ナノシアとアリス、最初の出会い*アリス視点
今回はナノシアとアリスの初遭遇の話を、アリス視点でお送りします。
昨日の話については、いくつか訂正しました。
私とナノシア様の出会いは、4歳のときでした。
ある日私は、お父様のお兄様がいるという公爵領に来ていたのです。
馬車からみたのは、普段とは違う街並みや普段とは違う服装。
それに心躍った私は一人で馬車を抜け出し街へと遊びにいきました。
しかし、少し暗い道の方へと入ってしまった私は、怖さで一人泣いていました。
すると怖い男の人たちに囲まれてしまい、私はどうすることも出来ずに捕まってしまいました。
怖い、助けてお父様!そう思ったときでした。
「ロリコンおじさんたち!彼女を離しなさい!」という高い声が聞こえました。
正直ロリコン?とやらはよく分かりませんでしたがそれでも助けに来てくれたことは分かりました。
そしてその人をみると、私より一回りほど小さかったのです。
危ない、この子じゃ助けられない。
そう思った私は男の子に逃げて。と言いました。
しかしそんなことはいざ知らず、怖い男の人たちはナイフを取り出して、逃げずに立っていた男の子に斬りかかりました。
私は思わず目を瞑ってしまいましたが少しするとガシャガシャガシャ!という大きな音と共がなり、私は少し浮遊したかと思うと柔らかくて温かい何かに抱えられていました。
ゆっくり目を開けるとそこには先ほどの男の子の顔がありました。
少しの間、凄くキレイな顔立ちと真っ白なお肌に思わず見惚れていましたが、とても恥ずかしい状況なことに気づいた私は「キャッ」と悲鳴を上げてしまいました。
すると、何故か少し申し訳なさそうな顔をした彼が私を立たせてくれました。
そして彼が『クリーン』と唱えると、私についていた汚れが全部取れていきました。
彼が魔法を使えるということに驚きましたが、それと同時に彼が私を助けてくれたことを理解して、とても胸がドキドキしました。
恥ずかしさで噛みながらも彼の名前を聞いた私はとても嬉しい気持ちになり、彼のことは「ナノシア様」とお呼びすることにしました。
彼は私のことをアリスと呼んで、それから彼が街を案内してくれることになりました。
何故彼がこんなところにいたのかと聞いたところ、どうやら『収納袋』なるものを買いに来ていたそうです。
凄く高価なものらしいのですが、私はワクワクで正直よく覚えていません。
そして、それからが驚きの連続でした。
串焼き、アルップアメ、アイスクリームなどの食べ物が食べられる屋台というお店。
最初は立ちながら食べるのはお行儀が悪いと思いましたが、ナノシア様や他の人たちが楽しそうに食べているのを見て私はすぐに慣れました。
他にも、怪しい露天商や体に火を纏って踊る
半裸の男、少し露出が激しい衣装で踊る女の人や大きな笛や太鼓で音を奏でている人たちなど、たくさんの人たちがいました。
初めてした経験は、凄く凄く楽しかったのです。
そして辺りが暗くなった頃、そろそろ帰らなきゃいけない時間になってしまって、悲しくなった私は思わず泣いてしまいました。
するとナノシア様が、ハンカチで私の涙を吹きながら、私にペンダントをくださいました。
どうやら、私が露天商でジッと見つめていたのを見てくださっていたそうです。
真ん中に茜色の宝石が入ったキレイなペンダントで、それを私の首にかけて頂いたときは泣きながら笑みを浮かべました。
それからお互いで手を触り合い、私は馬車のあったところへ向かったのでした。
そして私は6歳になり、お父様に内緒で公爵領へと遊びに行きました。
またナノシア様に会えることを望んでいたのですが、流石に会うことが出来ずに結局馬車で帰ることになりました。
途中で馬の悲鳴が聞こえ、慌てて外に出た私はいきなり後ろから押さえつけられて、紐で拘束されてしまいました。
凄く怖かったのですが必死に抵抗しようとしました。
しかし逆に相手の神経を逆なでしてしまったのか盗賊の一人が斬りかかろうとしてきました。
あぁ、私死んじゃうんだ。
もう一度ナノシア様に会いたかったなぁ。
そう思っていると、私に斬りかかっていた男が急に視界から消え、少し先で断末魔のようなものが聞こえました。
砂埃がはれて見えるようになった目に映ったのは、見覚えのある後ろ姿でした。
その後ろ姿に思わず私は「ナノシア様!」と声を出し、先ほどの衝撃できれていたロープを退けて、ナノシア様に抱きついたのです。
もう、一生離さないと思いながら………
明日…………リズムゲーをやりにいく。
どうもルナです。昨日ドロップアウトしていたため受けれなかったテストを今日無理やりやられて全8教科をやって白目になりました。
最近は時間が足りずに中々かけませんでしたが土日は頑張ろうと思います。
正直、内容はまだ考えてません。
これからもよろしくお願いしますです………