6.耐水ペーパーを買おう
写真を2枚にしましたが、重くないでしょうか。
ネットを見ていると、ガンプラ初心者がワンランク上の完成品をつくる方法として艶消しスプレーの使用が紹介されている。
だが騙されてはいけない、初心者が缶スプレーを使うのは悪手だ。
まぁ私が単に缶スプレーが嫌いなのだが、缶スプレーで綺麗に塗装するのは結構難しい。しかも塗料が予想以上に飛散するので、部屋中塗料まみれになって大変なことになる。
はっきり言って、技術的にも作業環境的にもエアブラシより難易度が高い。缶スプレーを使っても平気なくらいの塗装ブースが準備できるならエアブラシを使った方がいい。
エアブラシなら換気さえしっかり出来れば、小さめの塗装ブースでも結構大丈夫だったりする。もっとも、換気を確保するのが大変なのだが。
つまり、休日のちょっとした気晴らしにガンプラを作るおっさんは、缶スプレーもエアブラシも手を出さない方が良いのである。
それでも表面がキットのままだとオモチャっぽいのは事実である。
そんなおりに、例のごとく某店で模型用のメラミンスポンジを発見する。メラミンスポンジで表面に傷を付けることにより艶を消すらしい。
いかにも今思いついたように書いているが、実は以前紹介したサザビーの時に台所用に販売されているメラミンスポンジを試していたのだ。
しかし、こすってもこすっても削れている感じが全くなく、写真のようにツヤも残ったままだ。
原理を考えれば、要は表面に傷を付ければ良いので何もメラミンスポンジにこだわる必要はない。
そこで使用するのが耐水ペーパーだ、何番の粗さを使うかが悩み所だが、同じ粗さでも素材の色やパーツの形によって印象が変わってくるので試行錯誤するしかない。
今回購入したキットは、UCHG版MS-06R黒い三連星仕様である。
このキットは左手にも銃を持つことができるのが嬉しい。
艶消しの為に2000番の耐水ペーパーで水研ぎをしてから、墨入れをして組み立てる。
ただ全体的に黒いので、ポスカの白や灰色を使って墨入れしていく。
サザビーと比較して艶が消えて落ち着いた感じになっているのかおわかりいただけるだろうか。
前回のリーオーはパステルによるウエザリングを実施したが、06Rは宇宙戦用なので土埃があるのもおかしいので、パステルは使用しない。
代わりにポスカの銀色を使って汚していく。
そのほか部分塗装とかもしているが、全部書くときりがないので写真から読みとっていただきたい。