けんきゅうじょ
貴女を一時たりとも忘れた事はない。
貴女を一瞬でも裏切った事はない。
貴女のくれた全ての
希望が
未来が
幸福が
全て絶望に変わったとしても、
僕は貴女を愛している。
そう
僕は貴女に出遭ってしまった。
いつから空が青いと認識出来なくなったのだろう。
それは多分、空が青い事に慣れてしまってからだ。
いつから痛みを痛みと認識できなくなったのだろう。
それは多分、与えられる痛みに慣れてしまってからだ。
「被験体Qek」
「はい、お父様」
「被験体Qedはお前の兄だ。仲良くしなさい」
「はい、お父様」
「被験体Qek」
「はい、お父様」
「被験体Qedともっと遊びなさい」
「はい、お父様」
「被験体Qek」
「はい、お父様」
「被験体Qedの脚を破壊しなさい」
「はい、お父様」
「被験体Qek」
「はい、お父様」
「被験体Qedの目を潰しなさい」
「はい、お父様」
「被験体Qek」
「はい、お父様」
「被験体Qedの心臓を止めて殺しなさい。思いつく限りの方法で、長い時間をかけて」
「はい、お父様」
「被験体Qek」
「はい、お父様」
「そのゴミはダストシュートに入れておきなさい」
「はい、お父様」
「いい子だ、被験体Qek。ご褒美をやるからここに横になりなさい」
「はい、お父様」
「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」「はい、お父様」