言葉の地平線にて
久しぶりの投稿がこんなんで申し訳ないです……
「利用者たる人間諸君!
我々だ!館長だ!
……ん? その「さっきまで読んでいたエロマンガは!?」みたいな顔は何だ? なんなら続きは我々でやって欲しそうな顔にも見えるが……
残念だったな!! 我々のないすばでーは目に見えない鉄のあはーんで守られているのだ!! 多分!!
さてさて、冗談はここまでにしよう。我々は人間が読んでいたのがスケベなマンガではないと知っているからな。偉いだろう?
そう!! 我々は大人だから褒められたいのを我慢しているのだ!! 解説続行だ!
人間、君はこの物語を読んで違和感を感じなかったか? もし感じなかったら……
少々国語の勉強ができていないか、だいぶ疲れているか、物語の魔性にやられているかのどれかだ。……3番目はなかなかないと思うがな。
我々は物語の作者ではない。登場人物でもない。だが問題点を取り上げる事ならできる!
ちんぷんかんぷんな用語の海!
やたら多い誤字!
整合性が見られない気が狂った様な展開!
これらが物語を駄作たらしめてしまっているのだ! なんと悲しい事か!
そこで我々は我々以上にバケモノチックというかほとんど神同然な友人に助けを求めた! カモン!!」
「……カミサマ扱いはやめろ。私はただの女だから……
ああ、こんにちは。……名前はまぁ、分かる人には分かるし、色々とややこしくなるから言わない事にしておくよ。これからの事について分かりやすく話すから、飽きずに聞いてくれると嬉しい、かな。
こいつが言っている通り、彼女達の物語は破綻した。はっきり言って、続けられないんだ。
でも、私は「全てをやり直して」運命を少しずつ修復できる。
これは本来許されない行為だし、物語は相変わらず拙いままだ。おまけに今までのペースでは進めないだろうけど、嫌なら見なかったらいいし、気にしているならまた彼女らを見守って欲しい。
……私からは以上だ」
「ふむ、ビシッと決めてくれたな!我々からも言いたい事は山ほどあるぞ!
……いつまで待たせるのだ!?早く褒めてくれ!!我々のティーンエイジャーガラスハートはもうバリバリだ!!ホラはーやーく!!はーやーく!!」
「自分で「大人だから」とか言ったくせに、なんだその態度は……まず私の場所を我が物顔で乗っ取るな、元いた世界に戻れ。移動図書館はもうおしまいだ」
「えー。でも我々聞き分けいいから今は引いてやる!誤字じゃないぞ、実際トラックを引いているからな!!
さて人間、今度は我々の私立図書館に遊びに来たまえ!!歓迎するぞぉ!!アディオゥス!!」
「……何を言っているのやらと思ったな、私もだ。あいつは基本謎でしかない。
さぁ、長々と話されて疲れただろう?そろそろ終わりにしようか。──ではな」




