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nobody   作者: 福郎 犬猫
2章 少年は我が身で世界に跡を残す
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約束の子

とある国のとある場所

日も当たらない地下にある1室にあの御方はおられる

どうしてあれ程の力があるこのお方がこんな所ににいるのかは俺に分からない

それにこの方は何も言わないので俺たちも何も言うことができない


俺には人間を生かしておく理由がわからない

1度相対してわかったが、人間に脅威に成りうるのは王だけだ。俺たちが総力を上げれば王とて敵ではないはずだ


「して理の王はどうした、オルニアス」

「俺が来た時には殺されていた」

「誰にだ」

「剣の王にだよ」

「そんなはずはないだろう。剣の王がは先の戦争で死んで以降、継承者は現れなかったと聞く」

「知らないよそんなこと、俺が知っているのはテオ・クレマンっていうやつが理の王を殺したってこと」

ボティスの追求が煩わしくなってくる。こいつはいつもそうだ心配性なのか知らないが、とにかく質問や確認がしつこい

「それでそのテオ・クレマンが剣の王で間違いはないのか」

「はっきりとはそういう噂がある程度だけど間違いないだろ、王を殺せる人間なんて王だけだ以外にいるはずがない」

「つまり確証のない情報を持って帰ってきただけのか」

「仕方ないだろ、正体バレたわけだし」

「お前というやつは、何故そんな軽率なことをする」

「それで、相手は殺したんだろうな」

「いや、殺せなかった」

「どういうことだ」

今度はグシオンが問い詰めてくる

詳しく話す気はなかったが、しつこくこちらが答えるまで見てくるので観念する

「見られたのは、4人で男女二人ずつだ。そのうちの男と1人はまぁまぁやるやつだったよ」

「それで逃げたわけではあるまい」

「人が集まり始めたんだから、騒ぎになる前に撤退したんだよ。賢いだろ」

本当のことを話してもいいんだが、こいつらの態度が気に食わないので、やめた

それに女神の出来損ないには借りが出来たし、自分で殺すことにした


一連の会話にやはりあの方は無関心だ

生みの親にあまり言いたくはないが、なぜ俺たちを生み出したのだ。なにか目的もなく俺達7人を生み出した訳ではあるまい

この方は一人で人間を滅ぼすのも容易いはずなのだから


それでもこの方は動くことはない

1度しつこく聞くと一言だけ口にした

「約束があるのだ」

それだけだった

約束とはなにか、誰としたのかも教えてくれない


ただこの方は俺たちが何をしても干渉していることはない。それは俺たちを試しているのか、それともただ関心がないだけかはわからない


それでもいい、俺たちが自由に生きる事のできるようにすべての王を亡き者にして、人間を生み出した支配する

手始めにテオ・クレマンとやら殺すことにしよう

こいつが王かどうかなどどうでもいい

俺たちは作戦を練ることにした



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