復活と悪巧み
15分後……
「うぅ……頭が痛いな」
西城は自分の後頭部を擦る。
「お、やっと起きたか西城、おはよう」
思ったより気絶していたな、死んだのかと思った。
「おはよう」
こちらを見ながら挨拶を返してくる。気絶から覚めたばかりだからだろうか、西城の声は何処と無く呂律がまわっていないようだ。
「なぁ、カヤト、お前の姉さん綺麗だよな」
「ぶっ!」
西城の奴いきなり何を言っているんだ、頭を打ったせいで変になったか?
しかも、飲んでいたコーラを吹き出してしまったじゃないか。
「汚いなカヤト、コーラが顔にかかったじゃないか」
「あぁ、すまない、ほれ、ティッシュ」
ティッシュ箱を西城に投げつける。
憎しみを込めて。
バシッ!
「危ないだろカヤト!ティッシュ箱を投げるんなよ」
西城は顔面に向かって投げられたティッシュ箱を片手で掴む。
「いや、すまない、すまない、つい」
笑ってとりあえず誤魔かす。
「まったく、気をつけてくれよ」
そう言いながら西城はティッシュで自分の顔を拭く。
「で、どうするカヤト、今夜の標的はなかなかの強敵だぞ」
先程までとは違い真面目な声で語りかけてくる西城。
「ああ、わかっている。だから、今、ゲームをしながら考えている」
「ゲームをしながらってお前、本当ゲーム好きだよな」
「あ?あぁ、ゲームは素晴らしいからな」
「何処がだよ。現実ではありえないことじゃないか」
「そうとは限らないだろ」
そう、ありえないことではないのだ。
「まるでゲームのような事が現実で起きるといっているように聞こえるんだが?」
「そうか?」
「そうだ」
「ハハハ、気にするなよ西城」
「そうだな」
あ、作戦を思いついた。
「おい、西城作戦を思い付いた」
「どんな、作戦だ」
「今夜の相手は女だ、ならいくらでもやりようはある」
ニヤリ
「悪い顔してんなカヤト」




