4.筆ペンを買おう
まさかの水性ボールペンがガンプラに使えるという新事実を受けて、ガンプラに使えるペンを見つけるために玩具屋さんや文房具屋さんで色々とペンを買い込んできた。
実験につきあってもらうのはサザビー、部分塗装を試すためにあえて古いキットを選ぶ。
最初ははガンダムマーカー、消しペンもあるので、はみ出しても安心ということで試してみる・・・が全く使い物にならない。
間接部分などをガンダムグレーで塗るが、色が全く安定しない、塗る度に違う色になる、ムラが酷くて見るに耐えない。
黒い盾の周囲を赤く塗るためにガンダムホワイトで塗装する。
赤や黄色などの鮮やかな色は下地に白を塗るのが基本のキだ。
ところが、ガンダムホワイトは隠蔽力が全くなく、素地がスケスケで下地塗装の役に立たない。重ね塗りしても効果がない、というか二回目の塗装で一回目の塗装を溶かしてしまうので重ね塗りにならない。
白を塗った上から赤を塗ると、白と赤が不均等にまじりあって、白とピンクと赤の斑模様になってしまう。
これならマッキーの方がましかと考えるが、こちらも期待はずれ。
油性だと失敗したときのリカバリーが大変そうなので、水性の紙用マッキーを使ったが、これも隠蔽力がたりない。
使えるのは黒くらいか。
その後に試したのが三菱鉛筆のポスカ、プラスチックへの食いつきが弱いのと乾燥が遅いのが欠点だが、まあまあの使い心地。
でも色がちょっと変だよ、盾の周りをポスカで塗り直したけど、赤を使ったのにどう見てもピンクでしょ。
でもまぁガンダムマーカーが駄目すぎるので暫定一位的な感じでポスカを使っていくことにする。
部分塗装はポスカを使うとして、墨入れはどうするのか。シャアザクに続いてシャープペンを使うが、どうもパンチが弱いので他のペンを探す。
狙うのは水性の顔料系で出来るだけ細いペン。
紙用マッキーも水性顔料系だけど、墨入れに使うには太すぎる。
で、見つけたのが三菱鉛筆 uni PiN 水性01。
でもプラスチックに書くと若干はじかれる感じがするし、L型の角にペン先を当ててもスミまでペン先が当たらない。
なにか他にないものか。
此処で常識崩壊の時間です。
サブタイトルですでにネタバレしてますが、理想の墨入れペンが発見されました。
ぺんてる筆 顔料インキ
(間違って染料系を買わないでね)
使ってる内に筆先が乾燥するので水に浸けながら使う必要があるのが玉に傷ですが、それを差し引いても理想に近い使い心地です。
筆ペンを読者諸兄にお勧めしたくてこのエッセイを書き始めたと言っても過言ではないです。
是非お試しあれ。