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誰かが作った怖い話 Part1 「最後のため息」

作者: SAGULOVE

初めまして、SAGULOVEと申します、ホラー好きな高校生です、語彙力ない馬鹿だけど頑張ります。

オリジナルのホラーも書きたいですが今回は、昔どこかで聞いた怖い話をアレンジして作りました!!

不定期ですがこれから怖い話を書いていこうと思います!!

感想とかくれたら泣きます!!

「はぁ…」

何度目か分からないため息、何度目か分からない残業、明日も明後日も続く怠惰な日常にまたため息をつきながら安物のヒールを鳴らす。


60分ほど歩き小汚いマンションに到着する、自分の家だ。ため息をつき6階にある自分の部屋とマンションの駐車場にいる自分が睨み合う。

もうひと頑張りだ、と心に言い聞かせヘロヘロの体を動かしロビーのエレベーター前まで行く。


「?」


変だ、こんな時間、いつもなら誰もいないはずなのに、エレベーターの横の壁にもたれかかった真っ白なレインコートを着た小柄な男がいるのだ、下を向いているため横目で顔を見ても表情は明らかにならない。

また、自分が感じた違和感に拍車をかけたのが、今日は1秒たりとも雨など降っていないという事実、それにも関わらず真夜中にレインコートを着た男が立っている、不気味ではあるがこのマンションの住人の可能性が高い。頭の中でそんなことを考えながらエレベーターのボタンを押す、エレベーターが来る時間が妙に長く感じた。


チーンと音がなりエレベーターの扉が開く。

相変わらず壁にもたれている白い男は気味が悪いが今後の関係を悪くしないためにも、到着したエレベーターに乗る前に「あ、お先にどうぞ!!」とわざとらしいが気さくに振る舞うことにした。

帰ってきた答えは予想外?いや予想通りなのかもしれないが首を横に振るというなんともコミュ障臭い返事だった。


エレベーターが閉じる瞬間、男はいきなりエレベーターの前まで走ってきた、驚いたがその瞬間、先程の驚きを遥かに上回る恐ろしい事実を文字通り突きつけられる、男が扉が閉じる寸前のエレベーターからギラついたナイフを見せつけたのだ!!


「え…」


何がなんだか分からなかった、しかし呆然としているあなたの意識は足音で破られる。


「タッタッタッ!!!!」


そう、エレベーターのすぐ右にある非常階段からしろい男らしき足音がするのだ。

「あ、死ぬかも…」

そう悟った時点でもう遅い、残された時間は数秒、自分に今何ができる?





「はぁ…」





ため息をつくことしかできなかった。

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