作戦終了
「今回の成果としては、敵勢力がもうそろそろで尽きるということがわかりました。前回のように増援もなく、精々奴が出てきたぐらいでした」
「あいつは、どうしてパーソナリティを?」
フィーリアがそういう。
「詳しくは、データの方を見てください」
「わかった」
そしてその後、これ以降のことについてや、その他の話で、解散した。
自室に戻る。
フィーリア。あいつは、確かに、狂っている。だがだからこそ、戦力にはなる。
シャイリン。あいつは、どこまでも冷静なやつだと思っていた。だが実際は、燃えるような情熱を隠している。
確かに、ギアとしての性能は良い。連携も、初めてにしてはうまくいっている。だが、信頼は、出来ない。何が俺にこう思わせている?
そして思う――彼らは、自分とは――ディーヴァや、ヴァイアランとは、正反対なのだと。
彼らは、確かに、自分と似ていた。それぞれが、それぞれの過去へ傷を持ち。それにより生まれた信念が、矜持が、俺らを結び付けていた。だが彼らと俺は、そんなものがないのだ、と。
「うっ――」
頭の中に、記憶が流れ込む。視界いっぱいに、広がり、紡ぐ――
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