帰り道
真に申し訳ありません。前回で終わりとかいっときながら終わってませんでした。短めです。
お互いに落ち着いた後、俺たちは二人並んで家路についていた。
「「・・・。」」
先ほどのこともあり、気まずい空気が流れている。
「あぁ、そうそう。告白の件についてはまだ返事はしなくていいから。」
澪はあっけらかんとした感じで言った。
「・・・は?」
俺は思わず戸惑いの声を漏らす。実のところその返事についてで考え込んでいたので急に返事はまだいい、と言われ困惑を隠せなかった。
「理由についてはそう遠くないうちに分かると思うから心配しないで。」
澪は真剣な目つきで空を見ながら呟いた。
「『そう遠くないうちに分かる』ってまた意味深な言葉を使うな。」
俺が問い詰めるも澪は知らん振りをするばかりであった。こうなった澪はそう簡単には口を割らないため俺は素直に引き下がった。
「それと、今日は私の買い物に付き合ってくれてありがとね。」
お礼と言うと同時に澪は「ん。」と俺に左手を差し出してきた。
「・・・この手は何だ。」
「何って手を繋ぐための手だよ?」
澪はさも手を繋ぐのが当然かのように答えた。
「荷物を持ってるんだが?」
「左手で、でしょ?右手は開いてるからいいじゃん。」
「さっきははぐれないために手を繋いだが今はそんな必要はないと思うのだが?」
「私がただ単に手を繋ぎたいからだよ。」
俺があぁ言えば、すぐに言い返してくる澪であった。
俺は溜息をついた後に周囲に人がいないのを確認してから恥ずかしいのがばれないように顔を逸らしながら澪の左手を空いている右手で握った。ちらっと視線を寄越すと澪はこちらを下から覗きながら「にやぁ~」としていた。
「恥ずかしくて照れてるところも可愛くて好きだよ。」
「・・・うるさい。」
俺たちは『恋人』のように二人並んで家に帰った。後ろの物陰から何か物音がしたが俺は気付かなかった
次回からはきちんと話を進めます。




