8話 分割思考
分割思考
「来たね」
「ええ来ましたわ」
僕、奈波は真美ちゃんが来たのを確認して、声をかけた。それに真美ちゃんが反応してくれた。
「どうして、光ちゃんを殺そうとするのさ」
「簡単な話です。あなたを取り戻すためですわ。そして、最強になってもらうためです」
「どういう事? でも一言。僕は真美ちゃんの物じゃないよ」
「この世界群の成り立ちを説明しなくてはいけないから、成功し次第教えるね。ものすごく簡単に言うと、操作する人間を一人に戻すためよ」
「???」
「じゃあ始めますわ」
「って、私榧の外だったのに、いきなり狙われるの~?」
いきなり、真美ちゃんは、光ちゃんに向かって、魔力弾を飛ばす。
「もう、なんであたしなんだよ~」
光ちゃんは回避しつつも怒り、風のサモンエッグから召喚したブーメランを投げる。
「あなたは、奈波ちゃんと操作している人間が同じですわ! だから、此処で仕留めますわ」
僕が止めないと! そう思って、走って、2人に近づく。だけど、
「行かせるか!」
「なんで!?」
スゴンドとアームが立ちはだかる。
「なんで、真美ちゃんの味方をしているんだい! 僕たちが憎いからかい!」
「違う、私たちは真美への贖罪のために為に!」
「だけど、そんな殺しなんかでは贖罪にならないと思わないのか!」
僕とスゴンドは刀と槍をぶつけあいながら問答する。どうやら僕を殺す気はなさそうだけど、だからと言って、傷つけないつもりもなさそう。
「思わない! 僕は戦うしか能がないからな。それなら戦って贖罪するしかない」
「あ、そう!」
脚を狙ってくる、なんとか凌いでいるけど、中にはアームがナイフも投げてくる。凄くしんどい!
「イッ……ッタ!!」
ナイフが脚を翳めた。そこで隙が出来てしまった、そしてその隙を狙って、スゴンドは槍を僕の足に突き、まるでバターのように切り落とした。
「いだぁああああああああああ!」
そのまま僕は意識が……。




