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比翼のインスタントサモナー  作者: 月読雨月
3章 護衛任務
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14話 人形と転移

人形と転移




皐文と、アミが置いて行っためちゃくそ重いフィギュアっぽい人形を、式の戦車で運んで、マーキュリーが、工作艦のクレーンで持ち上げようと、試みている。

お、やっと持ち上がった。そのまま、戦艦に収容されたね。


「なんなのよ、この人形。500キロあったわ。よくこんなものを持ってたわね」


「どんな筋力なんだよ……」


僕たちじゃ、全然持ち上がらなかったよ。


「それはそうと、あちらでひと悶着あるようでござる。見に行くでござるか?」


ムーンが式たちの方を指さして、僕に声をかけるように促しているみたい。


「うん、ちょっとだけ挨拶しないとだし、見に行ってくるよ」


見に行った時には、話は終わっていたみたいで、


「ありがとうね」


と何故か感謝している、式の声を聴いた。そして、


「エラー、エラー、転移先を強制変更されました。移動先は■■。移動先は■■。お気を付けください」


「何これ!」


「解んないよ!」


「な、なんで、かな、場所名が、聞き取れ、ない!」


え、転移術式の失敗!? と、とりあえず、何かサモンエッグを投げ込もう。これで止まるかもだし!

そんな思惑も関係なく、サモンエッグを巻き込んだ転移は発動した。

ど、どうなっているの? 転移先が書き換えられたって事? だ、大丈夫かな? とりあえず、皆に報告しないと!


「あれ~、どうしたの? 三人にはお別れできたのかな~?」


「い、いや。なんか転移術式にエラー? いや割り込みが入って、転移先の世界のここではない場所に飛ばされたのかも? とりあえず、サモンエッグを一つ投げ込んだんだけど、って投げ込んだサモンエッグが分からないよ。何故か、一つも減ってないんだよ」


「え~。転移って介入ってできるんだ~。それにサモンエッグが減ってないんだよね? あれかな~? さっきアミちゃんを助けたときに生成されたサモンエッグかな~?」


 「え、そんなものがあったんだ! じゃあ多分それだね」


「うん~。たしか、肉体操作をされている、アミを助けるときに、闇のサモンエッグで召喚した刀から生成されたんだ~」


「成程、3人ともの助けになると良いんだけど……」


「そうだ~、そういえば、ヴィーナスさんが呼んでたよ~」


「なんだろう?」


「なんか、さっき船の中に収容した、フィギュアについての話だって~」


「あれかー。たしか、あれがアミだって書いてあって、何処かで稽古つけてほしいって話だもんね」


「そうだね~」


「じゃあ、行ってくるよ」


 「いや、あたしも行くよ~」


「じゃあ、一緒に行こうか」

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