1/4
序章
戦闘都市ギューム、魔術都市レルトン、科学都市サイネンダ、宗教都市ブズム。
4つの都市は大きな海を囲むように栄え、それぞれの特産品を貿易によって取引し、争いが根絶されていら。
しかし、その安寧も長くは続かなかった。
ある日のことだった。
4つの都市に囲まれた大きな大きな海の中心から、1つの島が現れたのだ。
古代都市プルヴァ。
そう呼ばれることになる都市を中心とした文明を築く島は、やがて海の遥か上に浮き、世界の主導権を握ろうと兵器を世界中に駆動させる。
突如として現れ、攻撃を開始したプルヴァに混乱の中1人の王が声をあげた。
「このままでは世界が支配されてしまう、皆で力を合わせ立ち向かおうぞ!」
反論の声はなく、他の王も賛同する。
こうして、プルヴァとの戦争がはじまり、早50年が過ぎた――