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ファルダーミール-明日の世界-  作者: ほむほむ
第二章 七不思議が始まるかもしれない編

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カヤトキレる

「ワウ!ワウガゥ!」

  カヤトの服の裾はもはやその原型を保っていなかった。

  何故かホワイトウルフは満足げである。

  一方、被害者であるカヤトはというとお気に入りの服がボロボロになり、若干へこんでいた。

「…………ふふふ!フハハハハ!!お前ら全員ぶっ殺す!?」

  カヤトは急に真顔になり、不適に笑い始め、ガチギレをする。

  「ガウ!?」

  カヤトの怒りに呼応して周りの積もっていた雪が浮かび始める。

  その見たことのない状況に対してホワイトウルフは驚きの声をあげる。

  しかし、そこは獣。

  目の前で起こっている現象が危険な物だとすぐに察する。

  「ガウガウ!ガゥア!!」

  おそらく群れのリーダーだと思われる、一回り大きいホワイトウルフが撤退の号令を出す。

  「逃がさねえぞ!犬どもが!!」

  立場逆転、今まで終われていたカヤトが今度は追う側に回る。

  ホワイトウルフを追うカヤトの顔は鬼神のような顔だったという。

  とうのホワイトウルフたちは恐怖のあまり後ろ振り向くことさえ出来ずにいた。

  「待てや!」

  「ガゥ!?キャイ~ン!」

  「まずは一匹!ヒャッハ!」

  群れの一番後ろを走っていたホワイトウルフが一匹殺られる。

  カヤトは現状おかしなテンションになっている。

  「呪詛、影星一式!」

  呪詛まで使う有り様である。


 カヤトの呪詛により、禍々しい黒色に染まった雪玉がホワイトウルフ目がけて飛んでいく。

「キャウ!」

 黒い雪玉に当たったホワイトウルフは泣き声をあげ、その場から動かなくなる。

「キャ……ギャグ、グ、グ」

 黒い雪玉が当たった部分から次第に黒いシミがホワイトウルフの美しい白い体毛全体に広がっていく。


 死病

 強力な呪いによって体中に黒いシミが広がり、やがては死に至る病である。


 カヤトはこの死病を自分の呪力を使い強制的に行使した。


 その死病はほかの同業者からは忌み嫌われているため、本来の冷静なカヤトであったならば使用しなかったであろう。しかし、ホワイトウルフによってお気に入りの服をボロ雑巾のようにされ怒り狂ったカヤトに理性などは無かった。端的に言えば、バーサーカー状態である。


「死ねや四足歩行の犬っころどもが!生まれてきたことを後悔させてやる!」

「Gooooo!!」

 もう逃げられないと悟ったのか、ホワイトウルフたちはカヤトに噛みつかんとする。

「ガウ?」

「残念だったな」

「グガァ!」

 右手にかじりついたホワイトウルフの牙がカヤトの皮膚を傷つけることはなかった。

 カヤトは現在、呪力による身体強化によって硬くなっている。

 

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