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どうも皆様、秀才です

 どうも皆様、秀才です。

 秀才のソラニア・シャルムです。


 え? そこは語り手なのだから、天才じゃないのかって?

 違います。私は決して、天才などではありません。


 天才とは、私の婚約者であるテルネッド・エデルガー公爵様のような方を指します。


 私が自他ともに認める秀才ならば、彼は世界で彼を知らない者はいない、紛うことなき天才です。


 そんなお方と婚約関係にある私は、元々は平凡な伯爵令嬢でした。


 それがなぜ、秀才とまで呼ばれるようになったのか。


 そしてなぜ、私は卒業式前夜だというのに、その天才との婚約解消を目論んで、寝ずに作戦を練っているのか。



 それは、私が彼の婚約者故、であり。

 天才と私の間にある壁に打ちのめされてきた歴史故、であり。


 往生際の悪い私の、最後の悪足掻きだと言えるのかもしれませんね。


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