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学園ダンジョン攻略*3

、。



琴吹(ことぶき)綾音(あやね)


北東にある小さな『江島』という昔の日本がモチーフの島にある名門琴吹家の令嬢で、当主と妾の間に生まれた当代最初の子だった。

幼い頃から女ということで周囲から差別的な扱いを受けていた彼女は、4歳の身でありながら刀を振り続けた。

そして2年後、彼女が6歳になり、その才を周りから認められ始めたある日、当主と正妻の間に出来た子が産まれた。

その産まれた子は男児であり、また彼にはスキル『刀者』という琴吹家の祖先が所有していたスキルを得たため、次期当主候補であった彼女は候補から外された。

当主の興味が全て正妻と長男に向かったころ、彼女の母親が死去したのだが、葬儀などを執り行うことすらなく死体を山に埋めた。

それを知った彼女は様々な感情が入り混じりながらも母の死体の近くに石を立て、名前を彫り刻んだ。

そして彼女は10歳のとき、当主と正妻に愛想を尽かし、島を渡った。

その後彼女の才能を見抜いたプリズマリ家という海沿いに領地を構える子爵家の養子として迎え入れられ、12歳になったという理由で学園に通うことになった。

とまぁ生い立ちがそんな感じだったため、ハーレムはクソという思考を持っている。

そういうわけなので、ハーレム(強制)である俺には当たりが強いのだ。

うん。悲しいね。でも好かれるよりはいいね!(泣)


「ま、まぁ、綾音さん?うちのことは嫌っててもいいんだけど、せめてダンジョン内では集団行動だからね?いいよね?」


一応釘刺しとこ。綾音が先走って発生するイベントがないとも限らないし!


「ふん!私は弱い男の言うことなど聞かん!私は勝手にする。お前たちがついてくればいいだろう!」


あ、これは駄目なやつだ。

んー、まぁ確かに俺たちがついていけばいい……………のか?


「なぁリア。仕方ないから綾音さんについていこうと思うんだが…………………どうだ?」


「ん?私はナノシアくんについていくからナノシアくんが決めていいよ?」


そう言って微笑んでくるリア。もうまじリア天使だわ。




ごめんなさい、しんでました。蘇りました。

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