ここに来てまさかのテンプレ
1ヶ月以上放置してすいません!
「おまたせ!」
そんなふうに声を上げながら、俺はリアへと駆け寄る。
思いがけないところで転生者にあったが、まぁ金輪際会うことはないだろう。
例の呪いについてももう問題はないし、俺はこれからリアと学園に行くのだ!
ちょっと頬を膨らませて『私は怒っています。おこですよ!』という雰囲気を出しているリアの手を取り、学園の中へと入っていったのだが……………………
「おい貴様!何故ソフィーリアの手を握っている!モブの癖に生意気だぞ!」
そんな声が俺の耳に届き、ついでに肩も掴まれる………………しかも、腹が出ている典型的な悪役貴族息子(仮)…………って、んんん?
「スマン。チョットナニイッテルカワカラン。アタマワイテンノカボケデブ。サッサトウセナサーイ。デナイトソノワズカバカリノカミスラヒッコヌイテシマイマース」
俺がふざけた口調でそういうと、周りも今まで笑いを堪えていたのか一気に笑い出す。それと同時に悪役貴族息子(仮)さん(笑)さんの顔がファイアブレスを吹きそうなレベルまで赤くなって行くが、気にも止めない。だって俺とリアの時間を邪魔したし、何より俺に喧嘩を売ってきたのはコイツだ。むしろ不敬罪で問答無用で牢に叩き込んでもいいのだが、俺はめちゃくちゃ寛容なため許してやる………………っておいおい。
「ダメジャナーイカ。ヒトヲキュウニナグリツケルナーンテ。ヒレツキマワリナーイデースヨキモデブハゲーオ。スコシハハラヲヒッコヌイテデナオシナサーイ。オット、ヒッコヌイテジャナクテヒッコメテデーシタ。アナタノシボウガオオスギテワラッテシマイマースwww」
『ブフォっッ!!』
「ぎ、きざま!どこまで俺を侮辱する気だ!おい!お前らも笑うな!えぇい!ナノシア、決闘だ!今ここで決着をつけてやる!」
そういって手につけた白い手袋を投げてくる悪役貴族令息。つか、今どき白い手袋とかどこの時代劇だよ!ってん?時代劇って何だったか……………まぁ良いや。それよりもっと、
「断る!」
そう宣言し、彼が投げつけた白い手袋を一瞬で灰にする。いやー脳内構築って楽ちんですわー。
ぶっちゃけ、あの技を教えてくれた魔法師団長にはマジで感謝。騎士団長?アイツは海の藻屑になればいいと思うさ。
とゆーか、案の定顔を茹でダコにしたアホ。もう悪役貴族令息(仮)とか長いからアホでいいや。
「おい貴様!何故決闘を受けない!貴様それでも公爵か!」
、、。あぁ、なるほど。コイツ転生者だわ。それも似非18禁勢じゃない感じの小中向けのラブコメゲー勢か。なーるほどなら納得だわ。
確かあっちのナノシアは普通に悪役だからなー。ぶっちゃけ18禁のほうに関してはナノシア普通にいいやつなのに不運だったし18禁勢ほぼ皆ナノシア救い隊だからな。
まぁ何人かは主人公厨もいたが、そういうやつはだいたい消えてくんだよなぁ……………てか、コイツ情報遅すぎないか?俺5歳だか6歳のときに王太子になったんだぞ?てかソフィーリアとだって婚約発表したし……………やっぱりコイツ脳内死んでんのか?
「おい!無視するな貴様!聞いているのか!」
「あぁ、すまんすまん。無視してたわけじゃない。興味なさすぎて気にも留めてなかっただけだ。んで、なんで決闘しないかって?そりゃ俺になんのメリットもないじゃないか。正直、受ける意味がない」
「グッ、貴様!モブの癖に生意気な!」
「そのモブって呼び方やめてくんないかな?非常に不愉快なんだけど?そろそろ本気でキレるよ?」
「ハッ!貴様の呼び名などモブでいいんだよ!モブはモブらしくその売女を俺に寄越せ!」
「あ"?」
コイツ……………今なんつったよ?
「お前さぁ…………今、誰に向かっていったよ」
「ヒッ?!な、なんだ貴様!売女に売女と言って何が悪い!モブなんぞに靡く売女のビッチが!」
あぁぁ……………言っちゃったよこいつ。俺が一番嫌いなのは負けることだが……… ………それと同じくらい、リアとアリスを馬鹿にされるのは許せないんだよな!
「…………決闘申請。バトル内容10minダメージ総量制装備不可痛感有り死亡なし………………受けろ。悪役貴族令息。軽く精神殺してやる」
「………………ふんっ!さっさと決闘を受ければよかったんだモブめが!」
「御託はいらない。さっさとしろ」
「グッ……………決闘開始!」
「決闘開始」
あぁ…………………久しぶりだ……………
前書きにも書きましたが、1ヶ月以上放置してすいませんでした!例の新人賞応募ようの作品を書いてたらこんなことになってました。まぁ結局はボツにしましたが。あとは最近学校に行かなきゃいけない日が増え、卒文だとか色々あって遅れました。
次は一応日曜くらいに出しますのでお楽しみに!
因みに売女とかの意味はよく分かってません。大体他の作品で出てくる意味合いを元にしてるので使い方間違ってるよー、とかあれば遠慮なく言ってください。