第1話 転校生VS金髪君 前編
休み時間になった。 『それにしてもさっきの自己紹介、緊張したぁ〜…みんなの前に出て言うのは恥ずかしいよぉ〜…』
そんなことを思いながら僕はボーっとしていたら、
「おいっ!!」
という声が聞こえたが僕に言ったと思わないから振り向かなかったがその声がだんだん力強くなり僕に言っていることに気づいた。僕は急いで振り向き声がしたほうを見た。
『うっそ〜ん!?今時…』
僕は見てしまった。そこには朝のHRの時にはいなかった、短ラン、ボンタン姿の子がいた。髪は金髪で身長は僕より低い。あっ!!ちなみに僕の身長は170ぐらいだから。
『今時短ラン、ボンタンの子はいないだろ〜。しかも全然恐くない…』
「おい!!聞いてるのか!?」
「あっはい。なんですか!?(まさか…)」
「ちょっとパンとジュース買ってこいや!!」
きましたぁ〜。転校生をパシリに使う不良発見!!まずお金は誰がだすの!?もちろん俺か!?(泣)そもそもパン売ってる場所わからないですよ!!しょうがない断るか…全然恐くないし…
「嫌です。自分で買ってきたらどうですか??」
「いい度胸じゃねぇか!!ちょっとついてこいや!!」
転校初日にさっそく呼び出しくらっちゃいました。
テヘッ(笑)まぁ喧嘩になったとしても俺より身長は低いし恐くもないからなんとか勝てるでしょ…初日から最悪だぁ〜。あっ着いたみたい場所は…体育館の裏!?定番だね〜○○の裏って!!他人にばれないように○○の裏に行くんだけど結局ばれてるだよね。体育館の裏で何かしたことある人全部ばれてますよ!!(泣)
心の中でそんなことを思っていたら、金髪君が(なんて呼べばいいかわからないので勝手に命名)
「おい!!俺の言うこと聞かないとはいい度胸じゃねぇか!!言うこと聞くようにしつけてやるよ!!」
「やっぱりこうなるか…」
こうして金髪君が僕に対するしつけが始まった。