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四大美女と完璧イケメンとその親友  作者: 星宮 誠二
一学期
17/82

閑話 "『田宮 結衣』の日常"

結衣の日常を書いてみました。翔斗が好きすぎて若干おかしいところがあります。申し訳ありません。

初めまして!私はお兄ちゃんこと「田宮 翔斗」の妹の「田宮 結衣」です。


今日はそんな私の日常を紹介しようと思います!


私の朝は同級生たちと比べると少しだけ早いです。私は毎朝5時30分に起きます。顔を洗ってからリビングに向かうとお父さんとお母さんが仕事に行くための準備を慣れた手付きでしています


しかし、二人の仕事は朝早くからなので6時には家を出てしまいます。そこからお兄ちゃんが起きる30分間は私のゴールデンタイムなのです。自分とお兄ちゃんのぶんのご飯を用意しているといつの間にか20分が経ってしまいます。


残りの10分はどうするのかというと・・・。


お兄ちゃんの寝顔をただ眺めるだけです!


お兄ちゃんの寝顔を見ているととっても癒されるのです。仲のいい友達にこのことを言うと「重度のブラコンだね。」と言われました。解せません。私はお兄ちゃんの寝顔をスマホで撮り、フォルダーに保存しています。この習慣を長い間続けているためすでに写真の数は500枚に達しそうです。


眺めている間に時計の針は6時30分を指していたので私はお兄ちゃんを起こしました。お兄ちゃんは寝ぼけながら私に「おはよう結衣」と声をかけてくれました。もうそれだけで1日を頑張れます。


お兄ちゃんと一緒に朝ご飯を食べている最中にお兄ちゃんの顔を見ると、とてもおいしそうに食べてくれています。私はそれがうれしくて頑張って料理のレパートリーを増やします。作った料理をおいしそうに食べてくれているのは私としてはこの上なくうれしいのです。それが大好きなお兄ちゃんなら尚更です。


とは言っても、私にも学校があるので幸せな時間は長くありませんでした。ここからは優等生の結衣として頑張らなければなりません。お兄ちゃんにハグをしてもらってから私は中学校に向かいました。ちなみに、私は今中学3年生で受験を控えています。私の志望校は当然お兄ちゃんが通う「鳴動高校」です。鳴動高校は全国の中でも進学校として知られているため、私は勉強を欠かしません。当然、お兄ちゃんにも勉強をよく教えてもらっています。お兄ちゃんは鳴動高校の中でもかなり頭がいいほうなので教え方がとてもうまいから私も助かっています。何故教え方がそんなにうまいのかを聞いたら「澪に教えてるから」と答えました。澪さんはお兄ちゃんと淳さんの幼馴染です。お兄ちゃんは渡しません!


私は学校で「女神様」と呼ばれているそうです。私はあまりその呼び名が好きではないのですがもうすでに広まってしまったため諦めています。


放課後になり友達と別れ、早く家に帰ろうと下駄箱を開けるとその中には手紙が入っていました。その後すぐに呼び出された体育館裏へ向かいました。そこには話したことのないクラスメイトの男子が立っていました。


「好きです!付き合ってください!」

その男子は短く告白してきました。


「ごめんなさい、あなたとは付き合えません」

私は幾度となく言った台詞を言いました。それを聞くや否やその男子生徒は走り去ってしまいました。私は少し暗い気分になりながら家に帰りました。


家に入ると、すでにお兄ちゃんが帰ってきておりわざわざ玄関まで来て「おかえり」と、声をかけてくれました。しかも、笑顔付きで。私はそれだけでお腹いっぱいです!


夜になり、部屋で宿題を終えると外では雨が降っていました。外を見ながら明日は晴れるといいな、などと考えていると雷が鳴り響きました。私は雷が大の苦手なのでその場で耳を塞いで座り込んでしまいました。でも、耳を塞いでも完全に音を遮断することは出来なくて私は体を震わせていました。


すると、お兄ちゃんが心配そうな表情をしながら私の部屋にノックをしてから静かに入ってきました。


「結衣。大丈夫か?」

お兄ちゃんのその言葉から私はお兄ちゃんが私を心配してくれていることに気付きました。だから、私は思いっきり甘えることにしました。


「今日はお兄ちゃんの部屋で寝てもいい?」

若干浮ついた声を私は発しました。


「もちろん、いいよ」

すると、お兄ちゃんは即答して私の手を握って部屋に連れて行ってくれました。


お兄ちゃんの部屋で私はお兄ちゃんにベットの中で抱きつきながらこんなことを考えていました。


"やっぱり私のお兄ちゃんは最高!"


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