しろ
徒歩一分が歩けない。
おトイレまでが遠すぎる。
シャワーはもちろん浴びられない。
なんにも出来なくなっている。
どうやら脳も閉じてきた。
なんにも入れられなくなって、
書きかけのことが後ろめたいわ。
なにを書いたの?
河童と……効果と……血の姫君。
ぜんぶ水ねぇ
水蛇ぞろり
泳ぐ姿は可愛らしい。
淡水パールが好きなのだ。
不揃いでよい、照り淡く欠け。
アクアマリンは聡明で
橄欖石は多幸感。
わたしとあなたのひとつがい。
比翼ではなく木に花ひとつ。
その間には毛むくじゃら。
愛しい娘の毛むくじゃら。
甘やか愛さる砂糖のむすめ。
あの子はダイヤ、傷なき白玉。
なんでもわたしは白色が好き。
白いオパール、白い花々。
桔梗にアナベル、さくらにわんこ。
白い色ほど惹かれてしまう。
だいすきな色は変わらない。
たとえ私が黄レンジャーでも。
あなたは社内の催しで
レッドを演じたミドレンジャー。
娘は演じず高みの見物。
お八つもつくわ、ブリオッシュなど。
わたしはカレーは好きじゃない。
キャラクターとしてキレンジャー。
プラチナは娘、
あなたがいぶし銀、
わたしはゴールドキレンジャー。
それでも白が好きなのです。
表面上は極彩色、けれど心の奥はしろ。
演じてみたい、ぜんぶの色を。
大事な色を、知っているから。
ヘルペスがほかの場所にも出来て痛いです。




