表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/75

コード・デクレッシェンド(2)

「せえいっ!」

四方を囲まれたヴァイアランが、力任せにこぶしを振るい、距離を取る。

すごいな、なんて感心している場合じゃない。俺たちは、個別撃破能力は高くても、集団を相手取るには少し物足りない武装が多い。四方を包囲され、分断されこのざまだ。

だが、敵勢力の攻撃がだんだんと、弱まってきている。

「くそっ!」

刀を振るい、そしてナイフを投擲。無理やりな組み合わせで数を減らしていく。だが、もともとの風景が一向に現れない。

「システム同調――殲滅しろ!」

ヴァイアランがビットを形成する。それらはアンドロイドに突き刺さり――破壊する。だがそれでも足りない。可能性は一つ。

――奴がいること、だ。

奴――蓮沼幸樹なら。パーソナリティで何とかなるだろう。それにしては――少し待ちすぎだ。

「avalanch system auto limit over personal full power」

システムが暴走する。最適化された武装、その形が無理やり形成され。人体に食い込んでいく。否、人体を改変していく。

圧倒的な瞬間火力。それを目的とした兵装。サブアームやら、その他諸々の装備で固められる。

そして超絶的に強化された視界にそれは入った。

可能性にはなかった――アンドロイドを製造する謎の機械が。

「avalanch system over road」

システムが新たな兵装を追加する。それが、その最大の特色である大火力を発揮する。

それはたやすく奴らを貫き――その後ろにある製造モジュールを完全に露出させる。

「あれは?」

「今、パーソナリティでの解析が終了した。アンドロイド製造モジュールらしい。破壊してくれ」

「わかった」

すぐさま砲撃に移る。連射。辺り一帯を殲滅。

「これで――!」

モジュールをヴァイアランが破壊し――ミッションコンプリート。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ