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去り行く何か  作者: 凩
4/5

良からぬ気配

「わわわっ!!カナタさん、一体何が!?」

状況が理解できないショウイチはひたすらカナタに問い質した。

「…やっぱり何でもない。連れ回しちまって悪かったな」

カナタはそれだけ言うと、また歩き出した。



「…さっきの人…妖怪だったんですかね」

ショウイチは青空を見上げながら呟いた。

「…昔会ったことがある」


「…え?」

予想外の言葉に、思わず首をかしげる。


「しかも、あの場所…あの公園のブランコで、だ」




「…そんなぁ!カナタさん!きっと疲れてるんですよ!人間界なんて子供の時から行けるもんじゃないんですよ」


「嘘じゃない。あそこでアイツとよく遊んだ。名前はもう覚えてねえが」

カナタはキッパリと言い切った。

過去の記憶は曖昧だが、彼女と過ごした時間は鮮明に残っている。それが正しいと信じたのだろう。


「…カナタさん?」

急に俯いたカナタに、ショウイチは歩み寄る。




「…クソッ…アイツ等のこと、どう伝えれば…」

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