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レクイエム・オブ・ギアーズ 第一部 最後の戦争  作者: 舞原涼
第四章 失ったもの、その代償に
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コード・デクレッシェンド・ツー(2)

すみません。長くなりました。

――拠点へと到着し、敵を捕捉する。

「前進しろっ!」

言うなり彼は、撃ち抜く。進入路を作り、そこに俺が飛び込む。

「はあッ!」

一刀のもとに切り裂く。破片が飛び散る。と。

「敵機、急速接近中! 注意しろっ!」

「了解」

バックステップ。もともとの位置に、大きな穴ができる。パーソナリティはなくとも、ギアだ。火力は、ほとんどの兵器を上回る。

「avalanch system auto limit over」

様子見として、パーソナリティを展開せず、突貫。

火花が散る。だが、速度で無理やり押し切り叩き斬

サイドステップ。すぐ横を弾丸が通り抜けた。もう一機?ち、二対一はきつそうだな。

「ヴァイアラン、援護を――」

いや、無理だ。そこには、エリズベルがいた。

「くそっ、なぜこのタイミングで?」

とにかく、目の前の奴らに集中する。再度突撃。今度は、けん制のナイフを投げつつ迫る。今度はフォーメーションの隙をつき、腕をもらう。血を浴びつつ、もう一閃。バランスを崩させたところで、一度引く。そうこうに筋が通り、血が噴き出す。肌を掠めた。

だが気にせず俺は、先ほどの装備を形成し、連射。そして、放出。荒れ狂う銃弾が飛び交う。未だ経験が浅いのか――次々と血を吹き出している。対応に追われているところを、斬る。一機を無力化。もう一機は、撤退していた。

「アヴァランチ、救援を――うわあああッッ」

「どうした! 今行くぞ!」

重火器を形成しつつも向かう。彼を捕捉。重傷だと判断する。

「エリズベルッ!」

憤怒のままに、荒れる、荒れる。その鉄の嵐が奴の体を切り刻む。

「ぐっ――仕方ねえか」

奴の機体が光る。パーソナリティが展開される。と同時に、奴が視界から消える。

「何ッ!」

気配は、背後。振り向きざまにロングソードを形成し、受け止める。

「さすがか。今の出かれると思ったんだがなあ?」

その愉悦に満ちた、狂気。それが、俺の肌をなでる。スラスターを全開にし、速度で押す。だが、かけた力を逃がされ、前のめりになる。

「がはあッ!」

刀が突き刺さる。

「ちょっと狙いが外れたかな――?」

余裕の態度で言う。これが奴の本気か?一撃は重く、機動は軽い。やりにくい相手だ。

「avalanch system auo personal limit over open」

パーソナリティを起動し、最適化された装甲を呼び出す。相変わらずの超高機動型。徐々に奴の間合いを見計らい、傷を付けていく。そして、戦況が少しだけ動く。

お互いが、お互いの刀を、矜持をぶつけ合う。力と、力の勝負が始まる。

お互いに血を撒き散らすが、気にしない。ほぼすべてを武装に回し、斬り続ける。

「てめえ、やるじゃねえか」

「るせえ。そっちこそ早く死ねよ」

お互いにらみ合い、速度で押し合う。だが。

バキインッッ! お互いの刀が真ん中から折れる。

「ちっ、今日のところはこれまでか」

そう言うなり去っていく。追うことはできない。

「ヴァイアラン! しっかりしろよっ!」

「あ、ああ……大丈夫だ。心配かけたな……」

だが、その声に覇気はない。パーソナリティは展開されたままなので、修復する。体の一部が機械に覆われる。

「ありがとよ」

「問題ねえ」

とりあえず、少しだけ休む。回復を待ってから行動する。

機械で覆われたところが無くなったのちに、装備を再形成し、刃こぼれをなくす。

「サードフェーズへ移行する」

「了解」

二人は飛翔し、去っていく。あとには、兵器の残骸だけが残された――

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