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比翼のインスタントサモナー  作者: 月読雨月
2章 牢獄塔
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5話 矯正監vs光

 矯正監vs光




 「ここから一本道かな?」


「そうだね~。一本道だね~。で、どうする~? 敵がうじゃうじゃいるけど~」


「確かに、看守っぽいのと、囚人っぽいのが此方を睨んでいるわね」


首輪の付いた囚人と、その隣に武装した看守たちがいるのがわかる。かなり睨んできているよ。でも、ひるんでいる場合じゃないよね。


「我が倒そう。殺さぬ程度にな」


「なら、儂も行こうかしら。道もつけてあげやすいしね」


「えっちょ……」


僕が待ってという前に、ヴィーナスさんは鉄でできている床をそのまま壁になるように変形させ、その下から出てきた土を、サターンさんは魔力で絡めとり、トンファーのような、でも違うだろうと思われる物の、トンファーの叩く部分が、筒になっている所に勝手に土が詰まっていく。そしてそのまま振り回し、回転しだす。それが速度がかなり速くなった所で、蓋を開け、土は散弾のように飛び出した。囚人の盾に当たると、盾ははじけ飛んだ。


「何あれ?」


「かなりヤバいよね~あれ」


盾で庇っていなかったところからは、血があふれ出して囚人は、


「イテェ! いてえよぅ!」


「回し過ぎたか、死にたい奴だけかかってこい!」


「先行きなさい、二人とも。そして、マーキュリーを助けて来てね」


「はい!」


「わかったよ~」


僕たちは奥へと向かう。そこには、培養槽のようなものがあり、その培養槽の中に女性がいるのが分かる。その前には、


「やっほ~、おじさん。やっぱり、来たね~」


「……それはそうだろう。此処は、俺の矯正監だからな」


「じゃあここで倒れていてね~!」


そう言うと、光は素早く手を鋼鉄化、そして巨大化。そのまま叩き潰そうと矯正監に迫った。僕も刀を抜き、透明化。そして、移動しつつ、魔力で作った、電気で電のサモンエッグ6個から6体の雷犬を召喚。それをそのまま矯正監に向けて放った。


「そこか!」


その声と共に僕の走っていた場所に攻撃が飛んでくる。


「なんでわかるんだ!」


「当たり前だろ。音が消えていない」


それだけでばれるか。かなり気を付けないと!




おじさんは後ろにドタドタと下がり、その瞬間壁が現れる。これはおじさんの能力、3次元=2次元だろう。たしか、二次元の物を三次元に、三次元の物を二次元にできる能力だったかな~。でも無生物しか変化させられないんだっけ~?


「がっはっは、俺は最強だからな! こんな雷犬、簡単に消せるぞ!」


サモンエッグが地面に落ちる。あ、これ使えそうだね~。そのまま拾い上げ、電のサモンエッグに手から魔力で生成した電気を通して~。するとサモンエッグを媒体にレールガンが召喚された~。そのままそれを手に持ったまま、撃ちだせと命令。レールガンは起動、それをおじさんに向けて、弾を撃つよ。そのまま間にある壁を破壊したよ。またおじさんは壁を元に戻すが、それも破壊するよ~。


「このまま撃ち滅ぼすよ~」


「それはどうかな?」


レールガンの下から鉄板が現れ、レールガンを切るように破壊されちゃった~。


「まだだよ~! まだ、一機残っているよ~!」


しかしレールガンを構えた途端、それも下から現れた鉄板に破壊されたよ~。


「まだ! まだ!!」


鋼鉄の腕で殴り掛かったよ。けど今度は、分厚い壁によって阻まれた。

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