9話 ステータス
学園のイベントはとても盛り上がり興奮の余り夜も騒ぎ寝る時間が極端にすくなるのに人の盛り上がりは止まらない
闘勝際も1日目と2日目も終わり目玉である3日目が始まる
(いやー、2日間でできるだけ強くなろうと思い頑張ったら思いのほか強くなったな、努力漫画の主人公がかわいそうになるぐらいの成長をとげてしまった)
何言ってるの? 強くなったのはあなただけじゃないわ 実力差はそんなについて無いはずよ
(いやいや、そもそも確認する方法がねぇって
俺には肉体が無いから魔法に集中できるがお前は違う、つまり俺は魔法しか強化しなくて言い分お前より強いのは当たり前だ)
まぁあなたが普通に魔法使ってもみんなは私が使ったと思うでしょうけどね
「リリアスさーん」
「あらあなたは確かニーナさんだったかしら」
「忘れたんですか?」
「いえ、それで何のようでしょう?」
「あのねー本当はあなたに関わるなって言われるだけど私リリアスさんのステータスが気になってな、何でかステータスが見れないんですよー何かの道具とか魔法とか使ってるのか?と思ったんですけどー分かんないから 直接聞いちゃえばいっかっ!と思ってー」
(マシンガントークだな)
「えっと、そのステータスってなんですか?」
「あれ?リリアスさん知らないの? ってことは誰かが道具か魔法でも、って考えも分かんないしいっかっ! それでね!魔力を全身に纏ってステータスって念じるの後はこの紙を持ってるだけで情報が書き写されるの!」
「はー」
「とりあえずやっみて!」
(お前ステータス知らなかったのか そういえば俺も試したことなかったな)
「分かったわ ステータス」
ん?頭のかなに情報が伝わってくる
アーリトリア リリアス
性 女 歳 13 種 人
体力 500 魔力2500
力 50
知 2000
速 450
何とも言えない表記だったわ
もっとこう詳しく分からないのかな?
「はいこれ」
「えっ?何これ超テキトーなんだけど!」
「えっと 普通と違うのかしら」
完璧な私がミスを?
「まぁ 慣れないならしょがないとこれだけで地球出身じゃないのも分かったし じゃあねー!」
「なんだったの?」
(ステータス!)
名前 鈴木 シンジ
種族 生物ではない何か
スキル
構築
解体
合成
分解
操作
生成
消去
創造
防壁
付与
「はぁー で、あなたのステータスは?」
(ごめん俺も失敗だったわ流石に思考が追い付かん)
「ステータスなんて概念自体知らなかったわ」
(俺は知ってたけどな 俺のはできが悪すぎる
これじゃ俺は将来が不安だな)
「あなたのもできが悪かったのね」
(あぁそうとうにヤバイ、身体能力はともかくHPとMPが無いってありかよ)
「何を言ってるかよく分からないけどお疲れ様」
(まぁいいよ、多分最強だから)
「あなたが最強とか宝の持ち腐れね」
(うるせぇ )