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1話 憧れ

僕の名前はジェイド5歳

「お母さん、お父さん、お兄ちゃん」

「あらぁ…ジェイド今日も元気ねぇ」

「僕、お母さんやお父さんやお兄ちゃんみたいな凄い職業を貰って立派な冒険者になるんだ!」

ちなみに母は《剣姫》父は《大賢者》兄は《聖騎士》だ。

「ジェイドなら絶対なれるよ兄さんは信じてるぞ!」

~5年後~

「ジェイド、準備出来たか?」

「ついに祝福の儀だな、準備出来たか?」

この世界では10歳になると祝福の儀を受ける。街から神父が年1回やって来て祝福を受けて職業を得られるのだ。

「準備?準備も何もただ神父様に祝福を受けに行くだけなんだから。」

そう言い僕達は家を出て神父の所に出かけた。

「次の者」

「僕だ」

「君の職業は....無職だ」

「過去にこんな事例はほとんどない。まさかこんなことが起こるなんて。」

家族一同「.......」

その日からジェイドは村のみんなにはバカにされ家族にすら見放された。

お母さんとお父さんは兄さんにだけ優しくするようになった。

僕に唯一優しくしてくれるの幼なじみのアリアだけだった。

「ジェイド、遊ぼう」

「今はそんな気分じゃない」

「いいから森に遊びに行くよ。ほら!」

こうして僕達は2人で森に遊びに出かけた。

「ところで森に来たけどなにするのさ?」

「それは着いてからのお・た・の・し・み」

「なんだよ焦らして」

「ほら着いたよ」

「……うわぁーきれーい」

着いたそこは一面花で埋め尽くされた花畑だったのだ。

「今日はジェイドに少しでも元気になってもらうためにここに連れてきたの、本当は私だけの秘密の場所だったんだけどね。これからは2人の秘密だね!」

「そっか、ありがとう。ちょっとは元気でたよ!」

「よかった、連れてきた甲斐があったよ」

「結構遊んで暗くなってきたしそろそろ帰ろうか」

「そうだね、ここら辺は結界の外だから夜になると魔物に出会う可能性が高くなるからね」

そのとき帰ろうとした2人の後ろからものすごい音がして大きなクマの魔物が現れたのだった。

僕はアリアだけは守らなきゃととっさに叫んだ。

「アリア、お前だけでも逃げろ!」

「何言ってるのジェイドあなたは無職でしょ私は一応剣士なのよ。残るなら私でしょ!」

「お前には職業があって未来があるだけど、僕は無職で未来がないから僕が時間を稼ぐべきだ。だから逃げろ!」

「でも......」

そうこうしてる間にクマの魔物が近くまで来ていて爪の攻撃をしてきてアリアを庇ってもうダメだと思った。そのとき…見知らぬ冒険者が現れて助けてくれたのだ。

「大丈夫?怪我はない?魔物は倒したからもう安心だよ」

突然の出来事で僕達は言葉が出なかった。

「君彼女のことを守ろうと必死になっていてカッコよかったよ。」

「でも僕は…何も出来なかった職業は無職だし…」

「君は強い、彼女を守ろうとしたこれからも強くなれる。じゃあ俺はもう行くね、もうこんな時間に出歩かないようにね。バイバイ」

「こんな僕でも強くなれるのかな」

「ジェイド…大丈夫だよ無職でも、努力すればきっとスキルを覚えたりステータスも上がったりするよ!きっと、多分、するはずだよ.....さっきのお兄さんだって言ってたじゃん」

「信憑性ゼロだな」

「とりあえずステータス見てみよ?」

Lv 3

職業 無職

体力 21

筋力 17

敏速 13

魔力 0

幸運 100

「やっぱり平均値より全然低い何故か幸運だけは高いけど」

10歳の平均値は

Lv 10

体力 55

筋力 30

敏速 35

魔力 50

幸運 20

「んー幸運以外平均値より低すぎて自信なんて持てないな」

「大丈夫明日から特訓始めよ?」

「分かったよ特訓してバカにしてきた村のみんなや家族を絶対見返しやる」

「ジェイドその意気だよ」

こうしてジェイドの特訓が始まるのであった。

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