報告会
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「だはぁ~...」
やっと俺は生きた心地を取り戻したように同好会中央テーブルに倒れこんだ
皆もうテーブルを囲って席に着いている。
「うおっ!どうしたんだよ渡辺!?」
と、驚く上田。
「おいおい、寒いんだから扉は閉めてくれよ」
と、立ち上がる天野。
「ふぅ~...話を聞いてくれよ、皆ぁ...」、
と顔を上げて遂に打ち明けられる事実の重荷が下りたような俺。
「やっぱり、お前もか...」
と、賛同の小島
「...」
だんまりの和田部長。
俺は帰ってこれたんだ、またこの空間に......
~~~~~~~~~~~
「え!?他のクラスもなのか!?」
驚嘆の声を上げたのは俺だ。
今聞かされたのはジャンケンで勝って一番話し始めた小島からの情報だ。
なんでもうちのクラスほどでないにしろ、
他のクラスも異様なほどに静寂が取り巻くようになったのだと言う。
「げ、原因はなんなんだよ?うちのクラスでも急に起きちまってるんだ」
身を乗り出して聞く俺を小島は一瞥もせず下を向いて続けた。
「分からないよ...僕もクラスに大して友達がいる訳じゃないし...」
小島も自分のクラスには話し相手がいない男だ、ちなみにA組だ。
「じゃあ、今度は俺だな。って言っても...だいたい小島とうちも同じだな」
と、語るのは上田だ。
「俺は情けない小島と違って話せる友達がいない訳じゃないが、
うちのダチは情けないやつばっかりでなぁ...
まるで口を割ってくれない」
上田の言う友達とは確か気の弱そうな女子だったはずだ。
小島といれない場合は代わりのように連れて歩いてるのを見た気がするが、
見た感じ正直仲が良さそうには見えない
一方的に上田がその子に話しかけているだけで共依存と言ったところか...
情けないやつ『ばかり』の部分は盛っているな、と鋭く察した。
ちなみにC組だ
「同じく...」
と短く賛同したのは天野、コイツは割と友達もいるようなイメージだが
何の情報も得られなかったようだ。
ちなみにE組だ。
そうしてB組代表の俺の話す番が回ってきた。
このようにそれぞれクラスがバラバラであることによって
各クラスの近況が分かることが、
ここにきて初めて役に立っていると言える。
ちなみに俺が最後なのは言うまでもなく話したい意欲では一番だったのに
ジャンケンで負けたからだ。
「よーし、じゃあやっと俺から言わせてもらうが――」
「皆...」
ここで遮るように満を持して部長の重い口が開き、低く深い声が響いた
「渡辺の話をよ~く聞いておくと良い...
彼が語ることがこの一連の事件のカギなるやもしれんぞ...」
そうして無駄にハードルが上げられて改めて全員の目線がこちらに集まった。
「...ええ、コホン...では話させて頂きます」
俺の話がぎこちないスタートで始まった。
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