5/75
少し間の話
間章
演習が終了してから三日。
彼らは、ブリーフィングルームで作戦を聞いていた。
「アヴァランチ。ディーヴァ、ヴァイアラン。あなたたちはギアとして、今回の戦争に参加することになりました。今、我が国は一方的に上陸され、大変苦しい戦いになるでしょう――ですが、私たちは、勝つことではなく、戦争の終結を目標とします。ゆめゆめ、忘れないように」
「了解」
彼らがそう言い、ブリーフィングルームを去る。
一人取り残された私は考える。果たして、この計画でいいのか、と。
「コード・フィーネ」と書かれた紙には、こう書かれている。
「ギア:アヴァランチによるその他ギアの排除」
と。演習の時の彼を見る限り、辛そう、というのが率直な意見。だけど、彼にしかできない。
わかっているからこそ、私は――
宣言しときながら本編にはいらないっていうのはすみません。