第01話 魔術師の家系
異世界に転生した傑。その世界での名前はルミネ。この世界では頑張って生きようと決意を固める。そしてルミネはある特別な魔法が使えるらしいようだ。
ここは何処なんだろう。
さっき僕は津波に飲み込まれた死んだ。はずだが、目が見える。
ここは、病院にしてはおかしい
というか、目の前の人は誰なんだろう?
凄く美少女。いや美女か。オタク心にきく。
「貴方の子よ!生まれたわ!」
ん。裸の奥様?
そして、意味は分かるけど知らない言葉
つまり………僕は……転生したの?!
夢にまだ見た、異世界転生。
また、僕は人生をまたやり直せる。
「あなたの名前は、ルミネよ!」
約5年後
5年でかなりの美少年になったが…
年齢が年齢でほとんど何も出来なかった。
だけどこの世界をかなり理解した。
この世界の人々には魔力があるらしい。
だけど、6歳になるまでは魔術が使えないらしい。
だから僕は、この世界について研究する事にした。
どうやら元の世界の大地震のとき、こっちの世界でも災害がおこったらしい。
私が原因かも知らない。
被害は甚大で、数多くの種族が消えた。
数万の街がなくなってしまった。
前世、ちっぽけなニートだった女がこんな大きなことを起こしたかも知れないんだ。
少し感慨深い。
そしてもうそろそろ、この世界の私の誕生日が来る。
つまりアニメで憧れていた魔術が使えるようになるんだ。今から研究をしないと。
1ヶ月後。
「おめでとう!」
この世界6度目の誕生日だ。
ここの誕生日は少し違う。ケーキも食べず、プレゼントも無い。ただおめでとうと言われるだけだ。
だけど6度目の誕生日は盛大に祝われる。
その中で重要なのが、魔術の先生が来る事だ。
「どうも初めまして。魔術師のナビアです。」
こういう人か…やはり異世界には美女が多い。
「ぐへへ……」
いまから、さっそく魔術師の練習だ。
「それでは、まず初級魔法をしましょうか。」
やっぱりアニメ見たいに魔法には階級があった。
「手の先にイメージを…水よ散れ!!」
凄い。これが魔法か。だけどアニメで見た魔法の使い方とあんまり変わらないな。
そして定番の初級の水魔法。僕もやってみよう。
「ハッ!!!」
ん?。おかしい。先生がやっていた魔法と威力が違いすぎる。
「やはり魔術師の家系は凄いですね!今の魔法はきっと上級魔法に値する力です!」
凄い。
この時やっと、異世界を感じた。
憧れだった魔法が使えてる。
感動なんてものじゃない位の嬉しさ。
「ぅ…ぐすっ……」
やばい、涙が…
「大丈夫ですか?!はい、ハンカチ!」
数分後
「落ち着きましたし、あれをしましょう!」
あれとは何だろう。
「そう、貴方の固有魔法を見つけます!」
固有魔法?何だそれ。
「固有魔法とは、その人が最大限強さを引き出せる魔法の事を言います。」
「私は、固有魔法を見つけるスキルを持っていますので今から見つけますね!」
僕のその固有魔法は何なんだろうか。
「ルミネさん。凄いです……いや、凄いどころではありません!貴方の固有魔法は………」
ゴクリ…
「そう。空間魔法です!」
「え。それって強いんですか?」
「はい!世界で6人しかいない、最強の魔法です!そして今、あなたによって7人になったんです!」 「別名【7神】とも言われています!」
僕は、そんな凄い力を持っていたのか。
空間魔法ってワープとかが使える魔法なのかな?
「昔の書物には、7人の勇者が揃うと、想像を絶する魔法が起こるとも言われてます。その勇者こそが、貴方のような空間魔法の使い手の事なんです!」
「今の僕に出来ますか?」
「それは、無理です。」
……え?
「ですが、多くの鍛錬を積むといつか使える様になると言われてます。他の勇者もそうでした。頑張りましょう!」
こんな美少女に応援されたら頑張るしかない。
いつか、人を救えるような魔術師になりたい。
だから…
「僕。頑張ります!」
「はい。応援してます。ルミネさん!」
ルミネの固有魔法は、空間魔法。一見弱そうに見えるが、実は勇者と呼ばれる、世界7人しかいない最強魔法だった。鍛錬を重ね、いつか最強となる日がくるのか……
次話は2月10日にでます。