2話 クラスメイト
私は天才だ
だから学園に来ても先生の授業もどうせつまらないだろうと思っていた
その予想は間違っていた、そもそも授業がない。
学園のよく分からない仕組みで総合的な成績の上位10人は特別クラス みんなには災害クラスと言われている
総合的に成績がいいとは言ったが
つまりは戦闘力がずば抜けてるということ
1位から3位は1人で大陸ひとつを10秒かからずに地図からなくすことができる4位から8位は国1つを余裕で潰すレベル、9位は秘密兵器
10位は9位を相手に30秒以上対抗できるもの
こんな感じに順位付けされている
私は10位だ年に一度の格付け大会まで順位は変わらない
今年はなんと1位から8位まで最高位
つまりさっきの説明はまったく意味をなさなくなる
8人とも大陸を潰せるってことだ
9位と10位は新人だ、前の9位と10位は今なにをしてることやら
「初めまして、9位の佐々木 明です同じ境遇どうしがんばりましょう」
これは私に言った言葉じゃないこいつは私に興味すら抱いてない
「10位のリリアス アーリトリアです」
「やぁ、 よろしくね佐々木くん さてこのクラスでやることを説明するね、まずこのクラスでは教師による授業はない個人の自由にしているクラスだ修行するのもいいし遊ぶのもいい」
「えっとじゃ今からなにをするのかしら?」
私の前に立ちずっと見下ろしてくる2位の人に質問する
「珍しいね、このクラスに地球からの転生者転移者以外に入るひとがいるなんて」
「え?」
「あぁ いやいや、深い意味はないから気にしないでいいよ」
「そ、そうなんですか、佐々木さんはなんでその地球という所から来たか分かったんですか?」
「名前って言うのもあるけど 対面するとね分かるんだよ魂が震えるって感じかな?ようするに共鳴するってことだよ」
「そうなんですか」
「とりあえず今日はかえっていいよ 新入生だしね」
「分かりました」
なんか居心地わるいなぁ みんな敵意むき出しって感じだし
(お疲れ様w)
貴方はいつも変わらないわよね
(そうだな、)
あの人たちのことどう思う?
(そうだな、凄く危険だ多分9位が異世界人のことを確認したまでは良かったがお前が異世界人じゃ無いって分かった瞬間いきなり精神汚染魔法をかけてきやがった、俺がいなかったら今頃お前は… とにかく危険だ)
そうね貴方がいなかったら私は危なかったわ
でもあのクラスには行かないといけなくなるわ
(はぁこれから俺は大変になるな、主にお前を助けるために)
苦労をかけるわ それにしても貴方は凄いわね
いろいろできて私も天才だけど上には上がいるわね貴方には勝てないわ
(うそつけ、頭脳戦333勝422負 お前には体もある、お前が死ねば俺も死ぬ他にもいろいろあるがお前の方がスペック高いだろ)
どうかしらね? あと頭脳戦の方はちょっと盛りすぎよ貴方は178回も負けを認めて無いのかしら?
(かわいくないやつだ)
はいはい今日はもう疲れたわ
おやすみ
(寝たか、 すまんな精神汚染魔法はあいつ1人からじゃない9人全員からかけられていた、お前からしたら気づかない程度のかすり傷だったとしてもお前に傷をつけさせたことには違いはない、今までは趣味で俺のチートを育てていたが本格的に鍛えるか、今のままじゃこいつを守りきれない)