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令嬢のなかに俺は生きている  作者: やつれた人形
6/10

4話 鈴木シンジ

よっす 俺の名前は鈴木シンジ

今回は俺がメインだ!俺の昔話をしよう

そうだな…話が長くなりそうだから高校生の時の話でいいかな?さらに前の話は気が向いたら話そう


俺はどこにでもいる高校一年生だ

スポーツもそこそこできるが爽やかさ系男子ではない

アニメや漫画、ゲーム、好きなものは時間はおしまない、そこそこの知識はあるがオタクと言うほどでもない

全てそこそこ出来るどこにでもいる高校生だ

ちょっとコミュニケーションが苦手でクラスではインナーキャラだったが能力値は平均なので気にしてない

友達は指で数えれるほどしかいないが

それでもその友達とはちょくちょく遊びに行って

そこそこ充実してる

そんな俺の人生に終わりがやって来てしまったのだ

高校三年生のある日俺は2ヶ月前にできた校内でトップ3に入る程の美女の彼女とのデートのため

集合場所に向かっていた

集合時間まであと7分、5分前にはいなければ男として失格だと思っている、いつもは10分前にはいるのだが今日は寝坊してしまった

彼女はいつも5分前には来てるのでタイムリミットはあと2分だ

俺は全速力で走る、集合場所には余裕な顔で歩きながら登場したい、なぜなら全速力で走ってくるところを見せたくないからだ

時間的に最悪同時に到着もしくは先にいるかも知れない、見られそうなギリギリの位置まで走って行く、後ろが騒がしいが気にしない、もし全速力で走ってる俺のせいだったらごめんなさい!


ふっギリギリついたな やべぇ!

もういるじゃねぇか!



「ごめん 遅くなったかな」

「まだ集合時間まで5分ありますよw」

「待たせたかな?」

「私も今きたところですw」

「じゃあ、行こうかw」

「はいw」


え、笑顔が眩しい!

なんでこんな可愛い子がおれと付き合ってくれるんだ!?

俺は、俺は幸せ者だったか!


「おっ、警察と救急車だなんかあったのかな?」

「大丈夫かな?」

「まぁ、俺たちには関係ないし大丈夫だろ?」

「どこに連れていってくれるんですか?」

「少し遊んだあと夜景を見るつもりだ場所は行ってからのお楽しみだ」

「はいw」



「邪魔だドケーー」

「えっ? マジか!」

後ろから声がしたと思って振り向くと

黒いフードを被った男が赤く染まったナイフをもってこっちに走ってくる


「そいつは通り魔だ!捕まえてくれ!」


知らねぇおっさんが叫んできた

いやいや、無理だから

道を開けよう 命が大事だ


「ちっ! だったら男は殺して女を人質に」


はっ?こいつ今なんて言った?

女を人質に?俺の彼女を?あいつが?

あの汚い手で?俺の彼女を?


「に、逃げよ」

「ちょっと待ってて」


あいつと俺たちの距離は残り1メートル俺はともかく彼女が危ない、ならやることは1つ


相手がタックルをしてきた

俺は吹き飛ばされず耐える

相手がナイフを腹に刺そうとしてきた

俺はそれを受け入れ相手の股間を蹴る

相手が倒れこむ、顔を両手でしっかりつかむ、

そして勢いよく顔面にひざを叩きつける

俺の勝ちだ


「大丈夫だったか?」

「シンジくん、それ」

「ん?」

「お腹」

「大丈夫、大丈夫さっき救急車いたしこれなら何とか」

「お前ら全員しねーー」


急に男が立ち上がったと思ったら懐に爆発物らしきものがあった

規模はどのくらいか知らないがここでは危険だ

男は足が生れたての子鹿のようだ逃げるなら今しかない

俺は彼女をお姫様抱っこし救急車の音が鳴ってる方に走り出す体感的には1分進んだ距離から推測するに7秒、約50メートル離れた所で爆発の光がきた音と同時に俺と彼女の体が浮き上がる

今になって伏せておけば良かったと後悔する

彼女の頭を抱き俺が下敷きなるようにする

そうとうでかい爆発だったのだろうか

爆風がヤバイ 熱も多分ヤバイ

視界が黒くなっていく

最後に思ったのは彼女の安否と怪我して人1人抱っこした状態で50メートル7秒で走りさらに吹き飛んでいるなか彼女を守るようにした俺への賞賛だった





「死ねねぇーーー俺はまだ死ねない!まだ彼女とイチャイチャするんだーーーー」


「ホッホッホ、元気でええのぅ」


「なんだこの木は?でかいな」


「お主、異世界に送られる最後の人間じゃよ、おめでとう」


「いや、俺は帰る、帰って彼女とイチャイチャする」


「じゃあな少年、楽しめよ」


「分かってくれたか、じゃあな」



また視界が黒くなっていく

そして視界が明るくなる


「おい、どこだここ」


見渡す限り白い世界、そこには何もなかった、

声が聞こえる

(リリアス、あなたの名前はリリアスよ)

どういうことだ?


不思議に思っていると壁の一画がスクリーンのようになり外の世界が目にうつる


そこで俺はここがリリアスと言う女の子の中だということと地球ではないことを知ることになった

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