表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/28

閑話・錬金魔法を求めて*2

遅くなりました。少し変な場所があるかもしれないけど後で編集しますんで気にしないでください。



あれから数時間程が経ち、俺はダンジョンの最深部……………であろうところまできていた。のだが…………………そこには、明らかにオーバーテクノロジーであろう機械類の数々、多色多様のコードに繋がれた巨大な機械があった。

「何だこれ…………」


エロゲの錬金ダンジョンのボス部屋こんなんじゃなかったぞ!と思いながらそう俺が呟くと、下から…………機械の足元から角の生えた化け物が現れ、こちらを多数の目でギョロリと向いた。

その見た目の気持ち悪さにゾッとしていると、そいつが明らかにこちらに向けた魔法をぶっぱなしてくる。

こいつ何考えてやがんだこのクソ野郎いきなり魔法ブッパしてくるやつだどこにいんだよ頭おかしいだろうが!と思いながらも高い反射能力を駆使して「リフレクション!」と唱える。

すると放たれた火の玉が反転、相手の方へと向かい、何故か倍増された炎が直撃し異形の怪物が「あぢぢぢぢ!!」と悲鳴を上げる。ってかあいつ喋れたのかよ!

どこにも口ねぇじゃん!とか考えていると、異形の怪物が明らかにこちらを睨み「いきなり魔法を放ってくるとか頭おかしいのか小僧!」とベタぁ、と口を開けて喋る。

あぁ、確かにリフレクションを使ったのはいけなかったかもしれない……………………しかし、一つだけ言わせて貰おう。


「特大ブーメランにも程があるだろ!」と。流石にこれは言わせてもらわないとね。

確かエロゲ内で30人くらい一気に魔法ぶっ放してきてリフレクション展開しまくったときに相手全員デスっていきなり魔法ぶっ放してくるのはおかしいと言われたときも言った気がするよこんなこと!

あのときは初心者の癖にPKやってるとかアホだろと思ったりもした。

そんなことを考えていると怪物がキョトンとしていた。ってかあいつの名前知らんから暫定、ゾロ目さんでいいや。

するとゾロ目さんの脳が再起動したのか確実にこちらを向いた。

「我は、魔王軍12番隊副々々々団長のタイランである!ひれ伏せ小僧!我の名を聞いたからには生かして帰さぬ!」といいこちらに泥を飛ばしてくる。

とりあえず泥をヒョイっと避け、考える。


(これはツッコミ待ちなのかな?もうこれはツッコんでいいんだよね?!)


「お前、副々々々団長とかただのヒラじゃねぇか!しかも12番隊とか微妙すぎる!

まだ1番隊とかならわかるけど12番隊とかもはやただのヒラを通り越して左遷されたヒラじゃねーか!

しかも自分で名乗っときながら名を聞いたからには生かして帰さぬとかもはやギャグだわ!」と一気に捲し立てる。


すると茶色かった見た目が真っ赤に染まり、「許さぬ、許さぬぞ!我をここまにぇ侮辱するとは!」と叫び魔法をガンガン放ってくる。

沸点低すぎ乙、てかあれ言えてないよね?確実に噛んだよね?しかもにぇとか…………あの見た目じゃなかったら可愛いんだけどゾロ目異形きしょい声の三拍子推定おっさんが言ってもなぁ…………と思いながらも「リフレクション・オーバー」と唱える。

リフレクション・オーバーとはリフレクションに大量の魔力を込め、魔法を反転した際に倍にして返す魔法だ。

因みにさっきのリフレクションに関してはまじで何でか分からない。

飛んできた魔法をことごとく反転、倍増した魔法はタイランにぶつかる。するとドカーンっ!と音がなり、タイランは跡形もなく消え去っていった。

ショボすぎだろ。魔王軍やめろよ。てか一体何だったんだよと思っていると、そこに静かに鎮座していた機械が光を放ち、警報を鳴らす。

『体外損傷率46%機能損傷率28%コックピット損傷率100%エンジン損傷率18%………………これより、安全装置が機能しなくなります。これより、2分間の最終行動を行います。これより、索敵範囲内の全生命体を殲滅します』という声が響き渡り次の瞬間、俺は壁まで吹き飛ばされ背中をぶつけた。

「こホッ、こホッ!ってえな!つか動くのかよ!明らかにオーバーテクノロジーだと思ってたんだがなぁ………」と愚痴を溢しながらもバフをガン積みしていく。

先ほど(おねショタゴーレム地獄)ではっていたバフのおかげでそこまで損傷は酷くなく、衣服はボロボロだったが母に教わった『修復』という魔法で治す。

すっかり新品同然になった衣服に対しても「物理耐性強化・付与」「打撃耐性・付与」と付与をかけていく。

因みに自身にかけたバフは「詠唱速度上昇」「身体強化」「脚力強化」「視力強化」「硬化」「風化」「雷電疾風」とオリジナルの魔法である『オーバーロード』だ。

因みにこのオーバーロード、5分間の身体能力すべてを2.5倍という破格の性能だ。因みになんと、消費魔力脅威の1分1000である。因みに5分以上やると体がめちゃくちゃ痛くなるというデメリットもある。

そんなことを考えながらロボを殴りつけたのだが………………


ドゴンっ!


という音がなり、ロボは辺りの機械を撒き散らしながら吹き飛ぶのだが、土煙が晴れたところにあるのは少し凹んだロボだった。

思わず「かったっ!」といいながらも倒れているロボに向かって火魔法上位である『インフェルノ』を唱える。

すると黒い炎の渦がロボを包み込む…………が、しかし特に変わりはなくただただ無駄にMPを消費しただけであった。

「魔法無効かよ………」

そんなことを思いながら一旦離脱………するとロボがその図体に見合わぬ速度で俺に突貫してくる。

急なことで焦った俺は間違えて「リフレクション!」と唱えてしまう。

ロボの拳と光の壁が衝突した瞬間……………ロボの拳が先端からひび割れていき、そこからズカラガラガシャァーーーンッ!!と大きな音をたてながらロボは粉々になってしまったのだった。


ええぇぇぇぇ………………と煮え切らない気持ちになりながらも先ほど起こったことについて考察する。

確か2分ほどで崩壊するとは言っていたが、まだ2分どころか1分すら経っていなかっただろうからそれは違うだろう。


だとすれば原因は1つ、リフレクション。なんだろうけどなぁ………………エロゲだと確か、リフレクションは魔法しか反射出来なかったはずなんだよなぁぁ。今回エロゲと違かったのは…………………魔力の込めた量、か?

エロゲ内では魔力は一定の値しか消費されなかった気がするが、多分先ほど込めた魔力量は明らかにゲーム内より多いだろう。だって体感だがオーバーロード1分の量と同程度の魔力を込めた気がするし。

つまりリフレクションは魔力込めまくると物理まで反射するようになり、結果ロボは圧倒的な力により自壊したと……………なにこれチートじゃねーか!うん。これは頭の片隅に追いやっておこう。だってこれさえあれば基本の戦闘とか速攻終わるからね。うん。

そう考えた俺はとりあえずリフレクションのことは忘れて錬金魔法のスクロールを探す。するとすぐに見つかり、そこに書いてある文字を読み始める。

「古代を司る魔法。万物の形を変える大いなる魔法。錬金魔法」

そういうとスクロールが光り輝き、俺の脳内に『錬金魔法を獲得しました』という声が聞こえる。

確か、これがゲーム内では獲得したということだったはずだ。

思わずホクホク顔の俺は、ダンジョン内から外に出るためにダンジョン内にはいってきた穴を目指し歩き出したのだが、完全におねショタゴーレムのことを忘れていた俺はまたもや全力で逃げ回り、やっと外に出た頃にはゲッソリしていたのであった。


ほんと、今回のMVP魔法はリフレクションさんだわ。

まじでリフレクションさま愛してるううぅぅぅ!!!


因みに家に帰った俺は遅くなり、母にこっぴどく叱られたのであった。ってかずっと忘れてたんだけどタイランってまじで何だったん?

寝てた。チョー寝てた。今日から学校行くと決めたはいいものの普通に起きたら13時だった。俺の決意とは一体…………


それと、ポイント150突破ありがとう御座います!ほんと昨日の今日でいっぱい増えててめちゃくちゃ嬉しかったです!

次の目標は日間ランキング100位以内です。めちゃくちゃ壁が厚いけど頑張っていけるように書きます!

明日からは本編に戻るのでぜひよろしくお願いします!


因みに自分、引きこもりとかじゃなくてただただ体力なさすぎて夏休みの夏期講習のパンチ(精神)で死んでただけなんで気にしないでください…………



改変・22・24分より


若干編集しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ