表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
比翼のインスタントサモナー  作者: 月読雨月
4章 火の機械世界
51/68

8話 空飛ぶ円盤

 空飛ぶ円盤




 爆撃を追えて数分、敵残存は少ないと判断、一旦そろそろ敵の位置を掴んだ皐文さんから連絡があってもいいと思うんだけど、


「奈波ちゃん~、あ、あれ」


「ん? 何あれ? 空飛ぶ……円盤?」


 見た感じ空飛ぶ円盤としか言いようがないそんなものが飛んでいた。でもデカすぎない? 空を覆いつくすほどデカいよ。そしてそこから敵が飛んできているのが分かったよ。さらに、地上にも援軍が来ているのも分かる。


「光ちゃん、もうひと頑張りだね」


「うん~、行こう。奈波ちゃん」


『二人とも、聞こえるかい。簡潔に話すよ。あの出っ張っている赤い光線を発している部分を破壊するんだ』


「了解、文さん」


「分かったよ~」


二人で返事すると、飛び立って、


「あ、あれがそうだね。雛は攻撃を開始しているよ。僕たちも行くよ!」


「い~く~よ~!」

 

 敵を落としていく、強いけど、でもサモンエッグの召喚獣の追跡力からは逃げられない。敵戦闘機、敵の飛空士はどんどん落としていく。そんな事をしているうちに、光はブーメランを周りに飛ばしながら、本人は、レールガンで赤い光の発生源を撃ちまくっている。あ、僕も! 青龍を呼び出して、赤い部分を攻撃させよう。そうこうしているうちに、円盤はどんどん高度を下げていく。


『よし、一時撤退だ!』


 サターンさんの通信が入った、雛が発光弾で合図をくれる。よし撤退を……。ってあれ、敵が一斉に円盤を攻撃しだした。落ちる前に出来るだけ小さくするつもりかな。っと、地上から砲弾と、矢が飛んでいく、そして、


 轟音


 その二撃で粉々になった。これじゃあ、敵に被害があまり出ないかも。


『皐文。作戦はうまくいったかな?』


『円盤が粉々になって、敵は健在。このままじゃ敵の親玉との決戦どころか、残った敵を倒さないと、アイツらには近づけないよ。文どうする?』


『そ、そんな、私の作戦が、崩れるなんて! どうしよう! 一時撤退かな? その方がいいよね、ヴィーナス』

 

『いいや、このままで行くわ。雛、奈波、光は再度発進。サターンは転移の準備! マーキュリーは、艦載機を飛ばして! 儂は全力でリソースを作り続ける』


 その言葉に、アミが、少し怒り口調で、


『そこまでして、あの敵は今すぐ倒さなくちゃいけないの?』


「僕たちは、どうにかして、エルピスを集めなくちゃいけないからね、僕はなんとしてもやるよ」


 思わず僕は、発言してしまう。


『僕も、アミの言葉に賛成かな? 一時撤退したほうがいいかも。修理や修復はされるだろうけど、死んだ人間は生き返らないから、人員は減ったままだよ。なら、少しこちらも回復したほうがいいかもね』


 少しむっとしたけど、


『分かったわ。儂も少し頭を冷やすべきだね。じゃあ、一時撤退よ!』


「うん」


『了解』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ