける。しかし、牛侍にその攻撃は遅すぎた。牛侍は体を180度回転させてゴリラの拳が地面に当たる前に、もう一度ゴリラに向かって突進した。あっさりと白いゴリラは倒れふし牛侍は退屈そうに


「あら、残念」


と言いながら歩いていったのだ。白いゴリラはかろうじて生きていた。そしてこの世のものとは思えないほどの強さを持つ牛に恐怖を抱いた。それと同時にゴリラはあの強い牛は誰なんだろうと、自分を倒した相手に興味が湧いたのだった。






〜レガの隠れルート探索〜


レガとダンジョンで会った若者3人組の合計4人は下が見えないほどの深い崖にロープを垂らし、そのロープを掴み下へと下がっていた。何故こんな事をしているのか。それはレガが崖から足を踏み外したに見つけた穴を、確認するためである。


「ヒィ!怖いよ!落ちたら死んじゃうよ!」


メガネをかけた少年、ハルが恐る恐るロープを掴み下へと下っていく


「冒険って感じだね!」


桃髪の女性、ルーは強心臓のようだ。ハルを置き去りにどんどん下っていく。


「ハァ、本当にあるんですか?穴から続く道が」


3人組のリーダー、アバラキがレガに声をかける


「たしか…この辺に見えたんだが…」


レガは周りを見渡しながらロープを掴み下へと進んでいく。


「あ、あったぞ!」


レガが叫ぶと、3人は急いでロープを降りきり、壁に空いた穴に続く道を見つけ、ハルが


「ほ、本当にあった…」


ビビりながらそう呟いたのである。


レガたちは穴に飛び移って道を進んでいく。歩き始めて3分ほど経った頃、開けた空間に出た。そこには一体の骸骨が転がっていた。


「!?」


ルーが、口を押さえる。


「大丈夫だ、心配するな」


アバラキがそう言って、ハルが背中をさすってあげた。


「ありがとう…もう大丈夫」


ルーは、そう言った。いいパーティーだな、レガはそう思い、チョップや牛侍のことを思い出して


「あいつらなら、大丈夫だよな…」


上を向きそう呟いたのだった。レガはその時、何かを見つけた。綺麗な揺かごのようなものが天井に吊るされていた。


「なんだ、あれ」


レガがそう言って指を指すと、3人もその方向を見た。


「よく分からないけど綺麗…」


「揺かごなのでしょうか?」


「行ってみるか」


3人がそう話して、レガも頷く。4人は螺旋階段のような坂を上る。4人は揺かごのそばまで来て揺かごの中を覗き込んだ。


「卵?」


4人は声を揃えて、揺かごに入っている卵に驚いたのだった。






異世界の豚〜キャラクターステータス〜


チョップ・種族・コーンポーク

レベル・2

攻撃手段・噛みつき 体当たり

魔法・アイスボール



牛侍・種族・黒赤牛

レベル・8

攻撃手段・突進 後ろ足蹴り



レガ・職業・剣士

レベル・9

攻撃手段・居合突き



トギロ・職業・大斧使い

レベル・20

攻撃手段・ぶん回し 薙ぎ倒し 反射鉄槌



アバラキ・職業・剣士

レベル・7

攻撃手段・ダブルスラッシュ



ルー・職業・アーチャー

レベル・6

攻撃手段・ライジングショット



ハル・職業・ソーサラー

レベル・6

魔法・ヒーリング


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