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ファルダーミール-明日の世界-  作者: ほむほむ
序章

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11/46

復活と悪巧み

15分後……


「うぅ……頭が痛いな」

西城は自分の後頭部を擦る。


「お、やっと起きたか西城、おはよう」

思ったより気絶していたな、死んだのかと思った。


「おはよう」

こちらを見ながら挨拶を返してくる。気絶から覚めたばかりだからだろうか、西城の声は何処と無く呂律(ろれつ)がまわっていないようだ。


「なぁ、カヤト、お前の姉さん綺麗だよな」


「ぶっ!」

西城の奴いきなり何を言っているんだ、頭を打ったせいで変になったか?

しかも、飲んでいたコーラを吹き出してしまったじゃないか。


「汚いなカヤト、コーラが顔にかかったじゃないか」


「あぁ、すまない、ほれ、ティッシュ」

ティッシュ箱を西城に投げつける。

憎しみを込めて。


バシッ!


「危ないだろカヤト!ティッシュ箱を投げるんなよ」

西城は顔面に向かって投げられたティッシュ箱を片手で掴む。


「いや、すまない、すまない、つい」

笑ってとりあえず誤魔かす。


「まったく、気をつけてくれよ」

そう言いながら西城はティッシュで自分の顔を拭く。


「で、どうするカヤト、今夜の標的はなかなかの強敵だぞ」

先程までとは違い真面目な声で語りかけてくる西城。


「ああ、わかっている。だから、今、ゲームをしながら考えている」


「ゲームをしながらってお前、本当ゲーム好きだよな」


「あ?あぁ、ゲームは素晴らしいからな」


「何処がだよ。現実ではありえないことじゃないか」


「そうとは限らないだろ」

そう、ありえないことではないのだ。


「まるでゲームのような事が現実で起きるといっているように聞こえるんだが?」


「そうか?」


「そうだ」


「ハハハ、気にするなよ西城」


「そうだな」


あ、作戦を思いついた。


「おい、西城作戦を思い付いた」


「どんな、作戦だ」


「今夜の相手は女だ、ならいくらでもやりようはある」


ニヤリ


「悪い顔してんなカヤト」


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