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異世界の豚〜異世界に家畜として生まれた男の成り上がり  作者: アフ 郎
アントライオンダンジョン編
13/79

13話 レガの勇気

あらすじ

異世界にこぶたとして転生をした元人間、チョップは相棒の牛侍、道中でパーティーを組んだレガと共に旅を続けていた。2人旅をしているジン親子の持っていた不思議な杖を使ったことで、チョップ達は言葉を話せるようになったのだった。


牛侍

「なんで、そんなに眠れるのかしら…」


牛侍が早朝に爆睡するレガ、ジンを見てそう言った。


ユン

「ねぼすけだね…」


ユンが呆れて「まったくだわ」牛侍がそう返した。

レガ、ジンの2人はチョップ達が眠っている時、剣の上達を目指して戦っていたのだから無理もない。

チョップたち3人はそれを知らないので


「そろそろ行くよ〜」


そう言ってレガとジンを引きずるのだった。

レガは一向に動かない。結局、正午まで2人は眠り続けたのだった。


正午になり目を覚ましたジンとユンの2人がそろそろ旅を再開することになった。


ジン

「その杖は差し上げます。どうせ売るつもりでしたから」


チョップ

「ありがとう!ジンさん」


ジン

「はい、それではまたどこかで」


ジンさんは笑顔でそう言ってから、こちらに背を向けて歩き出した。


ユン

「またね…!」


ユンもちょぷたちにお別れの挨拶をしてからジンの後ろをついていく。

ジン親子の姿が見えなくなって


レガ

「俺たちもそろそろ行くか!」


「ブヒブヒ!」「モォ〜!」


3人旅が再開された。






レガによると、この森を抜けた先にアザ村より少し大きいくらいのモスイ村があると言う。

チョップ達はモスイ村を目指して歩くことにした。


チョップは休憩中にユキさんから貰った魔道書を読んだりして歩いた。

空が夕焼けに染まり始めた頃、3人はモスイ村に到着した。


レガが宿屋と牛侍が眠れる場所を用意してくれた。

そして「ムクイの飲み屋」という食事処でご飯を食べたのだった。

ちなみに全てレガのお金である。

「レガ・・・ごっつぁんです」

心の中でレガに感謝をしつつ、豚用のサラダを楽しんでいると聞き覚えのある声が聞こえた。


「あれ〜?こんな所に冴えねぇおっさんがいるぜ」


金髪の髪をかきあげながら、アザ村でレガの剣を折った冒険者が入ってきた。


金髪ルーキー

「何してるのかなぁ?こんな場所で…」


いちゃもんをつけられる何かがないかと探す金髪の冒険者はチョップを見つけた。


金髪ルーキー

「あれ、この豚この前もいなかったか?この牛も…」


そして金髪は手をポンと叩き、何か納得したようだった。


金髪ルーキー

「お前、豚と牛で冒険者続けてんのか!これは笑えるぜ!」


立て続けに


金髪ルーキー

「こいつら美味しそうだな、どうだ?俺が買ってやろうか?」


と言った。「うるせえな、こっちが食ってやろうか。草食だけど」とチョップは気にしていなかったのだが、その言葉はレガの逆鱗に触れた。

バッと立ち上がったレガは木刀を金髪の額の寸前で止める。


レガ

「いい加減にしろよ、お前ら。俺の大切な仲間に、舐めたこと言ってんじゃねぇ・・・!」


凍りそうなほどに冷たい視線を金髪に放ちそう言った。


金髪ルーキー

「ハッ!木刀一本で何言ってやがる!おっさんがカッコつけてんじゃねぇよ!」


ひるまない金髪に罵倒され、レガは一歩後さずってしまう。

しかし、後ずさった自分の足に何かが当たったような感覚があった。何かはチョップの前足だった。

チョップは軽く前足でレガの足を押した。レガはこの時、ジンの言葉を思い出していた。


ジン

「そんな時は自分の横を見るといいですよ、貴方には心強い仲間がいらっしゃる」


レガはチョップと外にいる牛侍を見た。

チョップは頑張れ!と小声で話してくれて牛侍は小さく頷いているようだった。


レガは自分の心体が奮い立つのを感じ、冒険者になって一番の勇気を出す。


レガ

「決闘だ金髪。1対1で勝負しろ!俺が勝ったらチョップに謝れ」


レガは後さずった足をもう一度前に出して金髪に言い放った。

今夜、決闘が始まることになる。


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