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幕間 - side M -
「こちら、ミランダ・アルミス・ランディさんです」
「よろしくお願いしますわ」
紹介された職場は、条件に当てはまっていた。
新しく人間関係を築けて、信頼を得られ、アグーラへは近くてアルミスから少し距離のある場所。
そう、ここルメスは最適な町だった。
これからの"計画"に。
「……ジーニャ、横に並ぶなよ。体の貧相さが如実にぐはっ!」
「この一発で許されたと思わない方がいいです。次何か言ったら、ラウロがラウロとして存在する為に必要な物を失くしますよ」
「は、はい、すみません。というか、俺として存在する為の大切な物ってなに……」
「二人とも落ち着けよ。俺はカイト! よろしくな」
その様子に、私は口に手を当てて笑う。
「こちらこそ、お願いしますわ。ここは賑やかですわね」
「出来たての町だからね、これからミランダさんにも苦労かけると思うけど、よろしくお願いします」
苦笑しながら職員を見るルークさん。
仲の良いジーニャさんとラウロさん。
その二人に混ざるカイトさん。
精々仲良くするとしましょう。
私はあくまでも布石。今は駒の一部でしかない。
けれど、全てが終わったらきっと、あの場所に戻ってみせますわ。




