表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/75

コードフェルマータ(3)

――そのころ、そのあいつらことアヴァランチとヴァイアランは――

「はああっ!」

ロングソードを投擲し、投げナイフを突き立てる。本来とは違うレンジの攻撃で、パワードスーツ兵を屠る。

そしてその穴を、通り抜け、背後に回る。

「狙撃する――射線に気を付けろ」

「了解」

それだけ。それだけの会話で、何をするか通じる。

パワードスーツ兵を蹴り飛ばし、注意を引く。そして、サイドステップ。

すぐ横を銃弾が過ぎる。よけた奴らを、まとめて切り裂く。血が弾け飛ぶ。

やはり、慣れないし、したくない。心の中で謝る。

――所詮、ただたまたま所属する国が違うだけ。彼らは何も悪くないのだ――

「アヴァランチ、ヴァイアラン!」

彼が戻ってきた。多数の敵を引き連れて。見ると、その自慢の装甲がところどころ欠けている。

「ディーヴァ、撤退し、補給してこい。ここは――俺らに任せろ」

「サンキュ!」

さあ――ここからが正念場。生と死を分ける、戦いだ。

始まりは戦車の盛大なファンファーレから。

俺らは軽々しく躱すと――俺は突っ込み、彼は戦車の砲塔のみを破壊していく。無力化された戦車よりも、まず――アンドロイドを狙う。

「avalanch system accelarate over」

近接型に追加でつけられた、オーバーブースト。その真価は――乱戦で発揮される。

白い光をまとい、死角に入る。ハンドガンを形成し――乱射。マズルフラッシュが明滅する。

「こちらヴァイアラン。本拠地の位置を特定。だが、進撃は不可能。ここを切り開け、アヴァランチ」

「了――解っ!」

パワードスーツを切りながら言う。そのままの勢いでアンドロイドを蹴り飛ばし、誘爆させる。タンクを撃破。しかしまだ、三分の一も削れていない。

くそっ。敵の増援が多い!頭数がたりない。二機なのはさすがにつらい。

仕方がない。

「avalanch system personal open」

パーソナリティを展開する。まずは、ナノマシンのみで重兵装と追加スラスターを作り上げ、急加速。タンクに二連撃。撃破する。

「援護は任せろっ!」

パーソナリティ展開を見たヴァイアランがアンドロイドを屠る。

さらに、長剣を振るい、破壊していく。多少被弾するが、傷一つつかない。

だが、どんな撃破する数が多くても、余りにも数が多い。心なしか、さっきよりも多く見える。

どんなに戦闘力が低くても、数で押せば、どんな精鋭でも疲れがたまる――それは、常識だ。

ふと意識レベルが下がる。頭を振るい、目覚めさせる。だが、その一瞬で――砲弾が、迫り――

バキイイインッ!腕が吹き飛び、血が舞い散る。攻撃が最大の防御――それが俺の戦闘スタイル。だが、その盾を失えば、被弾しやすくなる。

「ぐっ……」

次々と被弾し、痛みが倍増する。体勢を立て直し、腕を再形成する。

そしてそのまま、タンクを屠る。その爆風に紛れて、アンドロイドを、パワードスーツを撃破していく。血の匂いが充満する。赤く染まる装甲。気にする暇はない。

包囲網も、あと少しで終わりが来るはずだった。だが。

「何だ……こいつら――なんで、引かない――?」

直感が告げる。そして、同時に、地面が膨れ上がる。急上昇。

地面が捲れ爆風。跳ね上げられる。

(嘘だろ!こんなトラップが……)

実際、なんとなくで躱したからいい。だが、これが放置されれば余りにも危険だ。そこまでするのか。

とりあえず、今ので一応包囲網は消えた。とはいえ、今のだけで、相当な被害を負った。

装甲を修復する。


相変わらずバトルシーンが長い。どうしようか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ