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第三話  助かった

今回は神と精霊関係無いです

すいません

今回は奴隷主から逃げてきたケモ耳少女です

ケモ耳少女好きは見てくれると嬉しいです!

タッ...タッ...タッ...タッ...タッ...タッ...タッ...

小柄な()()が木の上をジャンプしながら前に進んでいる

少女の頭に、ケモ耳がある、即ち、少女は獣人だ

ワンピースを着ており、尻尾は見えない

「はぁはぁうっく、はぁ、はっ」

コケッ


「きゃああああああっ!!」

ドスン!

「うっ!..いだい...」

少女の足と腕にそれぞれ切り傷と痣が出来る


『クッケケケケケケケ!!!』

少女の目の前におんぼろな布を纏って、大きな鎌を持っている骸骨がいる

自分の体を左右に揺らし、怪我をして逃げられない少女を嘲笑っている

「ひゃ!...ふしゃ――っ!」

尻尾と耳を逆立て、手から爪をだし、威嚇をしている

 

『クケケケケケッ!!!』

骸骨が鎌を両手で持ち、振りかぶる

「うぅ...だれかたすけて!」

『ケケケケっ!』

骸骨が鎌を下ろす...その時だ


『この湖を浄化したまえ!【上下天光】っ!』

ラ―――――――――――

少女はあまりの眩しさに、目を閉じる


『グガァアアアアアアアアッ!!!』

対アンデット究極魔法をまともにくらった骸骨が光となって消えていく

数秒後、骸骨が消えた、だが、光はまだ続いている

『ガアアアアアッ!!!』

『グラァアアアアアッ!!!』

『ゾョオオオオオッ!!!』

何処からか、ゾンビやレイスの叫び声が聞こえる

5048匹、そこでやっと光が消えた


「...?」


キョロ...キョロ


「たすかった?だれに?」

「あのとききこえた、おんなのひとのこえに?」

「ほうがく、わからない...」

「そうだ!あのときのまほうのまりょく、たどる!」


クルクル


少女は目を閉じたまま、少し大く、8個の大小のトゲ石の周りをクルクル回る

「!あっち!」

タタタタタタタ!


少女は南東を目指して走る


....................

.............

.......


「はぁはぁはぁはぁ」

時は既に夕方

もうすぐ日が暮れる


だが、少女は地面に寝転んでいる

額には物凄い汗、酸素の量が足りず、肩で息をしている

走ってばっかで、ろくにご飯も水も飲み食いしていない

喉がカラカラでも、お腹が空いても、仕方ない

まさに、疲労困憊と言うやつだ


テティス達のいた場所は、少女の近くだ

だが、少女はテティスを見つけられなかった

なぜなら...


少女が声の主(テティス)を捜すために使ったスキルは【魔力探知I】というものだ

スキルレベルがⅤだったら、目を閉じても、望遠鏡以上の景色が見える、しかも肉眼レベルに下げる又は望遠鏡レベルに上げれる...と言う優れたスキルなのだが少女の持っているスキルレベルはI、関係のない話だ


話を戻そう、スキルレベルIでは、使われた()()()()の魔力の主の居場所をその魔力で知らせると言う、備えあれば患いなし、結構冒険者には嬉しいスキルだ


だが、欠点がある、中級、又は上級、究極魔法には効果がなく、魔法が消えた後の魔力が見える程度まで下がってしまう


つまり、少女はこのスキルを全くもって使いこなせてないのである

テティスが発動さした究極魔法は光魔法効果のある、円状結界、又はその範囲内にいる、アンデット族を消滅、さらに、邪気のある魔物以外の生物を回復、体力回復、状態異常回復、建物、物、地形を元の状態に戻す...等々、(また)、威力、効果、範囲等は、使い手による


今回は海を司る神、テティスが使用したため、半径...というか、【魔力探知Ⅴ】でテティスが見えなくなる距離が今回の範囲、威力は、少女が対自していた骸骨...正式には〔ザッ・グリム・リーパー〕

エリアボスであり、冒険者ギルド標準レベルS、小規模の普通の村が1体で滅ぼせるレベルである

それを、やすやすと倒せてしまうレベルであり

もはや邪神でさえ致命傷をうけてしまう

なぜ、テティスはそんな危険な魔法を発動させたかと疑問に思う


効果は、湖の中にいる生物の為に


・邪気のある魔物以外の生物を回復

・体力回復

・状態異常回復

・おいしくなーれ

・地形を元に戻す

・呪い、封印、まじない、解除

・カエル、オタマジャクシ、4ね

・私に危害がおよぶ虫、生物も↑


3つくらいおかしな点があったが、彼女は神であり、当然食事には厳しく

神であっても、女性のため、虫や、カエルが苦手なのである

...話が大分脱線したから、戻ろう


ではなぜ、少女はテティスの所にたどり着けなかったのだろうか

正解は、テティスの発動させた魔法が円状結界だったから、である

つまりは、テティスを中心に同じ場所をくるくると回っていたと言えばわかるだろうか

少女は、南東にまっすぐ向かってる...と思っているだろうが、実際は、テティスと距離は、最初と変わっていない

少女は、下級以上の魔法を見たことがなかった

なので、スキルの能力を正しく理解していなかったのでだろう


「くりゃい...こわい...ふぇえええんっ!」

少女は、余りの暗さに赤子のように泣いてしまった

さっきの魔法により、魔物はいないが、幼い少女は、魔物に襲われるのと別に、違う怖さを感じているらしい


完全に日が暮れた

灯りは、月明かりしかない、しかも、森の中だ


「....つかれた、ねむい...」

少女は、1日中走り回っていたせいか、疲れ寝てしまう

..............

.........

.....


ガサガサ...ゴソゴソ


「おっ、いたぞぉ~」

少女の頭の前に、黒髪の青年が立つ


『転移』

遠くから聞こえた

ボソッ「ダメですよ!大声出したら!」

いつの間に、青年の横に青髪で高校生くらいの美女が立っていた


「え~...そこまで大声じゃねーじゃん」

ボソッ「ダメです」

「いいじゃ」


ズイッ


女性が青年に顔を近づける

ボソッ「ダメです」

ボソッ「へいへい」

ボソッ「よろしい」

ボソッ「...運ぶか」

ボソッ「はい」

「よっこらせっと」

黒髪の青年が少女を抱っこをした

「「転移」」



目を開けると、そこは、3人の家の中

「ふぅ...せいっ」


ポーイ


「こらっ!少女をソファーに投げるとは何事ですか!」

「そうですよ、創造神様、女の子は、綿菓子のように扱って下さい」

「へーいへい」

「っと、ウンディーネ、布団とってきて」

「はい、承りました」

「創造神様、貴方、スキルで作れますよね?」

「めんどい」

「...はぁ、相変わらずのめんどくさがり屋さんですねぇ~」

「はっ、これ以上働きたくないからな」

「あ~持ってきましたぁ~」

「おし、...」


パサッ


「よく寝ろよ」







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