第5話
遅れました。取り合えず就活終わりました。
翌朝
新聞を読んでいると昨日皇帝陛下とのことについて一切取り上げられてはいなかった。
そこで、父に聞いてみようと思ったが今日は家にいる気配が感じられれなかった。とりあえず今日は、昨日寝るときにひらめいた軍資金調達をするために会社を興すことについて考えてみた。
会社内容としては、Tシャツを販売する予定である。まぁ、とりあえず大量生産によるコストダウンと女性の雇用を創出することによっての売上(軍資金)を上げていきたいと考えた結果だ。また、大量生産はフォード氏を招いて直接指導をしてもらうことを考えている。
この話はここまでとして「ドイツ高等研究所」(deutsches hohes Forschungsinstitut)略してDHFとして今後活動を行う予定である。
研究内容としては、航空・化学・機械・電気において主に力を入れて研究を行っていく。
・航空は主に次世代飛行機やロケットについての基礎技術
・化学では今後やってくるスペイン風邪についての研究
・機械はまずディーゼルエンジンと航空エンジンの開発とコストダウン
・電気では主に半導体や発電効率の改善
についてに研究をして行く予定だ。
なんてことを考えると名前を呼ばれていることに気がついた。
「アルブレッヒ!」
「…何?」
「何じゃない。さぁ、今日も宮殿に行くぞ」
「えっ、今日も??」
「ああ。今日は昨日お前が話していたDHFについての人員や予算、研究所をどこに作りにいくかを考えに行くんだぞ」
「そうか。わかった」
とすぐに支度をして、宮殿に向かうのであった。
いざ、宮殿につくと昨日と同じく警備に話をつけて入ることになった。そして、またあの部屋に入って待たされることとなった。しばらく待つと皇帝陛下が来た。とりえず、挨拶をすますと話が始まった。
「さて、昨日の件についてだが…」
とここでの会話は長くなるのであえて省かせてもらう。とりあえず、今回決まったことはやはり大英帝国に追いつくための海軍拡張計画を削減もしくは凍結することとなった。次に昨日自分が提案したDHFを設立することは勅命によりすんなりと成立した。そして、ドイツ本国にフォード氏を招くことについては何とか了解を取らすことに成功した。
「うむ…」
「一体どうされたのですか。」
「いや、軍縮を初めて国民が納得してくれるのかと…。」
「そこなんですが…」
今後の流れを説明した。予定としては、まず浮いた予算で国内産業の発展および高速鉄道と高速道路の建設を行い国内産業の強化を行う。これを第一次国土開発計画とする。
これと並行して、車や機械に使われるネジや治具の規格統一を行うこと。
そして、軍は浮いた予算で近代化を進めていくこと。具体的には以下のようになった。
・陸軍は機械化を進めて生き1920年代には半数の師団が機械化されていること。
・陸軍は対戦車及び対空の脅威に対して前者は1910年代、後者は1930年代までに対応できることとする。
・海軍は今後自国を防衛出来るだけの最低限の兵力とする。ここで自国とは植民地にも適用される。
・新たに空軍の創設を行うこととする。
・空軍は戦術空軍と戦略空軍を持つことにする。
・空軍戦力は1910年代までにはある程度確保する。よって、優先的に戦術空軍を整備することする。
と決まったところでいったん休憩となった。
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