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ファルダーミール-明日の世界-  作者: ほむほむ
序章

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16/46

ドタバタ

更新が遅い割に内容が薄くて申し訳ありませんm(__)m

 消すのめんどうだな。


 そう思いながら俺は、自分の机に書かれた文字を再度確認する。


 周りの奴らに聞こえないよう、呪力を込めた声で呪術を唱える。呪術だとバレないように雑巾で机を拭くふりをしながらだがな。


「【消】」


 呪術【消】初歩的な呪術の1つであり、凡庸性が高く、込める呪力によって効果範囲や効力の調整が細かくできるため、使いがってのいい呪術だ。


「うるさい西城、もう大丈夫だ」 


 いまだにうるさい西城を黙らせる。


「おう、すまない。もしかしてカヤト、呪術を使ったのか?」


 俺の耳元に顔を寄せ、西城が聞いてくる。


「お?ああ、そうだ」


 西城には仕事の関係上、簡単な呪術を教えてある。さすがに何も知らずに、裏の仕事を手伝わさせる訳にいかないしな。


「犯人を見つけなくていいのか?」


「めんどうだし、どうでもいい」


 西城のおせっかいは時々ウザいな。こいつの良いところでもあるが、同時にウザいところでもある。


「そんなことより気づいたか西城、さっき俺が呪術を使ったとき一瞬だが呪力感じられた」


 しかも、殺意のこもった呪力だ。


「え!マジが、全然気付かなかった」


 まあ、まだまだ呪術は教え始めたばかりだからな、気づかなくても仕方ないか。


「【人】」


 逆探知の呪術を行使する。


 引っ掛かった……


 目線をそっと教室の入り口に向ける。


 あの女子生徒か……


 髪が長く、顔立ちは整っており、可愛いというよりは綺麗系だ。例えるならば、日本人形が人間になったような……そんな感じだ。


「あ……」


 どうやら、気づかれたようだ。

 女子生徒が走り去って行こうとしたため声をかける。


「待て!」


 まあ、走り去って行くわな。


「ダルいな、まったく」 

 そんなことを愚痴りながら俺は走り去った女子生徒を追いかける。


 廊下に出ると、先程の女子生徒が丁度階段を登り切るのが見えた。


 距離的には50メートルほどだろう、10秒もあれば追いつく。


「おい待ってってカヤト」


 廊下を走っていると後ろから西城が声をかけてきた。


「うるさい、今は忙しい」


「酷いな〜カヤト」


「ウザ」


 後ろを振り返らずに西城と会話をする。


 なんだかんだ話しているうちに、目の前に目的の女子生徒が見えてきた。


「待てよ」


 そう声をかけ女子生徒の肩に手をかける。


「きゃ、やめて下さい!?」


 パチン


 手を払われた。


「痛いなまったく」


「呪術【火炎】」


 彼女の周りには直径5センチメートルほどの火球が15個ほど浮かんいた。


「うお!危ないな、いきなり呪術を使ってくるのかよ」


 火球が目の前まで飛んできたが寸前の所で避ける。


「熱!?」


 西城に火球が少し当ったらしい。


「西城しっかりとレジストぐらいしろ」


「おっと」


 また火球が飛んできた。


「あたる!」


 仕方ないな。


「消去」


 火球をレジストする。


「助かったカヤト」


ありがとう御座います。

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