18話 神託
神託
床が割れて、皆落ちる、そこから上空を見たら、その部屋は溶けていった。燃えるではなく、焼けるではなく。そして落ちた所には、式と皐月、アミちゃんがいた。
「あぶな! 死ぬかと思った! 死ぬかと思った!!」
式と皐月は僕たちの上を睨む。
「アポロン!!」
「俺様を呼び捨てにするとはいい度胸だな……」
式が呼び捨てにして、アポロンが怒っている。
『皆、今すぐ、武器を全部出して、出来るだけ体外魔力を使わないものがいいよ』
皐文さんの念話が届いた。
「機工装着! アンド武工装備!」
なら僕は、
「サモンエッグ全召喚! 光、頼んだよ!」
「OK~行くよ~!」
皆が武器を出して、準備万端その瞬間。
「魔力吸収開始」
へ、空気が変わったよ。でも気にせず! 召喚獣たちに指示を出して、突撃させる。光ちゃんも、武器を使って攻撃。攻撃、爆撃、砲撃! こちらはノーガードで、相手に攻撃する。
「何故だ、未来予想ができない何故だ!」
「理解不能。防壁が働かない」
それはそうだよ、未来予想は一ちゃんが奪ったんだから! そして、防壁も皐文さんが魔力吸収で作れないようにしている。これなら! っと思ったけど、なんであの二人この中で喋れるんだ。かなりしぶとい! ん? 雛と、式が突撃するみたいだね。それなら、サモンエッグの召喚獣たちに少し遠回りして、側面から攻める様に命令し、正面から攻めるのは、
「光ちゃん正面任せた」
「りょうか~い」
そして、雛と式が一撃。アポロンがかなりダメージを受けたみたいだね。
「皆、話を聞きなさい」
これは、神の声? そう思えるような、神々しい声。そして、上位命令。この声を聴かないと、いけない。そう思わせる声。
「結論から言うと、世界の数を7以下に減らします。理由は世界の数が増え過ぎました、何個世界があるか分からない。それに、運営できない世界も増えています。だから、世界の容量を減らすために、いくつかの世界しか残せません。残す世界の選定方法ですが、7人の神を一か所に集めたらそれを合図にその世界を残します」
「な、何? 今のは……神? どういう事かしら? 世界を7つまで減らす? と、とりあえず、7人の神を集めないと……!」
神? それってどういう事なんだろう。式が驚いて声に出している。
「落ち着け貴様ら。俺様がその神だ」
あ、アポロンが落ち着いている。でも、神って……、ああアポロンと言えば太陽神だよね。って事は、
「俺様や、ルー、義和、ヴィシュヌ、フワル、ラーはこの世界群を治める太陽神だ、皆、封印されている大陸の名を関連付けらえている。俺様の場合だと、アトランティスとかな。で、貴様らはあっているはずだ。義和とヴィシュヌにはな。そして俺様も今から貴様らに手を貸そう」
「そういう事なら、儂も手を貸しましょう。私ことマーズには最後の太陽神に心当たりがあります」
「ん? 最後の太陽神?って、そっか。太陽神今の所、6人しか名前が挙がってないわね」
あ、そうだ、ラーと言えば、元の世界で調べたときに、名前を聞いたかも。
「アポロン、ルー、希和、ヴィシュヌ、フワル、ラーたしかにそうだね。でも、聞いた話だと、13年前ぐらいに、ラーは死んだはずだよだから、この世界群は詰んでるかも?」
僕は発言しながら、頭の中を整理する。ラーは、たしか、異世界からの進軍で、殺されたはず。
「ああ、そういう事だったんだ。大丈夫だよ。皆。それは神奈たちが何とかしてくれるよ」
「はあ? 死んだものを生き返らせるなど、神でも不可能だ! どうするつもりだ?」
「データリカバリーだってさ。僕も詳しくはわかってないけど」
「な、お前ら上の世界と交信したのか?」
「いや、行ったことがあるんだ。その時に、神奈がバックアップを取ったんだ」
「分かった。ならいけるだろう。まあがんばれよ。っとそうだ、そろそろ出てこい。フワル」
「あれ、バレてましたか~? まあバレるつもりできましたからね。いいでしょう」
声が部屋に響く。どこから声が聞こえているか分からないけど、でも、誰か知らない人いる!
「貴様の悪意を抑える能力でしか俺様の悪意を止められんからな。まったく、どうしてここまで来た」
「いやぁ、この世界から異様な反応が見えたので」
「ああ、時間が」
「やっぱりそうですよね。なので、最初はアポロンたちに加勢しようと思ったのですが、状況が状況なので、私もあなたたちに協力しましょう」
何処からともなく、カッコよすぎて胡散臭い気がする男性が現れた。目が細いのが怪しさを加速させている気がする。
「え、どうしてかしら?」
「簡単ですよ。世界を消されたら困るからですよ」
「分かったわ。なら二人とも太陽神の約束の場所があるんでしょ? そこに行ってもらっていいかしら?」
「ああ」
「了解っと」
そういえば、一ちゃんとアミさんがさっきから発言してないけど、どうしたんだろう? っと、一ちゃんは気絶しているみたい。で、アミさんは、なんか、頭の長いお爺さんと話している。あ、魔法少女たちが追い付いて来た。けど腕に抱いかれているエンジェルライトとサラマンダーファイアが動く様子がない、と言うか生気も感じない。
「ね、ねえ。ライトとファイアはやっぱり……」
「うん、ライトは最初の一撃で、ファイアは仲間を守るためにやられてしまった」
「……そっか」
思い入れも無ければ、仲間意識もない。下手したら裏切っていたから、敵意があるレベルなのに、何か冷たい物が頬を濡らした。手を合わせて、そして、涙をぬぐい、
「これからどうするんだい?」
「魔法少女の加護が戻ってきたから、私たちがこの世界を守ろうと思うよ」
「分かったよ。がんばってね」
「うん」
そういえば、真美ちゃんはどうしているだろう? そんなことを考えて、次の世界に向かう。
お疲れ様です。ここまで読んでいただきありがとうございました。
この話は人探しの戦闘機工 6章の別側面となっています。出来ればそちらもyんで頂けると幸いです。そして次に投稿するのもこの戦いの別側面なので、そちらもよければ読んであげてください。
やっぱり伏線回収が甘いところがあったりしているなというのが、投稿した後の感想です。もっとうまくなりたいな~。
では次は夢鬼と悪魔憑きの少女を投稿します。よろしくお願いいたします。




