おかけん! 通り魔事件
初セッション。
GMは灰色が担当しております。
[1] おかけん!通り魔事件
By 灰色
04-26 23:48
[2] By 灰色
04-26 23:53
約一ヶ月前から、ある町ではこのような噂がまこ としやかに流れていた。
「風の無い夜、狼が人を襲う」 「狼の鳴き声と共にそれはやってくる」 「それは鋭い爪と牙を持ち、動くもの全てを喰い 尽くす」
現に狼の鳴き声を聞く者もおり、死傷者は片手で は足りない程に増えていた。
その噂はある大学のオカルト研究サークル、通称 オカ研にまで届き――
[3] By 春雨
04-27 00:00
オカ研部室にて。黒髪の男は優雅に茶を一服しな がら、そのウワサを聞いていた。
木根「狼…ふっ。これはまた興味深いな…」
[4] By 灰色
04-27 00:05
武若「……また何か面倒なことを思い付いたんで すか?」
心底面倒くさそうに、男に噂を伝えていた女性は 言った。
[5] By 春雨
04-27 00:15
男-今年で20になる木根卓也はゆっくり立ち上 がると窓の外を憂うように眺める。
木根「月夜に轟く悲鳴。上がる血飛沫。闇の中に 光る2つの瞳…。なす術もなく脅える被害者に救 う術を持たない哀れな警察…。」
木根は女―今年で19になる武若灯をばっと振り 返る。
木根「これは我らオカ研の出番と言わざるを得ま い!!」
[6] By 灰色
04-27 00:25
武若「あの、我らって私も入ってます? 私オカ 研じゃないですし、そういう意味で話したわけで もないです」
妙に気合いの入ってしまった木根に、武若はため 息を吐きながら答える。
武若「狼云々はただの噂だと思うんですけど、私 の友達が怯えちゃって。実際通り魔は居ますし、 護衛に男手欲しくて……頼まれてくれませんか」
武若「あ、勿論私も一緒にです。木根さんに送り 狼になられたら最悪ですから」
[7] By 春雨
04-27 00:32
木根「…ふ。照れ隠しなんかしなくても灯ちゃん は立派なオカ研部員じゃないか。大丈夫。その友 達のこともキチンと保護しよう。―ところで。」
木根は灯からスッと顔を背けると聞いた。
「その道、というのは、昼間は明るいのかな?」
[8] By 灰色
04-27 00:41
武若「私は陸上なんですけど。砲丸の代わりに木 根さんの頭をぶん投げますよ」
1D6→3
武若「ああ、因みに、わりと暗いらしいです。そ の子、大学から一駅の所に住んでるんですけど、 まず周りに人通りがないみたいですね。そういう 場所だから通り魔が怖いと」
[9] By 春雨
04-27 00:47
木根「そうか…(最近見たホラー映画のワンシーン でそんなのがあったんだよなぁ…)」
木根は灯から頭を庇いつつも呟く。
木根「ともかく、君の友人の元に行こうじゃない か。」
[10] By 灰色
04-27 01:01
部室にいたようだし 時間は放課後。
辺りは薄暗くなっており、下校する人がぽつぽつ 見える。 校門で武若と木根が待っていると、黒髪の少女が 駆け寄ってきた。
「ごめんね、遅れちゃって!」
慌てて灯に言ったあと、木根を見て俯いた。
「あ、あの……灯ちゃんが言っていた人ですか? うわぁ、かっこいい……」
彼女の名前は春日彩。武若と同じ学科を取ってお り、よく話す仲だそうだ。
木根に対し積極的な態度だ。
[11] By 春雨
04-27 01:13
木根さんのイケメン()だものね。
木根、武若、春日は帰り道を歩き始める。
木根「春日さんは最近の通り魔事件について何か 知っているのか?」
灰色さん考えることある? サイコロふる?
[12] By 灰色
04-27 01:22
イケメン()だもん。性格知らない女の子は落ち るよ。
大丈夫。
彩「はい! 怖くていっぱい話聞いてきたんで す!」
武若「ただの噂好きなんじゃないの?」
彩「違わない! それで、私が聞いた限りなんで すけど……」
春日彩の話を纏めると
通り魔は『狼』と呼ばれている
約一ヶ月前に急に活動を始め、二、三日に一度は 現れる
狼が現れる前は風が無くなり、狼の遠吠えが何処 からか聞こえてくる
木根さん運でダイスプリーズ 1D100です
[13] By 春雨
04-27 01:31
66
成功です!
[14] By 灰色
04-27 01:40
では、さらに追加情報
彩「そういえば! 最初に狼が発見された場所な んですけど、隣町の森の中らしいです! 例 の!」
武若「森?」
彩「うん。知らない? 隣町の森、たまに変な人 たちが出入りしてるって言われててね、誰も近付 かないようにしてたんだよ。だけど一ヶ月前、そ の森に入ってた怪しい人たちが最初の被害者に なったんだって! 何人かが亡くなって、逃げ延 びた人が狼だって言って、それからこの噂が広 まったんだよ」
武若「……オカルト?」
彩「オカルトだね!」
何かダイス振りたい行動あればいってくれたら
[15] By 春雨
04-27 01:48
木根「そうか…ふふ…やはりな…。」
彩「?木根さん、どうかしましたか?」
木根「春日さん、その死体の様子とかは詳しく分 かるか?」
1D100でふったら78だったよ~ でも彩の知識はあるかね?
[16] By 灰色
04-27 02:02
木根さん運良すぎぃ!
しかし……。
春日は木根の言葉にやや引きぎみだ。
彩「え、死体……ですか?」
武若「こら、女の子に対して何てこと聞いてるん ですか」
彩「うーん、流石にそんなことまでは聞いたこと はないですけど……あ、でも、狼に食い殺されて も血は出ないって噂はあります。体が傷だらけな のに。血まで食べられるって」
1D100→45 成功
そこまで言ったあと、何事もなく春日の家に着い た。
春日の家は狭い路地の奥にあり、どこか寂しい雰 囲気のアパートだ。彼女はそこで一人暮らしをし ている。
彩「ありがとうございました! 木根さんといっ ぱい話せて楽しかったです!」
[17] By 春雨
04-27 02:25
木根「いや、紳士として当然のことをしたまで さ。こちらこそ、質問攻めにして悪かったね。必 要とあらばいつでも呼んでくれ。」
木根さんの顔は生き生きしてるよ!
春日さんが家に入ったあと、木根さんは高らかに 笑い始める。
木根「ふはははははは!!!面白いオカルト起これと 毎日ハムスターに祈っていた私の努力は無駄では なかったようだな!!」
[18] By 灰色
04-27 02:39
運 1D100→92 失敗
どうやら木根さんの声は春日彩に聞こえてしまっ た様で、扉の向こうから小さな悲鳴が聞こえてき た。
武若「……明日から木根さんは来なくていいで す。というか今の多分聞かれましたよ、また敵 作っちゃって……」
流石に武若も呆れ顔だ。
辺りはもう大分暗くなっている。 アパートの近くは人通りがなく静かだが、少し歩 けば駅と大通りに繋がっている為に明るい場所に 出られるだろう。
武若「どうします? 私としては、明日も学校で すし帰りたいです……講義は昼からですけど」
[19] By 春雨
04-27 07:52
なん…だと…!?>(°д°) せっかくネコ被ってたのに(笑)
SAN値チェック精神 1D100→31
木根さんはそんなことじゃ動じないメンタルを持 ち合わせていたよ!
木根「何を言っているんだ灯ちゃん。今から隣町 に向かうぞ。ここから大通りに出て電車に乗るん だ。」
[20] By 灰色
04-27 09:10
木根さんwww図太い人だなぁwww
隣町ということは森に向かう感じかな?
武若「……構いませんけど、もう真っ暗ですよ? 今の時間に森に行くつもりなら自殺にしか思え ないです。時期的にも危ないですし、おすすめし ませんけど」
武若は心配そうだ。 しかしちゃんと木根に着いていく気はあるらし く、帰る様子はない。
森の位置を知っているか知識ダイスプリーズ 1D100です。
あと女の子連れ出してる自覚プリーズww
[21] By 春雨
04-27 16:25
54 成功です(´∀`)
木根「だからこそ都合がいいんじゃないか。今か ら行けば噂の狼の観測が出来るかもしれないだろ う?さぁいくぞ、灯ちゃん!!人類の安息のため に!!」
やっと部活終わったよ~
[22] By 灰色
04-27 16:43
あらま成功か……。
では、ここからなら電車で十分、二駅です。電車 を降りて二十分歩いたくらいにその森はありま す。
暗い道ですが、何の問題もなく二人は森に辿り着 きました。風が止むことも狼のような遠吠えもし ません。
例の森はなかなかに広く、時間帯の影響もあって 暗いです。因みにこんな自然があってもおかしく ないくらいに辺りは閑散とした田舎風の場所で田 んぼなんかもありますが、交通はわりとちゃんと してます。昼間は交通も多いです。
例の森ですが、木々は鬱蒼と繁り中は真っ暗で す。月は満月ですが、流石に灯りがないと入るの は問題があるかと。
武若「……もしかして、入るんですか? 携帯の 電波が入らないことはないでしょうけど、危ない ですよ」
どうします?
[23] By 春雨
04-27 17:18
うーんそうだなぁ… あんまり動き回っても危険だしね。
でも、せっかくだから、変わったものとか人がい ないか探す。
偵察1D100 99 ファンブル
…え、どうしようwwww
[24] By 灰色 04-27 17:34
ここでかwww
二人は辺りを探すことにしましたが、森の周りに は車も人も通りません。前々から怪しい人間が目 撃されてますし、一番最初に通り魔事件が起きた 場所なので当然といえば当然ですが。
武若「……誰も居ませんね」
灯は少しだけ怯えた様子です。 風は止むどころか心持ち強くなり、肌寒いくらい になりました。
一時間程辺りを見て回りましたが、結局何も見付 からないまま。
途中、落ちていた木の枝に躓き木根は転びまし た。
1D6の出目をHPから引いてください。
[25] By 春雨
04-27 17:47
…どうでもいいけど、さっきから電車の中でサイ コロ振ってる。(・・)ノミ◇
6 ファンブルに相応しい数字が出たよ。
木根「へぶしっ!!!」
木根の足は綺麗に枝に引っかかっており、顔面か ら地面に顔を打ち付けることとなった。 さらに運の悪いことに、転んだ場所に小石があっ たらしい。額をざっくりと切ってしまい、地面に は赤い血がじんわりと広がってくる。
木根「~~~~ッ!!!!」
痛さのあまりに悶えています。
[26] By 灰色
04-27 23:55
ファンブル怖い
武若「木根さん! 何やってるんですか、ドジっ 子なんですか今時流行りませんよそんなの!」
言いながら武若は木根に駆け寄る。切った場所が 場所なだけに出血はなかなか止まりそうにない が、それほど深くもなさそうだ。
応急処置するならダイスプリーズ1D100で。 HP回復は1D6の出目にしましょう
因みに現時点で20:00くらいです。時間経過書いて ませんでした。
探索しますか?
[27] By 春雨
04-28 00:29
応急処置 48 成功。 続けて回復値 3
31-6+3=28 (現在値)
木根は武若に助け起こされた後、よろよろと応急 処置をし始めて止血に成功したよ。ただし、血は 止まったけど痛いです。とても痛いです。
木根「…………灯ちゃん。どうやら今日はこの森 で良くないことが起こりそうな予感がする。早急 に帰りた…いや、撤退するべきだ。タクシーを呼 んでくれないか?」
木根は若干青ざめた顔をしている。まるで自分が 転んだのは、化学と物理では決して証明できない 未知なる力が働いたからだとでも言いたげな様子 だ。
血を見たこと+傷の痛みでSAN値は減りますか?
[28] By 灰色
04-28 07:24
これで減ったら木根さんは普通の日常生活送るだけで発狂しそうなので無しで。
そんな大量の血でもないし、転けただけだし。 やってもいいけど。
武若「そんな大袈裟な……まあ、分かりました、 帰りましょう」
呆れつつも辺りを見渡しますが、人も車もあまり 通らない場所なのでタクシーは来そうにないで す。
意気消沈した木根を引っ張って大通りまで歩き、 武若はタクシーを捕まえて帰路に着いた。
途中、二人の大学が見える様になった辺りで、外 から耳障りな甲高い音がすることに二人は気が付 いた。 風の音にも聞こえるが、どこかの隙間に風が通り 音が鳴っている様子はない。 間延びしたそれは何かの獣の声にも聞こえる。
例えるならば、狼の遠吠え。
それはかなり近くから聞こえるが、窓から見ても 姿は見えない。
運転手「またですよ……最近物騒ですよね、狼が 出るって。幸運にも見たことはありませんが、た まに声を聞くんです」
運転手が声を潜めて言う。
運転手「最近隣町にも出るようになったらし く……多分、今日も誰かが」
音は次第に小さくなり、自然に消えた。
SANチェックするならこちらで!
武若 1D100→51 成功 減少なし
[29] By 春雨
04-28 08:54
あいよー
35 せ、成功…!!
木根は転んで怪我したことや、探索失敗したこと で落ち込んでいたため、遠吠えは軽くスルーし ちゃったよ。
ちなみに三角座りをしてます。最初は気にしてい た灯ちゃんと運転手も、今では他人の振りをして います。
[30] By 灰色
04-28 12:50
車内で土足で三角座りって20歳の男がする行動 じゃねえよwww
武若は外を眺めたあと、木根をちら見してすぐに 視線を外した。
運転手「……」
武若「音止みましたね」
運転手「ええ、いつも二三回鳴いて消えます。こ の前、すぐ隣から聞こえてきて驚いたんですけど ねー。数回で消えました。姿も見えませんでした し」
武若「そうですか」
質問等ありますか?
無ければ何事もなく家に帰り、場面は翌日の放課 後に移ります。
[31] By 春雨
04-28 14:03
木根さんは今、お家に帰ってまことちゃんに慰め てもらうことだけを切実に望んでいるからなにも しないよー。
聞くとすれば後何分くらいで自宅につくかぐら い。
あ、でもちゃんと灯ちゃんを家に送るぐらいの甲 斐性はギリギリあります!
[32] By 灰色
04-28 14:41
まことちゃんwww
そんなイケメン()な木根さんに敬意を表し、本 当に何事もなく家に帰れます。
さて翌朝、武若は家でまったりしてます。 本日彼女は午前中の講義はとってません。あと、 陸上やってますが幽霊部員と化してますので問題 ありません。 普段オカ研入り浸ってるし。
木根さんはどうします?
[33] By 春雨
04-28 18:03
そんなまったりをぶち壊すがごとく鳴り響くイン ターホン。 昨日、一晩まことちゃんに慰められた木根は完全 復活を果たしていた。
そうなると昨日の遠吠えや狼が気になりだしたの で、親愛なるオカ研部員を引き連れ調査に乗り出 すことにしたのだった。
[34] By 灰色
04-28 18:53
武若「だから、私はオカ研ってわけじゃないんで すが……」
折角の休息を邪魔され、この上なく不機嫌な様子 で武若は答えた。
いっそ無視してやろうかと思ったが、延々とイン ターホンを鳴らされ近所の有名人に仲間入りする ことは避けたい。なにより、武若自身も通り魔を 野放しにはしたくなかった。 放っておけば、木根が単身で通り魔の下に突撃し かねないからだ。
仕方がなく、武若は着いていくことにした。
現在7:00
12:00になれば探索は一時中断で、再開は放課後に なります。
場所選びは慎重に
[35] By 春雨
04-28 19:53
武若ちゃんマジイケメン。
木根「灯ちゃん。今日は大学にいくぞ。」
そんな当たり前のことを言い出す木根。 木根さんはとうとうオカルトなんてよく分からな いものから脱却しまともになったのだろうか。 それとも昨日頭を打ったせいで狼のことがすっか りデリートされてしまったのだろうか。
しかし、木根はキラキラした目で言い切った。
木根「今からパソコン室にいくぞ。事件の被害者 を調べて会いにいくぞ」
午前で調べて午後に会いに行きます。
[36] By 灰色
04-28 20:19
ほう、調べるのは被害者ですね
通り魔事件の被害者は現時点で11人。報道されて いる為その名前は簡単に発見出来た。 しかし、11人中9人が亡くなっていることも同時 に判明する。現在二人が入院中、一人は退院し数 日前に報道陣の前に顔を出したきりでその後の情 報はない。
退院した一人の名前は長瀬晴人と言い、隣町の森 近くに住む青年だ。
他の二人が入院しているのは、木根と武若の住む 町にある総合病院であることも解った。
加藤桜と加藤直哉の二人で、三日前の被害者だ。
情報掲示し過ぎかな?
[37] By 春雨
04-28 20:30
まぁいいんでない(´∀`)
因みに、今で何時ぐらい? 今から会いに行くには時間足りないかな?
[38] By 灰色
04-28 20:31
結構詳しく知ったし
1D6の出目で
[39] By 灰色
04-28 20:32
訂正:出目時間経過したってことでオナシャス
[40] By 春雨
04-28 20:39
6
授業始まってね(笑)??
木根「ところで灯ちゃん。授業に出なくていいの か?」
つか、木根さんも授業出なくていいのかな…
[21] By 春雨
04-27 16:25
54 成功です(´∀`)
木根「だからこそ都合がいいんじゃないか。今か ら行けば噂の狼の観測が出来るかもしれないだろ う?さぁいくぞ、灯ちゃん!!人類の安息のため に!!」
やっと部活終わったよ~
[22] By 灰色
04-27 16:43
あらま成功か……。
では、ここからなら電車で十分、二駅です。電車 を降りて二十分歩いたくらいにその森はありま す。
暗い道ですが、何の問題もなく二人は森に辿り着 きました。風が止むことも狼のような遠吠えもし ません。
例の森はなかなかに広く、時間帯の影響もあって 暗いです。因みにこんな自然があってもおかしく ないくらいに辺りは閑散とした田舎風の場所で田 んぼなんかもありますが、交通はわりとちゃんと してます。昼間は交通も多いです。
例の森ですが、木々は鬱蒼と繁り中は真っ暗で す。月は満月ですが、流石に灯りがないと入るの は問題があるかと。
武若「……もしかして、入るんですか? 携帯の 電波が入らないことはないでしょうけど、危ない ですよ」
どうします?
[23] By 春雨
04-27 17:18
うーんそうだなぁ… あんまり動き回っても危険だしね。
でも、せっかくだから、変わったものとか人がい ないか探す。
偵察1D100 99 ファンブル
…え、どうしようwwww
[24] By 灰色 04-27 17:34
ここでかwww
二人は辺りを探すことにしましたが、森の周りに は車も人も通りません。前々から怪しい人間が目 撃されてますし、一番最初に通り魔事件が起きた 場所なので当然といえば当然ですが。
武若「……誰も居ませんね」
灯は少しだけ怯えた様子です。 風は止むどころか心持ち強くなり、肌寒いくらい になりました。
一時間程辺りを見て回りましたが、結局何も見付 からないまま。
途中、落ちていた木の枝に躓き木根は転びまし た。
1D6の出目をHPから引いてください。
[25] By 春雨
04-27 17:47
…どうでもいいけど、さっきから電車の中でサイ コロ振ってる。(・・)ノミ◇
6 ファンブルに相応しい数字が出たよ。
木根「へぶしっ!!!」
木根の足は綺麗に枝に引っかかっており、顔面か ら地面に顔を打ち付けることとなった。 さらに運の悪いことに、転んだ場所に小石があっ たらしい。額をざっくりと切ってしまい、地面に は赤い血がじんわりと広がってくる。
木根「~~~~ッ!!!!」
痛さのあまりに悶えています。
[26] By 灰色
04-27 23:55
ファンブル怖い
武若「木根さん! 何やってるんですか、ドジっ 子なんですか今時流行りませんよそんなの!」
言いながら武若は木根に駆け寄る。切った場所が 場所なだけに出血はなかなか止まりそうにない が、それほど深くもなさそうだ。
応急処置するならダイスプリーズ1D100で。 HP回復は1D6の出目にしましょう
因みに現時点で20:00くらいです。時間経過書いて ませんでした。
探索しますか?
[27] By 春雨
04-28 00:29
応急処置 48 成功。 続けて回復値 3
31-6+3=28 (現在値)
木根は武若に助け起こされた後、よろよろと応急 処置をし始めて止血に成功したよ。ただし、血は 止まったけど痛いです。とても痛いです。
木根「…………灯ちゃん。どうやら今日はこの森 で良くないことが起こりそうな予感がする。早急 に帰りた…いや、撤退するべきだ。タクシーを呼 んでくれないか?」
木根は若干青ざめた顔をしている。まるで自分が 転んだのは、化学と物理では決して証明できない 未知なる力が働いたからだとでも言いたげな様子 だ。
血を見たこと+傷の痛みでSAN値は減りますか?
[28] By 灰色
04-28 07:24
これで減ったら木根さんは普通の日常生活送るだけで発狂しそうなので無しで。
そんな大量の血でもないし、転けただけだし。 やってもいいけど。
武若「そんな大袈裟な……まあ、分かりました、 帰りましょう」
呆れつつも辺りを見渡しますが、人も車もあまり 通らない場所なのでタクシーは来そうにないで す。
意気消沈した木根を引っ張って大通りまで歩き、 武若はタクシーを捕まえて帰路に着いた。
途中、二人の大学が見える様になった辺りで、外 から耳障りな甲高い音がすることに二人は気が付 いた。 風の音にも聞こえるが、どこかの隙間に風が通り 音が鳴っている様子はない。 間延びしたそれは何かの獣の声にも聞こえる。
例えるならば、狼の遠吠え。
それはかなり近くから聞こえるが、窓から見ても 姿は見えない。
運転手「またですよ……最近物騒ですよね、狼が 出るって。幸運にも見たことはありませんが、た まに声を聞くんです」
運転手が声を潜めて言う。
運転手「最近隣町にも出るようになったらし く……多分、今日も誰かが」
音は次第に小さくなり、自然に消えた。
SANチェックするならこちらで!
武若 1D100→51 成功 減少なし
[29] By 春雨
04-28 08:54
あいよー
35 せ、成功…!!
木根は転んで怪我したことや、探索失敗したこと で落ち込んでいたため、遠吠えは軽くスルーし ちゃったよ。
ちなみに三角座りをしてます。最初は気にしてい た灯ちゃんと運転手も、今では他人の振りをして います。
[30] By 灰色
04-28 12:50
車内で土足で三角座りって20歳の男がする行動 じゃねえよwww
武若は外を眺めたあと、木根をちら見してすぐに 視線を外した。
運転手「……」
武若「音止みましたね」
運転手「ええ、いつも二三回鳴いて消えます。こ の前、すぐ隣から聞こえてきて驚いたんですけど ねー。数回で消えました。姿も見えませんでした し」
武若「そうですか」
質問等ありますか?
無ければ何事もなく家に帰り、場面は翌日の放課 後に移ります。
[31] By 春雨
04-28 14:03
木根さんは今、お家に帰ってまことちゃんに慰め てもらうことだけを切実に望んでいるからなにも しないよー。
聞くとすれば後何分くらいで自宅につくかぐら い。
あ、でもちゃんと灯ちゃんを家に送るぐらいの甲 斐性はギリギリあります!
[32] By 灰色
04-28 14:41
まことちゃんwww
そんなイケメン()な木根さんに敬意を表し、本 当に何事もなく家に帰れます。
さて翌朝、武若は家でまったりしてます。 本日彼女は午前中の講義はとってません。あと、 陸上やってますが幽霊部員と化してますので問題 ありません。 普段オカ研入り浸ってるし。
木根さんはどうします?
[33] By 春雨
04-28 18:03
そんなまったりをぶち壊すがごとく鳴り響くイン ターホン。 昨日、一晩まことちゃんに慰められた木根は完全 復活を果たしていた。
そうなると昨日の遠吠えや狼が気になりだしたの で、親愛なるオカ研部員を引き連れ調査に乗り出 すことにしたのだった。
[34] By 灰色
04-28 18:53
武若「だから、私はオカ研ってわけじゃないんで すが……」
折角の休息を邪魔され、この上なく不機嫌な様子 で武若は答えた。
いっそ無視してやろうかと思ったが、延々とイン ターホンを鳴らされ近所の有名人に仲間入りする ことは避けたい。なにより、武若自身も通り魔を 野放しにはしたくなかった。 放っておけば、木根が単身で通り魔の下に突撃し かねないからだ。
仕方がなく、武若は着いていくことにした。
現在7:00
12:00になれば探索は一時中断で、再開は放課後に なります。
場所選びは慎重に
[35] By 春雨
04-28 19:53
武若ちゃんマジイケメン。
木根「灯ちゃん。今日は大学にいくぞ。」
そんな当たり前のことを言い出す木根。 木根さんはとうとうオカルトなんてよく分からな いものから脱却しまともになったのだろうか。 それとも昨日頭を打ったせいで狼のことがすっか りデリートされてしまったのだろうか。
しかし、木根はキラキラした目で言い切った。
木根「今からパソコン室にいくぞ。事件の被害者 を調べて会いにいくぞ」
午前で調べて午後に会いに行きます。
[36] By 灰色
04-28 20:19
ほう、調べるのは被害者ですね
通り魔事件の被害者は現時点で11人。報道されて いる為その名前は簡単に発見出来た。 しかし、11人中9人が亡くなっていることも同時 に判明する。現在二人が入院中、一人は退院し数 日前に報道陣の前に顔を出したきりでその後の情 報はない。
退院した一人の名前は長瀬晴人と言い、隣町の森 近くに住む青年だ。
他の二人が入院しているのは、木根と武若の住む 町にある総合病院であることも解った。
加藤桜と加藤直哉の二人で、三日前の被害者だ。
情報掲示し過ぎかな?
[37] By 春雨
04-28 20:30
まぁいいんでない(´∀`)
因みに、今で何時ぐらい? 今から会いに行くには時間足りないかな?
[38] By 灰色
04-28 20:31
結構詳しく知ったし
1D6の出目で
[39] By 灰色
04-28 20:32
訂正:出目時間経過したってことでオナシャス
[40] By 春雨
04-28 20:39
6
授業始まってね(笑)??
木根「ところで灯ちゃん。授業に出なくていいの か?」
つか、木根さんも授業出なくていいのかな…
[41] By 灰色
04-28 20:47
何故! 1/6を引くかな! 時計を見て武若は驚き、そして遠い目をして呟い た。
武若「私の皆勤……」
急いで授業に走ります。
木根さんはきっと今日休みかサボりなんだ。てか 木根さん普段ちゃんと授業受けてるのかな。
素直に1D3にすればよかった。
次は放課後です
[42] By 春雨
04-28 21:11
(´し`)ほんと、なんでだろうね…
きっと木根は頭だけはいいので必修以外はテスト だけパスしてるのかと。
じゃあひとまず患者に会いに行くよ。
木根「灯ちゃん、ダメじゃないか。学生なんだか ら本分の学業を疎かにしちゃ。とりあえず、病院 の2人の加藤に会いに行くぞ。」
[43] By 灰色
04-28 21:17
頭いいってずるい…
放課後ですよね?
病院には何事もなく到着します。受け付けで病室 を聞き、二人の加藤がいる部屋がわかりました。
二階の一番奥の病室です。
[44] By 春雨
04-28 21:35 男女の加藤か。兄弟か夫婦かね。
じゃあ、ムダに育ちのいい木根は菓子折り持って 病室にいくよ!!
[45] By 春雨
04-28 21:35
放課後ですよ。
[46] By 灰色
04-28 21:49
病室には男女がそれぞれのベッドに居るのみで、 部屋には全部で6つのベッドが置かれているけれ ど残る4つは使っている様子はない。
つまりこの病室には加藤桜と直哉しかいない。
菓子折り持ってやって来た見知らぬ人間に、桜と 思われる高校生くらいの女の子は警戒心剥き出し で睨んできた。
隣のベッドに寝ている、中学生くらいの直哉らし き男の子は来客を気にした様子もなく本を読んで いる。
桜「誰、あんたたち。また取材とか? いい加減 帰ってよ! もう話すことは何もないの!」
直哉「桜、うるさい。本が読めない」
桜「黙れ!」
直哉「……」
桜はだいぶ苛立っているようだ。
[47] By 春雨
04-28 21:55
これ、説得とかできないかな? 相手を落ち着かせる感じの。
[48] By 灰色
04-28 22:02
会話次第?
[49] By 春雨
04-28 22:15
…よし。
木根「療養中のところすみません。加藤桜さんに 直哉さんですよね。私は木根といいます。あ、こ れたいしたものではありませんが、どうぞ。」
木根は普段のKYぶりは何処へやら、爽やかスマ イルで話し始めたよ! その間に2人の様子を観察したいです!
[50] By 灰色
04-28 22:27
よしきた
武若も三歩下がって慎ましやかに頭を下げます。
桜は木根さんの爽やかオーラ+イケメン補正に毒 気を抜かれ、つい菓子折を受け取ってしまいまし た。ちょっとぽかんとしてます。
最初にヒステリックに叫んだ手前、フレンドリー に接されたことが意外だったようで菓子折と木根 さんを交互に見ては戸惑っているようで、しかし 警戒はまだ解かない、といった感じ。
直哉は完全に木根さんをスルー。視線すら寄越し ません。 ずっと本を読んでます。因みにブックカバーがあ るのでタイトルは解りませんが文庫本。
傷の具合ですが、菓子を受け取った指先まで全身 包帯が巻かれていて、顔も大きなガーゼや包帯に よって大分隠れています。二人ともそれは同じよ うです。 痛がる様子はありません。全く。
他に知りたいことは?
[51] By 春雨
04-28 22:40
あと、ぱっと見の年齢は?
木根「もういい加減飽き飽きしているのは解って いるのですが、少しでいいので話を聞かせていた だけませんか?」
うーん怪我はフリなのかな?
木根は相手の表情を見ながら慎重に話を進めてい くよ。
[52] By 灰色
04-28 22:48
ぱっと見は 桜高2。直哉中3。
包帯で隠れてはいるけれど、顔立ちは似ているし 姉と弟だと推測するのが自然です。
桜「……やっぱりそれ? 一々私に聞かないで、 そっちで情報共有してよ……」
菓子折を膝の上に置き、嫌そうに言っています。
表情は豊かで直情的なタイプのようです。
桜「狼って噂くらい知ってるでしょ。部活帰りに 直哉と……弟と一緒にいたらあの噂通りになった の!」
[53] By 春雨
04-28 23:04
木根「すいません。噂といっても今はかなりの噂 が出回っているんです。体長3mのギョロ目の犬 だとか、小さな黒毛の狼だとか。でも、噂では全 員が全員、口を揃えて言うことがあります。今日 はそれだけを確認したくて来たんです。」
木根はハッタリをかましながら話を進めていく。 桜の顔を見つつも何でもない風に付け加えた。
木根「貴女がたもやはり、犬の唸るような声を聞 いたんですか?」
[54] By 灰色
04-28 23:13
桜は俯いて、こくりと頷いた。
桜「……聞いた。だから狼に襲われたって言った の。犬とか狼とか、そういう姿は全く見えなかっ たけど」
その時を思い出しているのか、言うべきか悩んで いるのか、何度か口ごもりながら桜は言葉を続け る。
桜「急に風が無くなったと思ったら、遠吠えと、 唸る声がした。それで、気が付いたら傷だらけで 寝てたの」
[55] By 春雨
04-28 23:19
木根「やはり、そうですか…。それから救急車を 自力で呼んだんですか?」
短文すまぬ。
[56] By 灰色
04-28 23:27
桜「まさか。両親がね、心配して探しに来てくれ たらしいから、多分その時に救急車を呼んだんだ と……すぐに意識は飛んじゃったし」
少しだけ柔らかい口調で言った後、改めて木根に 向き直る。
桜「もういい? 私は何も見てないし、他に覚え てもないわ」
[57] By 春雨
04-28 23:40
木根「はい。色々ありがとうございます。怪我が 早く直るといいですね。」
木根は桜の表情に嘘はないと考えたよ。
でも、なんか重要な情報取り逃がしてる感が半端 ない…;;
武若ちゃんな何かすることあったりする?
[58] By 灰色
04-28 23:53
じゃあちょっと行動
武若「あの、弟さんも一緒にいらしたんですね? すみませんが、弟さんは何かを見てはいません か?」
本から目を離さない直哉に武若は問い掛けた。 しかし直哉はそれを無視しているのか、それとも 気が付いていないのか反応がない。
桜「……そういえば、直哉は今まで何も言ってな いじゃない。他の人たちの対応だって全部私に押 し付けて、一言だって説明してないでしょ!」
直哉「だから、うるさいよ桜」
桜「あんたの分も私が説明してるんだからね!」
桜が怒るが、直哉は気にした様子もなく本を捲 る。
直哉「そうだ、桜、多分間違えてるよ」
桜「は?」
直哉「あれは動物の鳴き声に聞こえなかった。そ れだけ。おやすみ」
ぱたん。本を閉じて、直哉が布団を被るとすぐに 規則正しい寝息が聞こえてくる。
桜は呆然として弟を見たあと、木根と武若に頭を 下げた。
こんな感じです。 一人芝居感ぱない。
[59] By 春雨
04-29 00:15
サンクス。 …え、なんかこれ…。
と、とりあえず、一旦離れるよ!!
木根はもう一度、桜にお礼を言って病院を出た よ。
木根「…なんだか、裏事情がありそうだけど…。 灯ちゃん、一応次はもう一人の被害者を訪ねてみ ようか。」
[60] By 灰色
04-29 00:26
……お好きなように考察どうぞ。
長瀬晴人は隣町の例の森近くに住む青年で、退院 してまだ一週間程。森近くという情報はあったけ ど流石に一般人の住所まで調べられるとは思えな いので、表札を見て苗字から家を探すしかないか な。 報道されてたから見たら顔もわかるはず。
幸運でダイスプリーズ 1D100
別の方法があればそちらでも
[61] By 春雨
04-29 00:40
63 成功。 流石ラッキー野郎。
木根と武若は長瀬の家を見つけたよ。 ピンポン押します。 これも運かな?
1D100で振っていい?
[62] By 灰色
04-29 00:42
どうぞ
[63] By 春雨
04-29 00:44
えええー…
96
まさかの不在wwww 運が89あって何故失敗するんだ…?
どうしよ、暫く家の前で待つわ。
[64] By 灰色
04-29 00:51
wwwwww
(実は無条件で家に居る予定だったなんて言えない)
30分程玄関の前で待っていると、何故か扉の内側 からコンコンとノックする音が聞こえてきます。
[65] By 春雨
04-29 01:00
(°д°)
ファンブル+失敗しといてなんなんだけど、木根 の運さちょっと高すぎるから下げた方がいいか な? 全部成功しちゃってもアレだし。
木根は不審に思って今度はドアをノックしながら 声をかけたよ。
[66] By 灰色
04-29 01:08
しかし目星の低さがあるからなぁ……実際結構失敗してるし。
変える?
?「わっ、まだいた!」
扉の向こうからはそんな声がした。男性の声だ。
[67] By 春雨
04-29 01:20
偶数→変える 奇数→変えない
4でした。…でも、試しに振ったら12がでたから 変えたくないです。
中に人が居ることに気づいた木根は太鼓でドンの 連打の如く、扉を叩いたよ!
木根「お前がっ!!そこにっ!!居るのはっ!!分かって いるーっ!!」
ダダダダダダダダダダ。
[68] By 灰色
04-29 01:26
幸運はアイデンティティー! バランス悪くなってるわけじゃないし。
太鼓のようにドコドコやられて、流石に声の主も 慌てたようです。
?「わああっ! ごめんなさいごめんなさい居留 守でしたすみません外出れなくてごめんなさい何 の用ですか!」
武若「木根さん、何か言ってます」
[69] By 春雨
04-29 01:56
木根「え?灯ちゃん何か言った?」
やっとのことで木根はドアを連打するのをやめ た。
[70] By 灰色
04-29 07:05
やっと音が落ち着いた隙に、声は扉越しによけい はっきりと言った。
?「あの、何のご用ですか?」
武若「長瀬晴人さんが襲われたという、狼につい てお話を伺いたいのです」
?「狼!?」
ばん! と勢いよく扉が開かれた。 中に居たのは、報道で見た長瀬晴人その人だ。年 齢は20代で、木根と同じか2、3年上くらいだろ う。 今にも泣き出しそうな目で二人を見ている。
晴人「……入って。俺に話せることなら話すか ら」
[71] By 春雨
04-29 07:35
木根「で、どうして居留守なんかしたんだ」
長瀬にちゃっかり紅茶を入れさせ、上座に座った 木根は家の主であるかの如くだらけた様子で尋ね た。
[72] By 灰色
04-29 08:42
晴人「あの、えっと……」
木根を注意することも出来ず、晴人は気まずそう に俯いてもじもじしている。
晴人「もう夜だし、外出るの怖くて……人と話す のも苦手だし、知らない人だし、その……」
晴人は木根や武若に視線を合わそうとしてさっと 逸らす。それを先ほどから何度も繰り返してい た。
[73] By 春雨
04-29 13:07
木根「……シャラップ。」
木根は前触れ無しに長瀬の顔をガッチリ左右から 掴んだよ。視線がチラッチラ動くのがイラッときたらしい。 この1シーンだけを切り取ったら腐女子へのサー ビスショットになります。 しかし、何処で学んできたんだと聞きたくなるほど目付きと口調があっちの人だ。
木根「さっさと襲われた日のことを話せ。10秒 以内だ」
男子に厳しい木根さん。 キャラが段々と崩壊してきています。
[74] By 灰色
04-29 13:52
やめたげてよぉ!www
武若「木根さん! 何してるんですか!」
武若は腐女子ではなかったので単純にびっくりし てます。
急に態度の変わった木根の予想外の行動に、長瀬 は驚きと恐怖心を覚えついにぼろぼろと涙を流し 始めました。
晴人「あ、ああああごめんなさいごめんなさいご めんなさいすみません話します口下手でごめんな さいちゃんと全部話しますから許してすみません 生きててごめんなさい!」
涙ながらに語る話をまとめますと
一ヶ月近く前、一番最初に狼の事件が起きた二日 後の夜に自宅近くで襲われた。
その日は風が強かったが、急に凪いだと思ったら 体が倒れた。足を見たら出血はしていないが、両足の太もも辺りがすっぱりと切れていた。
状況がわからず混乱していると、すぐ傍で何かの 鳴き声のようなものが聞こえて、自身の体が次々 に切り刻まれていった。
暗かったからか相手の姿は見えなかったが、何も ないのに勝手に体が切れていくように見えた。
以上です
長瀬の言葉は段々と小さくなり、最後の方は殆ど 嗚咽しか聞こえなくなった。
あ、SANチェックです 精神1D100
武若 1D100→04 ……クリティカルだと?
武若は長瀬の様子を見て、これ以上被害者を出し てはいけない、犯人を見つけ出そうと決意しまし た。
[75] By 春雨
04-29 15:10
武若ちゃんのイケメン率がうなぎ登りw
…奇跡が…起きました… 55 本セッション2度目のファンブルー!!
もしかしてサイコロが悪いの(・ω・`)?
[76] By 灰色
04-29 15:30
マジかww奇跡wwww
やべえどうしましょう。しかもSAN値-5なので一 時的狂気状態ですよ木根さん。
木根さんの狂気状態に引き摺られて長瀬も発 狂……でどうだろう。
[77] By 春雨
04-29 17:45
武若が決意を新たにしているとき、隣の男達にはある変化が起きていた。
木根が小学4年生のときのことだった。 あの頃の木根はまだ幼く、オカルトマニアなんて 親泣かせなものを発現しておらず、純真無垢で ピュアピュアだった。 そんなピュアっ子木根は道徳の時間に班のお友だ ちと皆で紙新聞を作ることになった。くるくると 巻いた画用紙を持ったお友だちは言った。
「おい木根ー画用紙広げるから端っこ持てよー」 木根「おー」
くるくる巻いた紙の両端に手を添えると、お友だ ちは勢いよくトイレットペーパーのように紙を 引っ張った。
木根「っっっ!!」
その瞬間手に走る鈍い熱。血はでていないがスッ パリ切れている-!!
木根は長瀬の話からあの忌まわしい事件の全貌を 思い出し、小刻みに震え始めた。長瀬の顔を左右 からガッチリと掴んだままで。
長瀬は更に訳のわからない状況に置かれていた。 え、なにこの人。なんでこんな人の顔ガン見しな がらプルプルしてるの?つか、目が怖い!!怖い!! も、もしかしたらこれがこの世の深淵?ダメだ!! 瞳に吸い込まれそう!!
長瀬は恐怖でガタガタと震え始めた。生まれたて の子やぎだってこんなにガタガタしないだろう。
男達が至近距離でお互いをガン見しながらガタガ タ震える異様な状況は、その異様な状況に気づい た武若の「あ、あの…?」という声で急遽、終焉 を向かえることになる。
木根「うぎぁああああああああ!!!!!!」 長瀬「に゛ゃ#ぁあ゛$%あ゛あ*ぁぁ!!!」
混乱は、2人が酸欠で倒れるまで続いた。
[78] By 灰色
04-29 18:05
武若「成人した野郎二人で見詰めあった挙句叫ん でぶっ倒れるってどういう状況ですか。私はどう すればいいんですか!」
倒れた木根を叩き起こしながら武若は怒鳴る。 木根のピュアっ子時代のトラウマなど知りもしな い武若からすれば、木根の行動は狂気の沙汰でし かなかった。普段からどこかおかしいと事ある毎に思ってはいたが。
無理矢理叩き起こされた木根がうめき声をあげて いる間に長瀬も同じように起こす。長瀬は意識が はっきりすると同時に部屋の隅に走って逃げた。 涙は止まっているが、怯えた目で木根を見て未だ に震えている。
晴人「……この世の果てを見た」
武若「私も見ました。カオスでしたよ」
晴人「もうやだ……アレを退治してくれるならっ て思ったのに。頑張ったのに」
[79] By 春雨
04-29 19:33
普段からどこかおかしいと思われていた木根()
木根「…なんだか、悪い夢を見ていたような気が する。」
木根は都合よく夢のせいに出来たようだ。一度発 狂し頭がクリアーになった木根は長瀬の台詞に違 和感を覚えた。
木根「長瀬。」 長瀬「ひ、ひぃぃい!!」 木根「?なぜそんなに怯えているんだ?」
木根の都合のいい記憶。
木根「犯人は狼ではないかもしれない。」
[80] By 灰色
04-29 19:41
普段から(ryなのは仕方がないと思われ。オカ研部長だから。
武若「狼じゃない? どういうことですか?」
[81] By 春雨
04-29 21:08
木根は自分も考えながら話しているため、少し ゆっくり口を動かしていく。
木根「まず、第一に狼の姿を見たものは誰もいな い。皆、鳴き声を聞いただけなんだ。そして、鳴き声については直哉くんが言っていただろ『あれは鳴き声に聞こえなかった』って」
木根は今、麻酔銃でも撃たれたんじゃね?と言い たくなるほどキリッとした顔で自分の推理を語っ ている。
[82] By 灰色
04-29 21:41
やだ……かっこいい……。
武若「ですが、犯行は夜です。暗かっただけじゃ ……」
言いかけて、武若も悩む素振りを見せた。 長瀬は、直哉って誰だろう……と戸惑いながら推理する二人を見ていた。
武若「確かに、不自然ですね。長瀬さん、貴方はあれほどはっきり状況を話せるほど見えていた筈 です。それなのに犯人は見えないなんて」
[83] By 春雨
04-29 22:02
木根「そうだ。そしてもう1つ供述に共通点があ る。長瀬も桜も襲われる瞬間『風がやんだ』と 言っているんだ。そして唸り声とともにやってくる」
姿なく相手を切り刻み、痕跡も残さず去ってい く。そんなことが出来るのは。
木根「この一連の犯人は『風』なんじゃないか な。ぱっと思いつくものでは鎌鼬とか。嵐の前には風が止むっていうのは聞いたことがあるしね。 狼の唸り声に聞こえたのは風の唸る音だろう。」
[84] By 灰色
04-29 22:31
武若は眉を寄せて考えこんだ。確かに、それも考えられる。寧ろそう言われてしまえばそれ以外に思い付かなかった。
狼だと思っていたのは鳴き声がしたからだ。最初 から形のないものなら、誰も姿を見ていなくて当 然となる。
晴人「え、あ、あの、さっきから話が見えないと いうか……風が犯人って、そんなことが」
武若「あるかもしれません、元々オカルトじみた 事件ですし。貴方だって、犯人が人間だとは思っ てなかったでしょう?」
晴人「……」
武若「ですが木根さん、もし仮に通り魔が風だと して、どうします? ただの風じゃないでしょう し、捕まえようもないですよ」
[85] By 春雨
04-29 22:42
うーん決定的な証拠とかなんで生まれたのか知り たいんだけどな…
木根「とにかく、この事件に関わっていそうなオ カルト生物についてしらべるぞ。長瀬、パソコン 借りるからな。」
…これで間違ってたら笑うしかないw
[86] By 灰色
04-29 22:47
……あら、そうか。
晴人「う、うん。ちょっと待って、用意するか ら」
長瀬は少し納得していない様子でノートパソコン を立ち上げた。
さて、幸運で振って検索するのと
検索ワードを三つくらい上げて検索するのと
どちらか検索法を選んでください
[87] By 灰色
04-29 23:44
追加です
長瀬も混乱が一周回って落ち着いているようです し、質問するのもありですが……
[88] By 春雨
04-30 07:31
あ、これ、長瀬の反応からして違うな(;¬_¬)
腑に落ちない顔をしている長瀬に気づいたよ。
木根「どうかしたのか?長瀬。」
どうでもいいけど木根は長瀬だけ呼び捨て。自分 よりヘタレだから。
[89] By 灰色
04-30 08:25
NPCの反応を鵜呑みにしていいのかな? 判断はお任せします。
晴人「あ、いや。その、あの時からずっと怖がっ ていたものが風だったなんて……でも、そうじゃ ないって根拠もないしね。うん、君たちを信じる よ」
長瀬は自分に言い聞かせるように言って、力なく 笑った。
晴人「それに、俺は君たちに頼るしかないから。 自分で戦う勇気なんて、ないしね」
長瀬がヘタレな原因は木根さんが怖かったからで は?www
あとは例の運ダイスの影響。
[90] By 春雨
04-30 14:31
あー考えても仕方ないか。
木根「そういえば、長瀬は怪我をしたとき、痛かったか?」
質問しながら『風』と『過去に国内外問わず似た ような事件が無かったか』について調べるよ。
運1D100 29 あーよかった…(-_-;)
[91] By 灰色
04-30 15:41
推理力が今、試される……!
晴人「それは、えっと……あれ?」
言いかけて、長瀬は疑問符を浮かべた。
晴人「そういえば、痛くはなかった、かも? 急だったからびっくりして、痛みを感じなかっただ けかな。でも病院でも全然痛くなかったし……」
長瀬は今更ながら不思議そうにしている。自身の 傷口を見てしまったが、それに見合う痛みを経験 してはいなかった。
幸運成功と検索ワードからこんなことが解りまし た。
木根が操作するパソコンの画面には、これらの情 報が集まった。
23年前のイギリスで、路上で人が切り刻まれる事 件が起きていた。被害者は一様に食い千切られた ような歯形があり、体の半分程が欠損していた。
5年前、某大学のオカルトサークル部長は卒論 に、風の魔獣を召喚する方法を書き提出した。結果落第し、彼は教諭に「魔獣は居るんだ」と捨て 台詞を吐き失踪、退学処分となった。
12年前、近畿地方にて連続通り魔事件が発生。被害者はいずれも刃物で切り付けられ軽傷。事件は 3ヶ月間同地区で繰り返されたが、犯人は特定されないまま終息。 事件は全て風の酷い夜に行われていた。
武若「……某大学のオカルトサークル?」
武若はふと思い立ち木根を見た。いやいや、5年 前なら違うだろうが、世の中には似たような人間 がいるものだ。
[92] By 春雨
04-30 17:29
え、全然わかんないwww
木根「風の…魔獣…だと…!?」
長瀬ははっと木根を振り返った。まさか、この得 体の知れず、かなり怖い、怪しい人は自分を襲った得体の知れず、かなり怖い、怪しいものについ て何か知っているのだろうか。というか、この人 ホントに大丈夫なのだろうか。
木根「なにそれ、カッコいいな!!」
その目はまるで、カブトムシを捕まえた子供やポ ケ〇ンを捕まえたサ〇シ、…ではなく。むしろ、 同人誌を前にしたオタクのようだった。
そういえば、オカルトマニアだったね。
風の魔獣で知識ロールふっていい?
[93] By 灰色
04-30 17:53
どうぞ
[94] By 春雨
04-30 18:21
1D100 10 成功です。
木根さんは風の魔獣のことをご存じだったよ!! てなわけで説明プリーズ
[95] By 灰色
04-30 18:38
くそぅ……よりにもよってそれか。
風の魔獣 自然に囲まれ、風が通り、光の届かない場所に魔 法陣を描き大量の魔力を贄とすることにより召喚 出来る魔獣。その姿に関する記録は残されていな いが、独特の咆哮をあげるとされている。
理性はなく、人間が使役することは不可能。帰巣 本能があり、元の世界に帰るために魔力を感じら れる物質を無作為に襲う。
日本では鎌鼬と混同される。
[96] By 春雨
04-30 19:04
解説サンクス! そんな感じの説明を木根は2人にしたよ。
木根「独特の咆哮…。これなら狼の声ではないし な。よし、他にももう少しだけ調べてみようか。 」
それにしても案外簡単に召喚出来そうである。今 度やってみようかな…。
木根「じゃあ長瀬、事件のときのことで覚えてい ることで、検索をかけてみてくれないか?」
よし。これならどうだ(`・ω・´)
運でふるよ 1D100 99
………………。 …………………………。 ……………………………………え?
[97] By 灰色
04-30 19:49
魔力を感じられるものを無作為に襲う→身近にある魔力を感じられるもの→術者
木根に言われ、長瀬は頷いた。 慣れた様子で軽快にキーボードを弾く。
晴人「俺が覚えていることというより、気になっ ていることなんだけど。『風』『出血しない』 『無痛』……あっ」
クリックした途端、長瀬は小さく叫んだ。 パソコンの画面を見ると、接続エラーのウィンド ウが出ている。それはみるみるうちに数を増や し、画面を覆い尽くしていった。
晴人「えっ? あっ、まさか! 止めてちょっと 待って働いてよウィルスバスターさぁぁあああ ん!」
クリックミスか何かの影響で、どうやらパソコン がウィルスに感染したらしい。勝手に電源が落 ち、動かなくなった。 長瀬も項垂れて動かなくなった。
武若「……ドンマイ」
[98] By 春雨
04-30 20:06
ナイスヒント!
木根「やれやれ仕方ない。こんなときのため に…」
晴人「なにかあるんですか!?」
生ける屍だった長瀬は木根の言葉にバッと跳ね起 きる。
木根「私特性のお札を貼っておいてやる。悪魔が 数分で消滅する(予定)の代物だ。ウイルスごと き、生き残るハズもない!」
ふはは、と高笑いをする木根をスゴい目で見る長 瀬。もう何も言うまい。
木根「さて、パソコンが直るまで待つのもめんど いからネカフェにいくぞ!!」
移動します。
[99] By 灰色
04-30 20:26
では場所は変わって駅前のネカフェ。色々あったし時刻は21:00くらい。
木根と武若はそれぞれ隣同士の個室で調べること にした。
検索ワードは?
[100] By 春雨
04-30 20:41
じゃあ『風』『出血しない』『無痛』で。
結構遅い時間だな。ほどほどで引き上げないと神話生物にかち合いそうだね…。
これを調べたら帰宅するよ。
[101] By 灰色
04-30 20:48
了解です
検索した結果、こんな情報を入手しました。
鎌鼬に付けられた傷はどれだけ深いものだろうと 出血しないどころか完全なる無痛だ。しかし長時 間放置すれば激痛と共に血が滲み出す。 これは鎌鼬という妖怪、自然現象に共通する。
また、日本における鎌鼬は意味が広く、同様の現 象を起こすならば異なる妖怪、幻獣、その他生物 のことも鎌鼬と同一視する傾向にある。 風に関わる妖怪ならば特にそれは顕著だ。
なんか謎解きみたいになってますが、ここで幸運 ダイスお願いします。
[102] By 春雨
04-30 21:09
んー鎌鼬と風の魔獣両方いるのか?
…幸運ダイス…。 88 ぎ、ギリOK!!
[103] By 灰色
04-30 21:31
成功!
木根は鎌鼬についての情報が流れる中、ある掲示 板を発見した。 『オカルト召喚板』 そう銘打たれた個人経営の掲示板だ。誰でも見れ るそれだが、最新の記事に目がいった。
部長 本文:やあやあ皆。昨日は召喚の儀を無事成功さ せたね。おめでとう。 君たちの知らなかった、おそらく昨日知っただろ う例のものに対する知識を君たちに授けよう。
アレは君たちに使役出来る代物ではない。
以上だ。 僕の知的好奇心を満たしてくれてありがとう。
これは一ヶ月前、一番始めに『狼』が出たと日の 翌日に書かれた記事だ。
更に前の記事を遡っていく。
大まかな流れとしては、部長と名乗る掲示板管理 人がオカルト好きを集め雑談し、いつからか魔獣 を召喚しようという話になり、短い期間に何回も のオフ会を決行、そして部長の書き込みで終わっ ている。
何を召喚するかという話題には、安全性の高いも のにしようと誰かが言い出し、部長が鎌鼬にしよ うと提案している。曰く、攻撃されても痛みはな く、早くに治療すれば命に別状はない。
召喚の方法も部長が提案したもので、深い森の 奥、風通しの良い小屋の中、夜中に集まり魔法陣 に魔力を込める。それを数回繰り返し、魔力を貯 めて召喚するというものだ。
みんな大好きSANチェックです
[104] By 春雨
04-30 22:50
わあいSAN値チェックだー もうファンブルはいらないよー?
30 よっし成功!!
腐ってもオカ研部長。 これくらいの情報でSAN値なんか減らないよ!! 次はみんなと合流して長瀬をとっちめるよ!!
木根「たのもー!!」
掛け声と共に木根は、両隣の部屋のドアを開けて 武若ちゃんと長瀬を自分の個室ブースに押し込み ます。
そして、パソコンのサイトを見せるよ。
あ、2人のSAN値チェックお願いします。
[105] By 灰色
04-30 23:21
武若 精神力78 1D100→22 成功
長瀬 精神力50 1D100→46 成功
ちょっとまて皆心強いな。
長瀬「この掲示板は……?」
武若「召喚の儀を無事に成功、ですか。時期的に も怪しいですね」
さて、推理を聞かせてもらっていいかな。
[106] By 春雨
05-01 00:34
まさか。長瀬が木根より精神が強いという驚きの 事実。 うーんいけるかな…。
木根「さて。今回の一連の事件は、このバカで愚かなオカルトサークルの部長が知的好奇心を満たそうとしたことにある。」
その台詞を聞いて武若は木根の顔をみた。深い意図はない。
木根「恐らく、私達が長瀬の家で調べたオカルト サークルの部長と、この掲示板の部長は同一人物 だろう。 そして、ことの発端はこのオカルトサークル部 長…略してオカ部長が学校を大学になったとき… いや、ちがうな。オカ部長が卒論に、この『鎌 鼬』を選んだときからこの事件は始まっていた。 」
話しながら、探偵の心得を心得ている木根は、勿 体つけながら話を進めていく。 ぶっちゃけ狭苦しいネカフェの中で三角座りをし たままなので、あまりキマっていないのだが。
木根「彼は、大学を退学させられたが、それでも 『鎌鼬』に対する興味が失せることはなかった。 ネットの情報によれば、5年ほど前のことだ。 そこから彼は、5年を費やし『鎌鼬』を召喚する 準備を始める。鎌鼬、とは言っているが定義は広 い。呼び出し方は、私が先ほど説明した『風の魔 獣』と同じろう。必要なものは、立地条件がよく 光の届かない場所と、あとは大量の魔力だ。
オカ部長は運よく、条件に当てはまる小屋を手に いれることができた。しかし、オカ部長自身の魔 力は多くなかったんだろうな。そこで、人を集め ることにした。オカルト好きのな人間達を。
儀式は成功した。しかし、彼らが呼び出したのは 聞かされていた安全なものではなく、理性を持た ない魔獣だった。 いきなり知らない場所に召喚されてしまった鎌鼬 は、帰省本能に従い、目の前の魔力の高い人間を 襲うことにより、元の世界に戻ろうとした。それ が、一度目の被害者達だ。 彼らは確か、儀式の為に集団で森に入るところを 目撃されていたはずだ。
しかし、当然とも言えるが、正当な儀式をしてい ないため鎌鼬は元の世界に帰ることが出来なかっ た。 …儀式に関わった人はもうきっと粗方殺されてし まったんだろう。しだいに鎌鼬は、魔力の高い人 間を誰彼構わず襲うようになっていった。恐ら く、あの姉弟も長瀬も、一般の人より魔力が多 かったから狙われたんだな。
…私の推理はこんなところだ。」
…ど、どやぁ!!
[107] By 灰色
05-01 06:33
晴人「そんな理由で……」
木根の推理を聞いていた長瀬は悔しそうな顔をす る。実際に襲われた身としては、知的好奇心なん てものの為と言われて頷ける筈がない。
武若「木根さん、私の方で、5年前退学になった 例の部長について調べていました。この掲示板の 部長と同一人物かわかりませんが、中々に癖のあ る人物みたいです」
貴方みたいに。とは言わないでおいた。
武若「オカルトを研究対象として見ているらし く、時には他人を巻き込んで怪我させたり、騙す ようなこともあって何度か問題になってます。詐 欺紛いのことをやったり。それで停学処分を受け たりもしてますね」
木根さんも紙一重ですけど。とは言わないでおい た。
武若「……この掲示板の部長と、性格的には似て いると思います」
[108] By 春雨
05-01 07:49
木根「そうか…。証拠はないが取りあえず、今の 推理が合っていたと考えて行動しよう。今日はも う遅いから帰るとして、明日オカ部長の元大学に 行こう。鎌鼬についてもっと詳しいことを知って いるだろう。」
タクシー呼ぶよー
木根「それにしても、人様に迷惑をかけるなんて オカルト好きの風上にも置けないな。全く」
…明日は学校ありんすか?
[109] By 灰色
05-01 08:30
明日は……休みでいいかな。 武若は着いていきますが、長瀬どうします? 少し渋りますが連行出来ます。
大学の住所は部長について調べた武若が入手、近畿地方です。中々に遠いお。
あと、自宅に着いたら目星お願いします。
[110] By 春雨
05-01 11:29
大学少し遠いか… オカ部長の現住所とか聞きたかっただけだから、 電話にするよ。もし、分からないことが多そう だったら直接行く。
長瀬は連れていきます。連行します。 木根は巻き込み体質です。
自宅に着いたので目星いくよー 36
ま、無理よね;;
[111] By 灰色
05-01 16:48
長瀬は役に立つのだろうか……長瀬を巻き込む 為、長瀬宅で集合でいいかな? 駄目だったら変 更してくれれば。
失敗ということで、特に何もなしです。明日には 真相が解るんじゃないかとワクワクしつつ就寝。
翌日、三人は集合。
行動をどうぞ。
[112] By 春雨
05-01 21:07
立ってるものは茶柱でも使えって誰かが言ってた ような違ったような。
木根&武若は早朝から長瀬の家を訪れて、例の太 鼓でピンポンをかましたよ。 長瀬の家の電話を使ってオカ部長の元大学に電話 をかけます。入っていた研究室が分かるならその 教授に繋いでもらうよ。
もし教授に繋いでもらえたら、自分は高校の同級 なんだけど、実家にも本人にも連絡が取れなくて 困っている。 もし良かったら住所か連絡先を教えて欲しい。と いった内容を話すよ。
[113] By 灰色
05-01 21:54
茶柱とかww良い心意気だね 長瀬涙目www
停学云々まで解っているので、部長がどこ所属か まで情報が手に入ってるほうが自然ですね……因 みに部長の名前は高津聡。 べ、別に名前を出すタイミングを掴めなかっただ けだからね! 考えてなかったわけじゃないから ね!
事務の人に繋がり、教授に繋げるよう頼んだけれ どあっさり断られてしまった。 同級だと言って理由を話しても、友人である証明 もなしに個人情報を晒せないとか、大学側も失踪 された立場なので連絡が取れず困ってるとか言わ れて結局は断られてしまう。
退学処分を受けた生徒に今更関わりたくないとい う思いがうっすら透けて見える程度には煙たがれ てるよ。
[114] By 春雨
05-02 00:05
これは行かなきゃダメかな? でも、ギリギリまで頑張る(`・ω・´)押してダメ なら引いてみるよ!
ちなみに木根は高津聡の名前を聞いて「どっかで 聞いたことあるなー」くらいの感覚。
木根「そうですか…。いや実はですねまた高津が 妙なことをしている気配が有りまして。それが、 この大学に提出した卒業論文と関係があるような んですよ。これが公になれば、事前に事件を食い 止められなかったことも含めて、マスコミに叩か れるかも知れませんね…。いや、それ以前に、彼 は、母校に強い恨みを持っていた気配も有りまし たし、もしかすると…。いや、考えすぎですね。 忘れて下さい。 私どもとしても是非とも大事になる前に彼の暴走 を止めたいと思っていたのですが…」
てな感じのことを延々話すよ!! 説得です。
[115] By 灰色
05-02 07:06
×説得 ○脅迫
木根に延々と言われた事務の方は、どうやら酷く 困っているようだ。
あたふたしている声が急に途絶えて、凛とした若 い女性の声に変わった。
「お電話変わりました。事務の富月と申します。 高津聡について何かございましたか?」
木根が先ほどと同じように説得を始めると、女性 は電話の向こうで苦笑いしたようだ。あの人は まったく……と小さく呟いた。少し楽しそうな雰 囲気でもある。
「何と言われましても、個人情報は明かせませ ん。それに、私どもとしても彼の現住所も連絡先 も未だに解っていません。論文を返された後、す ぐに失踪しましたから。論文に関しても、返却し た以上大学には保管されておりませんし、今更何 をされても被害者でしかありませんよ」
そこまで言って、少し声を潜めた。
「……また、彼は面白いことを考えてるみたいで すね。ああすみません、面白いというのは失礼か もしれませんが、当時の彼を知っているので、端 から見る分には……卒論のデータ、必要でしたら お送りします。連絡先を知らないのは本当です が、卒論は今データ化して私個人が入手していま すので……何があったか、教えていただけます か?」
[116] By 春雨
05-02 08:36
うーん信用して良いのかな?
木根は、データを送ってもらう様に頼むといまま でのことのあらましを簡単に話したよ。ついでに ウソをついたことを謝ります。
木根「失礼ですが、貴女と高津聡は少なからず面 識があったのではないですか?」
[117] By 灰色
05-02 12:50
データはどこに送ろう? オカ研か木根宅か。
長瀬のパソコンは修理に出してます。ファンブ ルェ……。
富月「……私は元オカ研部員です。論文のデータ を譲り受けたのも、彼の研究に感銘を受けたから に他なりません。人間的には決して良い方ではあ りませんでしたが、私のような人間は多いです よ」
彼女は少し恥ずかしそうに笑う。
富月「彼の動向がわかり安心しました。ありがと うございます」
[118] By 春雨
05-02 13:40
んー思ってたよりいい人なのかね? でも鎌鼬のせいで人死んでるしなぁ…
データは木根宅に送ってもらいます(・∀・)
木根「あなたの他にこのデータを持っている人は いらっしゃいますか?」
木根は、高津聡がいとこって知ってるのかな? 前に、「どっかで聞いたことある」って書い ちゃったけど…
[119] By 灰色
05-02 15:20
知ってるけどはっきり覚えてないとか? 5年前 失踪したし、従兄弟でもしょっちゅう会うとは限 らないし。 ダイスで決めてもいいよ!
富月「どうでしょう、欲しがる人間は多かったと 思います。ただ、彼は原本を手放すつもりはな かったようですし、データも渋っていたところを 無理を言って頂きました……私は誰かに彼のデー タを渡したことはありません」
[120] By 春雨
05-02 22:37
じゃあ知識ロールしてみる。 57 成功!
まぁ、いきなり思い出すのも変だし「どっかで聞いたことのある名前」程度で。 顔か声を聞いたら思い出すよ。
木根「そうですか…。色々とありがとうございま した。もし良かったら連絡先を教えてもらっても いいですか?」
また聞きたいことが出てくるかもしれないし、高 津聡のことでなにかわかったら教えたいっていう ことを伝えたよ。
[121] By 灰色
05-02 23:02
了解です!
富月の連絡先を入手して電話は終わりですか?
電話が終わって10分後には木根宅のパソコンに データが送られてきます。すぐに帰って見てもい いですし、まだ朝ですから今のうちに探索やら推 理やらをしてもご自由に!
時刻は9:00くらいです。
[122] By 春雨
05-02 23:28
電話は切るよー!
現実世界とTRPG世界の進みが違うから、時間感覚 無くなってきた…今日何日目だっけ?
じゃあ次は…図書館組と木根宅に別れて調べもの します。いままでの被害者と被害に遭った場所、 鎌鼬について調べるよ。
主に調べることは
・あの掲示板の参加者で、鎌鼬にまだ殺されてな い人はいるか
・事件がよく起こる場所(町とか、通り)はあるか
・木根に送られてきたデータ
木根宅は木根、図書館は武若、長瀬でお願いしま す。
[123] By 灰色
05-02 23:48
今が三日目の朝になります。確かにややこし い……。
木根はデータを見るのが主かな? がっつり読む のと斜め読みするのとどっちがいい? 斜め読みなら一時間。 がっつりなら三時間くらいかかります。
他の調べものなら幸運ダイスプリーズ。
図書館組はパソコンで検索。というわけでダイ ス。
武若 幸運64 1D100→66失敗 ファンブルかと思った……。
長瀬 幸運14 1D100→61失敗 どうしてこうなった。
掲示板は匿名だし、参加人数も不明瞭なためどれ だけが生き残っているかは解らなかったよ。
事件が起きた場所について調べたものの、夜の犯 行って以外は特に規則性を見出すことも出来な かった。襲われる人数もバラバラだし、場所もバ ラバラ。
長瀬運悪い。
[124] By 春雨
05-03 12:21
マジか。2手に別れた意味がいきなりなくなった よ。
データ読みが主で!! 斜め読みして重要そうなところだけガッツリ読み とかできる?
幸運89 1D100→56 セーフ…
…つか、調べものじゃないから振らなくてよかっ た?
つかww長瀬wwmg(´∀`)〃
そっちの組が時間あるならもう一回調べられない かな? 被害者で召喚に関わってた人、1人くらいは見つ けたい…
[125] By 灰色
05-03 17:21
じゃあ中間の二時間で! 幸運は……無駄にならないようどこかで調整。
入手した論文の内容を重要な所だけ抜粋した結 果、このような情報を入手しました。
風の魔獣は膨大な魔力を使わなければ帰れない が、魔力持つ者を狩る為に魔力を消費するために 余程のことがなければ帰ることは叶わない。
純粋な妖怪である鎌鼬との違いはその殺傷力であ る。実験の結果、鎌鼬の傷は真皮にまで至るが人 を死に至らしめることもなく、急所に当たらない 限り危険性は認められない。 一方、風の魔獣に襲われたとされる傷口は筋組織 や時には骨にまで届き、場合によっては四肢を切 断する。
また、鎌鼬は日中でも活動的なことに対し風の魔 獣は日光に晒されていると活動を停止する。
鎌鼬は時折自然発生し数ヵ月で消えるが、風の魔 獣は一定量の魔力を与えるまでは帰ることはな い。
風の魔獣の幼体は成体の約半分の魔力で召喚可 能。一人の常人が毎日一年間魔力を貯め続けると召喚、帰還可能。
傷口の画像なども資料として入っていた。
痛々しい画像ばかりが並ぶ中、最後の数枚の画像 だけは風景が写っている。それは見覚えのある森、その森の中にあるのだろう小さな小屋、そし て巨大な布に描かれた複雑な魔法陣だった。
SANチェックです
一方図書館組
……その情報ならノーリスクで。
一番始めの被害者であり、狼に襲われたと発言した人間がいます。初めは殺人の容疑者扱いされていたので顔と名前は公開されており、木根、武若 の大学近くに住む青年だと解ってます。 名前は野々村敦史。25歳。
幸運 武若 1D100→80失敗
長瀬 1D100→57失敗
ちくしょう。
他にはなにも解らなかったようです。
武若「……何も集まりませんね、情報」
長瀬「いや、まあ……そう簡単に見付かるもので も、ないだろうし」
[126] By 春雨
05-03 19:33
40 オカルト耐性に定評のある木根さん。
そっちの組にこれ以上やらせたらファンブル出し そうだね…。 合流して野々村に会いに行きます。
木根はデータをUSBにコピーして、それを持って 待ち合わせ場所に行くよ。
流石に家は分かってないかな? 手当たり次第に探したとしたら、見つかりそう?
[127] By 灰色
05-03 19:44
精神低いのに何故
では時刻は11:30頃。お昼時です。 待ち合わせはどこがいいだろう。
流石に詳しく家の場所は解りませんが、野々村っ てあまりない苗字だし幸運次第かな……。
[128] By 春雨
05-03 20:03
>>精神低いのに →オカルトが好きだから。
近所の喫茶店で待ち合わせるよ。 マクドにしようと思ったけど、木根はなんとなく ボンボンな気がした。
幸運振ります。 16
…このラッキー野郎め…
[129] By 灰色
05-03 20:18
このラッキー野郎め……!
喫茶店に三人が集まり、お互いの収穫を話しまし た。といっても武若と長瀬の収穫は野々村の情報 のみですが。 喫茶店はお昼時ということもあってそこそこ席が 埋まってます。今居るのは一番奥のソファ席です ね。 武若と長瀬が、この人に話を聞いたらどうだろう と言った時、一人の店員が注文を取りに来ます。 やる気ない感じで。
長い金髪を束ねた、チャラい感じの男性ですね。
店員「ご注文お決まりでしょーか」
武若「すみません、まだ……あら」
長瀬「あっ……え、ええ?」
店員「あ?」
武若「この人です、野々村さん。最初の被害者」
遭遇。
[130] By 春雨
05-03 20:53
武若の話を聞いてニヤァっと笑う木根。
木根「ふふふふ…これは飛んで火にいる夏の虫!! 牛肉を背負ってやって来る川越シェフ!!君、そこ の席につきなさい。」
木根は、無理矢理野々村を席につかせると、長瀬 を立たせてカフェのオーナーの元に行きます。
木根「すみません。野々村さんを30分ほど貸して いただけませんか?その間の仕事は全てこの長瀬 がやりますので。」
これ幸運でいい? いいなら36で成功してます。
[132] By 春雨
05-03 21:12
やった(´∀`)
木根「長瀬、君は野々村の分まで馬車馬の如く働 きなさい。」
長瀬「えええええ!?」
木根「五月蝿いぞ。後でチロルチョコ買ってあげ るから。」
長瀬「要らないですよ!?」
さて、野々村を正面に座らせて、木根と武若は並 んで座るよ。
自分達は(オカルト研究部という由緒正しい、文明 的かつ合理的な部活の活動の一貫として)人々の為 に今回の通り魔事件の事を調べていることを説 明。
そして、その過程であの掲示板を発見し、話が聞 きたくてきた、ということを説明します。
木根「…と言うわけだから、あの掲示板のこと、 あの夜のこと、あとは君達を指示していた人物の ことを教えて欲しいんだ。」
[133] By 灰色
05-03 21:35
野々村「あー、ったく、忘れようとしてるっての によぉ……」
木根の話を聞いて、野々村は嫌そうに顔をしかめ た。
野々村「あの部長とかいう胡散臭い野郎だろ? 俺はあの場に居たが実際に会ったことはねーよ、 指示は全部掲示板越しだ。オフ会発案者がいね えって最初は揉めてたみてえだしな……掲示板は オカルト系サイトにリンクが貼ってあったんだ よ、今は大方消えてるが」
野々村「あの野郎の指示で、こっち来れる奴等は 何度かあの森にある小屋で落ち合ったんだ。俺は 地元だったし、オカルト召喚なんて本気で信じて る奴らが見たくて興味本意で途中参加してな…… あり得ねえって思ってたんだが、奴等が必死に 祈ってる魔法陣が急に光って、狼の遠吠えみてえ な音がしたんだ。気が付いたら皆はズタボロ、俺 だけ逃げたんだよ」
最後は吐き捨てるように言って、野々村はテーブ ルを睨む。
野々村「あの野郎、ああなること解ってやがった んだ。じゃなきゃ発案者が来ねえとかあり得ねえ よ」
[134] By 春雨
05-03 21:50
木根「…では、あなた以外にあの集まりに参加し て生き残った人はいないんですね?」
この質問の後、USBに入れた画像を手持ちのi PADで再生して、この魔方陣だったかを確認する よ。
うーん、気になることはいくつかあるんだけど なぁ…
武若ちゃんなんか聞きたいことある? 無かったら目星振って欲しいかも。
[135] By 灰色
05-03 22:09
野々村「多分、俺だけだろうな」 木根の質問に野々村は頷いた。 提示された魔法陣にも、間違いないと頷く。
武若 目星62 1D100→44成功
武若「発案者が来ないのに、掲示板越しだけの指 示に従って行動したんですか? 誰も怪しまず に?」
野々村「オカルト好き拗らせた変人の集まりだか らな、最初揉めただけで気にしなかったんじゃね えの? 召喚の条件が全部お膳立てされてんだ、 発案者なんざどうでもいいって奴もいたしな」
野々村「そういや、やたら仕切ってる奴もいた な。何かの紙束持って、自分は部長の代わりだと か言って。まあ……生きてねえだろうけど」
武若「そうですか」
質問はありますか?
[136] By 春雨
05-03 22:20
うーん、もう情報無さそうだし帰ろうかな。長瀬 置いて。
木根「そうですか。聞きたいことは以上です。 後、召喚した場所だけ教えてもらえますか?」
で、このあと、例の森に行くよ。
くぅ…黒幕が解らない…やっぱりヤツなのか…?
そういえば、魔力の測定ってどうやったらいい の?
[137] By 灰色
05-03 22:28
長瀬の扱いwww
野々村「あの森に北から入ったら、所々の枝に白 い紐がくくりつけてあんだよ。それを辿れば小屋 が見える筈だ。まあその……調査、ご苦労さん」
言って、野々村は仕事に戻っていった。
作中での魔力測定法はまだ考えてないです。測定 するの?
[138] By 春雨
05-03 23:06
最後の最後にデレてみてもダメだ。今後のヘタレ アピールに期待。 木根のヘタレセンサーはツンデレに厳しかった。
武若と木根は森の件の場所に来たよ。
でも、魔力の高いやつ襲ってるわりに木根は攻撃 されないね。 やっぱり魔獣もKYは嫌いか。
[139] By 灰色
05-03 23:16
ツンデレでもいいじゃない!
時刻は13:00頃 例の森に着いた二人は野々村の言った通り白い紐 を発見する。昼間だからか以前と違って明るく、 森の中に入っても問題はなさそうだ。 紐を辿って森の奥に進んでいくと、一軒の古く草 臥れた感じの小屋を発見する。人の気配はなく、 誰も中にはいないようだ。
[140] By 春雨
05-03 23:25
ちなみに、少しでもヘタレている所を見せると、 今度は喫茶店に入り浸られます。
外には何もないのかな? 一応、ここで目星。武若ちゃんもお願いします。 何もなかったらなかったでいいよ。
1D100 54 案の定失敗。しかし、1違えばファンブルェ。
小屋の中でも目星。 先に振るね。 1D100 90 とことんピンと来ない。
[141] By 灰色
05-03 23:46
では武若も外で目星
1D100→73失敗
中では 1D100→13成功
小屋の中は家具などは全く置かれていない。 壁や天井は引っ掻いたような傷跡で埋め尽くされ ていて、巨大な布が丸まって部屋の端に転がって いる。魔法陣が書かれていた布だ。 くしゃくしゃになった紙が数枚、その布の下敷き になるように落ちているのを武若は発見した。
広い上げて見ると、印刷された文字で『鎌鼬召喚 方法』『魔力貯蔵方法』と書かれている。
『鎌鼬召喚方法』には、卒論に書かれていた風の 魔獣の召喚方法を簡易化したものが書かれてお り、『魔力貯蔵方法』には『一つの意思を持ち念 じれば魔力は移動する。魔法陣は門ではなく、魔 力を蓄える為の装置である。十分な魔力が蓄えら れると条件を満たした魔獣は現れる』と書かれて いる。
武若「木根さん、これはなんでしょうか」
[142] By 春雨
05-04 00:07
流石武若ちゃん。木根の嫁に来てくれ。今ならオ カルトグッズがついてきます。
嬉々として布を広げていた木根は、武若の持つ紙 を覗き込むよ。
木根「これが、例の部長の代わりを勤めていた者 の持っていた紙だろうな。 彼らは危険性の少なく、数ヵ月で自然消滅する鎌 鼬を召喚するつもりだった。 しかし、殺傷能力や夜にしか行動を起こさない所 をみると、今事件を起こしているのは風の魔獣に 間違えない。 彼らは部長の策略によって風の魔獣を召喚させら れたんだ。」
可愛そうにねー。
木根「しかし、これで風の魔獣の還し方は解った な…。部長の足取りは掴めなかったが。」
木根「一旦、病院に行こう。加藤姉弟に会うん だ。」
[143] By 灰色
05-04 00:17
オカルトグッズは要りませんし嫁にもなりません が一応面倒は見ます。 放っといたら木根さん何やらかすか……。
では病院です。連日でやって来た木根の姿に加藤 桜は驚いた顔をしましたが、加藤直哉は相変わら ず木根と武若を見ません。今日は本を持ってはい ませんが、イヤホンを付けてゲームをしているよ うです。
病院に何か持っていってますか?
[144] By 春雨
05-04 00:25
ふふふ…木根をあまく見るなかれ。
ケーキを買ってきました。 後、そっけない弟くんと仲良くなるべく、家に あったゲームを持ってきました。
ここでゲームが弟君の気に入るか幸運ダイス!! 1D100 95 ………。
木根「やぁ、久しぶりだね。桜ちゃんに直哉く ん。怪我の調子はどうかな?あ、これ、お土産。 」
どうでもいいけど、あの丁寧な口調は何処に行っ た。
[145] By 灰色
05-04 00:31
桜「ケーキは有り難くもらうけど……何? 本当 にもう話せることはないわよ? そうよね、直哉」
直哉「桜、三面がクリア出来ない」
桜「人の話聞きなさい」
どうすればいいのか、桜は戸惑っている。
[146] By 春雨
05-04 00:38
木根「ふふふ…君たちを見込んで手伝って欲しい ことがあるんだ。」
木根は喋りながら、直哉のゲームをさりげなく奪 うとピコピコするよ。
幸運 71 勝手にクリアして返しました。
木根「風の魔獣の送還手伝って欲しいんだ。」
風の魔獣は魔力を込めた魔方陣があれば還せるこ とを説明します。
[147] By 灰色
05-04 00:51
直哉「……」
木根が説明している間に、直哉は無表情のまま、 返されたゲームの電源をブチッと落として再起動。そしてまたゲームを始めた。
桜「ま、待ってよ、魔法陣とか魔力とか、そうい うのいきなり言われても困るっていうか……」
武若「お二人を襲った『狼』は、少なくとも人間 や普通の動物ではあり得ません。それは解ってい ただけますね?」
桜「……そうね。それは解ってるけど。直哉は、 どうするの?」
直哉「桜に任せる」
桜「……具体的に、どう手伝えばいいの?」
(魔力貯蔵分は、魔力値でダイスを振って成功し たら出目分が貯蔵されます。失敗したら貯蔵され ません。ダイスはお任せします)
[148] By 春雨
05-04 01:00
うわぁ木根が順調に嫌われてる(笑) まぁこれはこれでいいか。
木根は、小屋から持ってきた布をバサッと広げる よ。
木根「この布の陣に向かって、風の魔獣を還した い、と強く念じて欲しいんだ。君たちは魔獣に襲 われただけあって、魔力が高いだろうからな。」
100面で振っていいの? 09 少なっ
てか、この陣に魔力貯めたら、また魔獣の召喚に なるんじゃね?
[149] By 灰色
05-04 01:05
ええまあそうなります。そのままだと召喚の陣で すから。
一応二人居るからもう一回どうぞ!
[150] By 春雨
05-04 01:09
まてまてまて!!まずいじゃん!!
武若ちゃん止めてください!! ↑丸投げ
[151] By 灰色
05-04 01:15
武若目星 1D100→17成功 マジか。
武若「待ってください木根さん! それ、確か魔 獣を召喚するのに使った魔法陣ですよね? 大丈 夫なんですか?」
ピンときた武若は慌てて木根さんを止めるよ!
[152] By 春雨
05-04 01:18
木根「あ。」
木根は、すっと佇まいを正すとキリッとした顔に なったよ。
木根「済まない。ちょっと待っていて貰える か?」
武若を連れて病室の外に出ます。 ナイスアシスト!!
[153] By 春雨
05-04 01:19
あのデータに返還方法書いてたっけ?
[154] By 灰色
05-04 01:21
魔力を与えれば、という旨の記述はあったけれど も。
つまりは魔力を貯めれるならなんだって。
[155] By 春雨
05-04 01:30
すぱーんっと病室のドアを開けて木根は帰還し た。
木根「済まない、待たせたね!」
木根は、さっきの直哉にあげたけど気に入られることのないまま放置されていたゲーム(オカルト) を高らかに掲げた。
木根「こっちに魔力を充填してくれ。」
二回振るよ。 97 75 結構高いな。
どれぐらい貯めればいいの?
[156] By 灰色
05-04 01:35
98まで貯めれば良いのですが……
加藤桜の魔力値64 加藤直哉の魔力値70 なので……失敗です。
ごめん言葉足りなかったね。
[157] By 春雨
05-04 01:40
あ、そういうこと…
成功したら魔力値分まで貯まるの?
[158] By 灰色
05-04 01:43
そうだね、その方が自然だから……。
お手数お掛けしました。
[159] By 春雨
05-04 01:50
いえいえ。確認不足でした。
木根「うーん、あまり貯まった感覚はないがこれ でいいのかな?」
加藤姉弟の木根への不信感からあまり魔力は貯ま らなかったよ!!
木根「では、数日の内に通り魔はいなくなるだろ うから楽しみにしていてくれ。」
木根さん、颯爽と帰っていきます。 ついでに歩きながら魔力貯めてみます。 1D100 45 おい、貯まったよ。
ついでに喫茶店に行くよ。
[160] By 灰色
05-04 01:57
流石www え、これで86貯まったのか。のこり12です。マジ か。
喫茶店に着くなり長瀬が半泣きで飛び出してきた よ。
長瀬「あ、う……ふ、二人とも! な、何で俺を 置いていったんだよ。寂しかったし、びっくりし たし、怖かった……」
武若「あ、忘れてました」
[161] By 春雨
05-04 02:07
やっぱりヘタレじゃねーか。
木根「長瀬、これに念じろ。全力で。」
木根は、ガッと長瀬の肩を掴むとゲームソフトを ずいっと近づけたよ。
長瀬「は、はいっ!?」
木根「いいから念じろ。」
04 まさかのクリティカル。
木根の圧力に負けた(命の危機を感じた)長瀬は全 力で魔力を込めたよ。
なんかめっちゃ魔力貯まったよ?
[162] By 灰色
05-04 02:13
はい、貯まりました。
ゲームソフトは高密度の魔力が込められぼんやり と光輝いています。長瀬は意味が解らず混乱して 怯えています。それはもう生まれたての雛鳥のよ うに弱々しく。
時間は16:00頃ですかね。
どうしますか?
[163] By 春雨
05-04 02:18
なんか犯人のことがこれっぽっちも分かってない けど良いのかな…?
一旦解散。
夜に集合。 ちゃっちゃと送還しちゃおう。
集合場所は長瀬宅前です。
[164] By 灰色
05-04 02:24
まあ、それもTRPG!
では20:00頃に集合です。が、長瀬は風の魔獣に会 いたくないので出てきません。
[165] By 春雨
05-04 02:27
太鼓でドア!してもダメ?
[166] By 灰色
05-04 02:28
長瀬「無理無理無理無理絶対やだもうアレは無理 駄目会いたくない怖い怖い怖い無理駄目無理!」
やめたげてよお!
[167] By 春雨
05-04 02:30
仕方ない。
木根も魔力高いから来るだろ。 そのまま待ちます。
[168] By 灰色
05-04 02:32
木根さんの方が魔力高いからねww
ゲームソフトはどこに持ってますか?
[169] By 春雨
05-04 02:36
え、なんなのこの問いかけ。 手に持ってたらスパッとか嫌だよ?
雷は高いところに落ちるので、長瀬宅の塀の上に 置きます。
[170] By 灰色
05-04 02:49
……ちっ。
では武若と木根が雑談しつつ扉越しに長瀬に ちょっかいかけつつ待っていると、不意に風が止 みました。
オオォォォ……と、何かの動物のようにも聞こえ る音がどこからか聞こえてきます。その音は一瞬 にして近付き二人の傍で音がしたかと思うと、次 の瞬間には轟音と共に長瀬宅の塀に巨大な爪で抉 られたかのような傷が付けられました。 闇夜にうっすら輝いていたゲームソフトも塀と一 瞬に抉りとられ粉々になり、その光を失います。
代わりに、二人の頭上に淡い光の塊が浮かび上が りました。目を凝らさないと解らないほどに薄い 光は四足歩行の動物に形を変え、もう一度、今度 は先ほどより大きく鳴いたあとに弾け飛ぶように して消えてしまいました。
SANチェックです。 武若 1D100→58成功
[171] By 春雨
05-04 02:54
こえーよ。
…え、今ので帰っていったの?
SAN値 08 えええー…。
木根はオカルト生物が間近でみれたことで、テン ションMAXです。 アイドルを前にした女子高生のような悲鳴を上げています。
[172] By 灰色
05-04 03:04
手で持ってなくてヨカッタネ。
きゃーきゃー騒ぐ木根さんを無視して武若は扉越 しに長瀬に話しかけるよ。
武若「長瀬さん、もう大丈夫です。多分ですが魔 獣は帰りました」
長瀬「……凄い音してたけど」
武若「塀が抉れました」
長瀬「!!??」
[173] By 春雨
05-04 03:09
長瀬のSAN値チェック 70 おめでとう。
1D6 1
ちょっとショック受けたね。
[174] By 灰色
05-04 03:12
塀だけど家の一部壊れたからねwww
では、きゃーきゃー騒ぐ木根さん引っ張って帰っ てED……で良いですか?
[175] By 春雨
05-04 03:20
では、ちこっとエピローグをどうぞ!!
[176] By 春雨
05-04 03:21
後、長瀬を入部させたいです。 あくまで生徒じゃないので準部員として。
[177] By 灰色
05-04 03:26
パシり部員かww
エピローグ
ある朝、木根が爽やかに起床すると携帯に留守番 電話が録音されていた。非通知からだ。 再生すると、どこか懐かしい声が聞こえてきた。
「あ、卓也? 俺だよ、俺。お前の親愛なるにー ちゃんの聡だよ。お前風の魔獣ぶっ倒してくれた みたいじゃん、わりーなー俺の尻拭いさせちまっ て。流石魔力高いだけあるわ。あれ召喚したの俺 のネット仲間なんだよ騙しただけなんだけど。 まーいいデータ取れたからありがとうってのと、 母さんに俺定職就いたからって言っといて。 じゃーなー」
早口に言って、その声は消える。彼は木根の7つ 上の従兄弟であり名前を高津聡という。木根より 先にオカルトにハマり、少々人間性に難がある男 だ。
ずっと連絡が来なかったのに珍しいなと考えなが ら高津の顔を思い浮かべ、そして気付いた。彼は 留守電でなんと言っていたのか。
高津聡という名前は、つい最近聞かなかったか。 否、確実に、重大な場面で聞いた。
急いでかけ直すが繋がらない。番号を変えたよう だ。
木根は彼の家に連絡するべく、実家の番号を押し た。
……ごめん、よろしければ続きオナシャス
[178] By 春雨
05-04 03:30
おけwww やっぱ高津が犯人だったかw
木根は実家に電話をかけると叔母さんに聡の現状 を尋ねたよ。 流石に死人出てるしね。木根も焦ってます。
[179] By 春雨
05-04 03:47
久しぶりに話した叔母さんは、聡の話をしようと すると直ぐに話をそらしてしまった。 息子がオカルトにハマったときもかなりご立腹 だったが、家を出てからはほとんど勘当状態が続 いていたのだ、無理もないだろう。
木根にとって、聡は優しくて面白いお兄ちゃん だった。 家に行くと、必ず聡の部屋に行った。聡の薄暗い 部屋には一面に、怪しげな魔術書、何に使うか分 からない器具、煙を上げるフラスコにビーカー… そんなものが敷き詰められていた。 そう。幼いピュア卓也にとって、あの部屋はまる で魔法の部屋だったのだ。
ちなみに木根のオカルト好きは十中八九、聡が原 因であることに木根は気づいていない。 ついでにいうと、聡は何度か木根の高い魔力を利 用し実験しようとしていたのだが、木根は持ち前 の幸運で回避していたという事実も木根は知らな い。
ただ今は、あの優しかった兄が何故こんなことを するようになってしまったのか。 そんなことを考えるのだった。
END?
[180] By 灰色
05-04 04:10
全く生かされなかった設定集
桜ちゃんを怯えさせた場合直哉君が襲いかかって きてました。しかもバトル要素ここくらいしかな かった。 その後の台詞 直哉「桜大丈夫? 怪我はない? 傷は開いてな い? 桜は僕が守るから安心していいよ、絶対に 他の奴なんかに傷付けさせないから。大丈夫、僕 は桜以外もう見ないって決めたから。何があって もすぐ助けるよ、だから安心してね桜」
ヤンデレー
序盤のタクシー内での会話は、風の魔獣は室内& 車内には来れない設定があった為です。あとタク シーの運ちゃんも魔力高かったんだ実は。
ヘタレで気に入られた長瀬ですが、初めはクール 系の精神不安定キャラでした。でも幸運失敗した のでその分交渉しづらいキャラに変更したらああ なりました。半引きこもりですが木根さんの勢い に押されてちょっと前向きになったかもしれな い。
野々村が喫茶店に居たのは、「被害者二人がニー トは駄目だ」「これ以上駄目な大人は出せない」 という思いから。容疑者として逮捕からの釈放に より地元で肩身狭い思いをしていたところ、地元 の先輩から「うちの喫茶店で働いたらー?」と言 われて働いている設定。意味はない。
最初で登場しなくなった春日彩ちゃんですが。
春日「あのさ、灯ちゃん、昨日の……木根さんの ことだけど」
武若「あ、ごめん。護衛なのに変な人連れてっ ちゃって。明日からは呼ばないから」
春日「うん、ちょっと怖かったけど……でもやっ ぱりかっこいいかも!」
武若「……」
春日「今日も帰りお願いしていいかな? これが きっかけでお近づきになったりして!」
武若「……連れてこないようにするよ」
春日「え、なんで!? 目の保養なのに!」
武若「調子に乗らせたら後が大変だから」
春日「えー!」
みたいな会話があったりなかったり。
あと、オフ会で場を仕切っていた奴は元オカ研部 員で高津に騙されてた奴でした。
NPCに関してはこれくらい。
ありがとうございました。