王女*3
短めだし色々おかしいかもしれない。
「そ・れ・で!あれは何だったのかなぁ〜?ナ〜ノ〜シ〜ア〜?」
俺は今、父と先ほど起きた母、そして何故か頬を膨らませているソフィーリアに囲まれて正座させられていた。
「え、いや何って…………魔法だけど?」
「へぇ?嘘はいけないなぁナノシアぁ?魔法であんなスピード出せるわけないよね?」とピクピク眉をさせながら言う父。ってあれ?まさかこれ、怒られてるの?
なんで?
俺悪いことしてないよね?
人命救助しただけじゃん…………それに魔法だよね?あれ魔法だから!
「いやいやほんとに魔法だから。てかなんで俺怒られてるの?まじで。俺人命救助しただけじゃん」
「いや、別に助けたことを怒ってるわけじゃないんだよ。むしろそれは褒めるべきだしね。でもナノシア。魔法じゃ普通、あんな速度出せないんだよ。」と淡々という父。え?できないってそんなわけ、、
「魔法ってさ、魔力こめると威力上がるよね?」と言って見る俺。もし、もしかしたらだが……………魔力循環の方法すら伝わっていないのかもしれない。
ソフィーリアには教えたがそもそもこの世界で魔力循環が存在しないとしたら確かに魔法を増幅させることは不可能である。というかそれ以外は考えられない。
「いや、無理だよ。そんなことは誰も成功したことがないんだ」と言う父。やっぱりかー、と思いながらも、それをどう説明するか考える。
やっぱりこの状況を説明するには魔力循環のことを教えなければいけないだろうがそれを教えると何故知っているのかということになる。
自分で考えたというのはいいがソフィーリアにはみんな知っていることだと教えたため無駄だろう。
さーてどうするかと考えているとき、アリスがゆっくり手を上げた。
「あ、あの!もしかしてあなたはお父さんの弟ではありませんか?その、すごく似ているので!」といった。
ん?俺の親父に兄なんているのか?と考えていると父が急に青ざめ、アワアワしだした。
「ま、まま、まさか…………アリス様?」と聞くと、アリスが「はい。そうですが……」という。
すると父が膝をつき、頭を垂れる。
えっ?と驚いていると、親父がグルンと首をこちらに向けて肩をガシッと掴んだ。
「えっ、な、なんだよ父さん?ちょっ、さっきから様子がおかしいんだけどどうしたわけ?ちょ、痛い、痛い痛い!痛え!肩、ミシミシいってるから!
つか父さんそんな力強くなかったはずだろ!」といって俺は親父の手を振りほどく。い、痛え……………あ、ちょっと赤くなってるよ。
周りの母とソフィーリア、それと驚いているアリスは何がなんだか分からない様子だが、明らかに親父が壊れた。
そう思っているとちょっとしょんぼりした親父が「…………ナイスだナノシア……………さっきのことはどうでもいい。
急いで王城に行くぞ。」という。
「え?なんで王城?
俺まだ心の準備が出来てないどころかいつ逃走しようか考えてたんだけど?
いや、ちょっとやめろ!
離せ!ちょ、簀巻かよ?!
母さんも助けてってちょっと、母さんまで?!
あっ、ソフィーリアどさくさにまぎれて俺の足触るのやめて!
ちょっ、アリスまで?!あっ、痛い痛い痛い!父さん力強い!いやまじでなんなの?!俺だけよく分かってないんだよ!事情プリーズはよ!」と叫ぶ。
いや、ホントなんで俺はいじめられてるの?ねぇホントなんで?
「アリス様はこの国の王女だ」といつになく低い声で言う父。
ていうかいまこの親父なんて言いやがった?
「アリス様は俺の兄…………フリューゲン・フォン・エメラルドの娘にして唯一の子供……………つまり次期女王だ。しかも兄はアリス様を溺愛している。それはつまりな、ナノシア…………………アリス様が殺されたりしたら国が滅んでいた。」と後に続ける。
うん。そっか。アリスは王女様だったんだなっ………………………て
「「「えええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええ?!!」」」俺と母さんとソフィーリア、3人同時に声を上げる。
というか2人は知らなかったんかいっ!
という訳で今、俺は行きたくもない王城に向かって行くのだった。
簀巻で。
先日は大変すいませんでした。よく分かりませんが塾が終わったあと頭痛に襲われたためお休みさせていただきました。
その前の日と昨日については『Frontier of Nueva』という作品を投稿しました。
明日はもしかしたらラブコメを書くかもしれません。どんどん作品が増えてて大変です。
9月10日
『天然男子とクールな彼女』
投稿しました。中々面白い内容になっているはずなのでぜひ〜。
また明日はこっちを更新します




